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で、いきなり一手30秒の時間内で、闘いが始まり、今度は、先手が山川君となり、後手が本川君となった。早くから角を交換し、2度とも中飛車を使う本川君に対して、終盤に終始優勢気味の山川君が、35回の名人となった。彼は、昨年も、準優勝して、招待選手として、今回参加し、見事、優勝したのだ。
優勝インタビューで、山川君は、目を輝かして、「(解説していた竜王名人の)渡辺さんの様な棋士になって将来活躍したい。」と言った。
闘いを見ていて、とても感心したのは、している時に両者の姿勢がとてもいい。両者ともに、背筋をしっかり伸ばして、ポーカーフェイスって感じで闘っていた。
小さい時に、こんな感じで闘ったり、順位を付けたりすることに否定的な意見もあるが、この勝負では、年齢も、学歴も、関係ない。実力のみだ。先を読んで指すことは、脳の発達の面でもいい訓練になると思われる。
私も、小学生の時には、将棋に、中学生の時には、将棋と囲碁に、高校の時には、囲碁に夢中になっていた。
日本の文化が世界から注目されている時代、「将棋」や「茶道」や「能」が、小学生の時から、何らかの形で、学校に取り入れられればいいなあと思っているのだが。