奈良県の建築家が日々思う設計事務所の家づくり日記、住まいの設計や住宅設計、注文住宅、注文建築、暮らしの事、収納の事

住宅の設計・リフォーム、暮らしのデザイン提案を家具や生活習慣まで丁寧に考えています。

間取りと暮らしの質的な向上と付加価値、設計デザインの感度で変化する過ごし方の心地よさ、間取りからの上質な暮らしの基準をイメージする事の大切さ、人の動き方と日常生活の動線が持つ意味。

2022年10月14日 | 家 住まい 間取り プラン

人生の潤いを生み出す暮らしの空間を

設計デザインのチカラで・・・・・。

やまぐち建築設計室ホームページ 

 

※生活習慣を間取りの中に・朝の散歩後に朝風呂後直ぐに着替えて出勤の動線と日常的な着替え動線の兼用

 

よく考えられた場所は

人の思考や人生に

程よく寄り添います。

 

間取りの基本構成を考える際に

大切な要素となる

生活空間全体での人の動き・・・・・。

 

動線計画の考え方について。

 

動線とは、

家の中を移動する

人の動きを示す線のことです。

 

では、動線計画を決めるのは何のために?

 

それは「間取り」と「暮らし方」にも

大きく関係するからです。

 

間取りは単純に見れば、

部屋と部屋を

つなぎ合わせた部屋割りです。

 

でものの部屋を使う際の

人の移動や使い方、

過ごす時間的な配分が

きちんと設計を

されているのか?

それともされていないのか?

それによって

間取りの中での充実にも

大きな質的な差が生まれます。

 

良い意味での差なのか

それとも悪い意味での差となるのか?

 

暮らしの中身と生活の理を

きちんとデザインとして

設計に反映する事が可能な

意識のくみ取りが成されているのか?

 

この差は暮らし始めて

意識の違いが随分生まれますから。

 

では基本構成として

動線にはどんな振り別けや意図

ひも解く為の原点があるのか?

というところですが・・・・・。

 

多くの方は、

動線の距離を短くして

移動距離を短くすると

良いと考えるかと思います。

 

でも・・・動線計画には

単に移動距離を

短くする考え方だけでなく、

動線の種類分けをして考える必要があります。

 

1つ目は、家事動線で

調理や掃除、

洗濯といった家事に関した

動きを表す動線。

 

この動線計画は、

家事のやりやすさを決めるものです。

 

例えば、洗濯に関する家事動線には

一連の流れとして「洗う、干す、乾かす」があります。

 

この流れをする時に

洗濯機と干す場所との連動性を

家事の癖や生活スタイル

家事の得意不得意分野での差を基本に

紐解きながら、

配置する位置関係を考えます。

 

2つ目は、衛生動線で

トイレやお風呂場などの

衛生面に関した動きを表す動線。

 

例えば、寝室とトイレの位置を

近くすることで

夜に目が覚めて出来る限りの不便を無くす。

 

また、来客があった時に

浴室を使う家族と

ゲストが居合わせないような

動線を考える・・・・等。

 

3つ目は、一部衛生動線と被る来客動線で

来客時にゲストの移動に関した

動きを表す動線。

 

主に、玄関と客間をつなぐ

距離感や移動の範囲考えることで、

家族とゲストが居合わせるのか

そうではないのかを振り別けます。

 

4つ目は、通勤動線で

朝起きてから通学、

通勤などの家族の動きを表す動線。

 

朝の時間がない時は

洗面所やトイレなどの

行き来がしやすくして

スムーズに朝の準備を

しやすいような動線を・・・・・。

 

あくまでも一般的と思われる

動線の種類と考慮すべき

範囲の目安としての動線計画ですが、

そこに加えて「暮らしの価値観」や

生活の文化により

種類分けや動線が持つ意味も

変わってきます。

 

効率化だけではない

あえて「複雑化」・「煩雑化」

させたほうがよい動線計画も

暮らし方によっては存在します。

 

移動距離を増やす事にるメリットや

質的な向上が

見込まれるケースもありますから。

 

優先すべき暮らしの価値は

何処に存在しているのか?

 

動線計画で

考えるべきポイントは

何処に存在しているのか?

 

効率化が暮らしの

豊かさを生み出すのか、

それともそうではないのか?

 

様々な暮らしの上質と

常識のラインは

家族にとって、

過ごす人にとって

どんな意味を持つのか?

 

コモンな空間も

パーソナルな範囲も

丁寧に意識しながら

暮らしの趣を提案。

 

愉しみと価値を生み出す

空間デザインが持つ

魅力を味わう場所の意味を

丁寧に考えてみませんか?。

 

◼️設計デザインの問い合わせ
ご相談・ご質問・ご依頼等は
やまぐち建築設計室
オフィシャルホームページ

お問い合わせフォームから
お申し込みください。
----------------------------------------------
やまぐち建築設計室
建築家 山口哲央
https://www.y-kenchiku.jp/
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