奈良県の建築家が日々思う設計事務所の家づくり日記、住まいの設計や住宅設計、注文住宅、注文建築、暮らしの事、収納の事

住宅の設計・リフォーム、暮らしのデザイン提案を家具や生活習慣まで丁寧に考えています。

採光や通風と同様に風景や立体的空間の構成価値を生み出す窓の採用と計画の仕方にも色々な設計デザインの価値観とテクニックが存在します、住み方と場所の価値を高める窓のイメージ。

2020年12月26日 | 家 住まい 間取り プラン

設計とデザインのチカラで

注文住宅独特の

暮らしの空間を上質に整えてみませんか?

やまぐち建築設計室ホームページ 

※窓のサイズとカタチを見たい風景(庭)と連動させて設計

 

よく考えられた家を建てると

暮らしが楽しくなる・・・・・。

 

注文住宅では、

オーダーメイドだからこそ

考える範囲を丁寧に深く意識

しておきたいことが沢山あります。

 

オーダーメイドだからこそ

見落とされがちな範囲・・・・・。

 

設計できる範囲として

窓の大きさや

配置(レイアウト)についても、

自由すぎるが故に

どのようにするのが

正解なのかよく分かりませんよね。

 

セオリー的には

北側の窓を小さくしよう

というふうになりがちですが、

逆に北側の窓に

フォーカスして

窓について考えてみることも大切。

 

建てる場所や道路の向き、

建物単体ではなくて

暮らし方と間取りとインテリア

そして窓が持つ魅力と役目を

再認識しながら・・・・・。

 

北側の窓をなぜ小さくするのか?

 

窓を設計する際に、

南の窓はなるべく大きく

その他は小さくなんて事を

聞いたことはないでしょうか?。

 

なぜ南の窓は大きく、

その他は小さいのか?

それにはちゃんとした理由があります。

 

南の窓は冬場の

寒いときは日光を取り込み、

夏場の暑いときは

日光を遮蔽するという

作業が簡単な為に、

南の窓は大きい方が便利なのです。

 

逆に、東は朝日が、

西は夕日の日光がきつく

遮蔽することが難しくなっています。

 

一方で北側はというと

直射日光が当たることがないため、

冬は寒いのです。

 

断熱の面だけを考えると

北の窓はむしろ必要ないのです。

 

でも北側の窓は

工夫次第で活躍の場を

拡張する事ができますよ。

 

セオリーにしたがって

北側の窓は最小限にしようと、

考える設計者や住まい手さんも

少なくはありません・・・・・。

 

でも、北側の窓は

大きくしても工夫次第で

家に新鮮な雰囲気をもたらしてくれます。

 

北窓は他の窓とは違い

窓から入ってくる光の量の

変化が少ないのが特徴・・・・・。

 

そとからの光の量が

時間帯によって変化する窓も

躍動的で魅力的ですが、

北側の窓から得られる光には

一種の安定感があります。

 

その安定した光を利用して

室内への採光計画をすることで、

照明だけを頼らずに

設計とデザインの工夫次第で

温かみの雰囲気の

ある明るい空間を

生み出す事も可能になりますから。

 

日光を遮蔽する必要がない

北側の欠点とも思われがちな、

直射日光が差し込まないという性質は

実は使い方次第で利点になりうるのです。

 

直射日光は時に、

まぶしすぎて不快に

感じることがあります・・・・・。

 

そのため、北側以外では

日光を遮蔽する必要がありますが、

北側の窓では逆にその必要が少なくなります。

 

また、もう少し明るい部屋にしたい

という場合には

天窓(トップライト)を計画する

手法もあります・・・・・。

 

南側に天窓をつけようものなら、

暑くて仕方がありませんが

北側での天窓は直射日光が

入ることは少ないため

快適な光を、

ある意味容易に

取り入れることができます。

 

そして・・・北側も、

南側と同じように

窓をしっかりつけることで

家全体の風通しが良くなります。

 

また、風通しが良くなれば、

家全体に新鮮な空気を

入れ込むことができるだけでなく、

こもりがちな湿気を

リフレッシュすることもできるため

防カビ対策にもなります。

 

一般的には小さくされがちな

北側の窓ですが、

うまく使えば「あたたかみ」のある

気持ちの良い空間を

生み出す事ができます。

 

それと同時に「風景を取り込む額縁」としての

使い方も創造力と想像力次第で

暮らしの時間を楽しむ価値が

随分変わりますよ・・・・・・。

 

住み方のデザインは

人生を変えますよね、

劇的に・・・・・。

 

良い意味で暮らしに影響がある

そんな場所にデザインして

設計で整えるように・・・・・。

 

Produce Your Dream>>>>>

建て主目線+αの提案・・・・・。

明日の暮らしを設計する

建築と住まいとその暮らしを豊かに

URL(ホームページ)

http://www.y-kenchiku.jp/

<<<Yamaguchi Architect Office


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