何を見ても何かを思い出す

He who laughs last laughs best

ワンコのお告げは樹の上から②

2023-10-10 10:11:01 | 

毎年夏野菜を作り続けてきたが、なぜか茄子はまったく上手くできず、例年は三つの苗から握りこぶしにも満たないものが5本ずつ収穫できるのがやっとだった。

が、今年はなぜか茄子が豊作で、ひと夏ほとんど茄子を買わなくても良いほど立派なものが次から次へと収穫できた。そのかわりというのも変だが、ずっと大豊作でご近所さんへお裾分けしてもまだ余り次の収穫まで冷凍庫でトマトソースを供給し続けてくれてきたトマトがサッパリだった。収穫する前に暑さにやられ実がパックリと割れてしまうトマトを見ては、地球沸騰化を実感していたのだが、それでは何故に茄子が豊作なのかは、未だに謎。

謎ながら、今も美味しい秋茄子をぬか漬けにして、楽しんでいる。

 

そんな夏野菜の異変に驚いていた頃に読んだ「青と赤のエスキース」(青山美智子)で思いだし再読したのが、「猫のお告げは樹の下で」(青山美智子)だった。

本書には個人的に興味を持つフレーズが何度もあったので、ワンコがなぜ「猫」に姿を変えてお告げしてくれるのかは謎のままだが、直球でないお告げがかえって考える切っ掛けをくれたような気がしなくもないかもしれないかもしれない。

どうして諦めきれない夢があった。
そのために何もかも犠牲にしてもよい(実際かなりのものを犠牲にし、かなりの迷惑を家族にもかけてきた)夢があった。
それが、どうしても避けられない要請があり、不承不承 今だけ 人助けだと思い、と自分を宥めながら取り組んだ事が思いのほか面白く、気がつけば忙殺される日々をけっこう楽しく過ごしていた。
どこかに潜む、何か違うのではないか?という声を聴こえないふりをしながら。

そんな毎日に立ち止まって考える切っ掛けを、青山氏の二作はくれたのかもしれない。

『人生は何度でもあるって、そう思うの。
 どこからでも、どんなふうにでも、新しく始めることができるって。そっちの考え方の方が好き』
『ただ、人生は何度でもあるけど、それを経験できるこの体はひとつしかないのよね。
 だから、なるべく長持ちさせなきゃ』(『 』「青と赤のエスキース」より)

青臭い夢と現実の生活に折り合いをつけないといけないと思いながらグズグズしている中年男女の、青臭い夢の始まりからその途中を描く「青と赤のエスキース」

 

誰にでもありがちな、小さいけれど刺さって取れない棘のようなものに心痛める人に告げらる猫の一言、そしてそこから悟っていく人々の言葉に気づきをもらえる、「猫のお告げは樹の下で」

<自分のいるところが真ん中。
 自分が本当に思うことが真ん中。
 自分の中の真ん中。
 そこがこの世界の真ん中だ>

<僕はずっと、どこへ行けばいいのかわからないって思っていた。
 何を選べばいいのか、何を決めればいいのか。
 先にある終着点だけを探していた。
 でも、それよりも前に、もっと分かっていないことがあった。
 まず知るべきは、目的地じゃない。
 現在地だったんだーーーー。>

 

色んなものを忘れ、終着点にも現在地にも関心をもたずただただ齷齪頑張っている(つもり)の私に、今までの道これからの道を考える、ということに気づかせてくれ、そのうえで、自分のいるところが真ん中、という言葉をくれた猫のお告げの本をお告げしてくれたワンコ

ワンコに感謝、だよ 

ワンコ


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ワンコのお告げは樹の上から①

2023-10-10 10:10:00 | 

かなり長い間、自分のブログにもかかわらず見ることもできないでいた。
忙しいのを言い訳にするのは自分の無能をさらけ出すようで嫌なのだが、忙しい。
そのせいもあり、ワンコのお告げの本を読めない月もあるが、今年も残すところ三カ月になってしまったので、少しばかり振り返っておこうと思う。

三月末から四月はじめ、毎朝心地よいリズムで目覚めていた。
はじめはそれが何の音か分からなかったのだが、ある日庭に出ると、ワンコの木から一羽の鳥が飛び立った。
キツツキだった。
見れば、きれいな穴を掘りつつある。

キツツキが住宅街にいることには驚いたし、キツツキが選ぶのは弱っている木や枯れかけた木らしいのでショックでもあったが、キツツキがそこで子育てし新しい命が育まれるならワンコも喜ぶだろうと、日ごとに綺麗な穴が大きくなっていくのを楽しみにしていた。

そんな頃にワンコがお告げしてくれた本が、なんと「猫のお告げは樹の下で」(青山美智子)だった。

青山美美智子氏の本を読んだことがなかったし、神社の樹の下でお告げされるなら狛犬もいるだけに「なんで犬のお告げでないのだろう」、ましてワンコの木に巣穴ができつつある今なぜに?などと思いながら、読み始めた。
本の帯のあらすじ紹介より
『失恋のショックから立ち直れないミハルは、ふと立ち寄った神社で、お尻に星のマークがついた猫―ミクジから「ニシムキ」と書かれたタラヨウの葉っぱを授かる。宮司さんから「その“お告げ”を大事にした方が良いですよ」と言われたミハルは、「西向き」のマンションを買った少し苦手なおばの家を訪れるが…。中学生の娘と仲良くなりたい父親。なりたいものが分からない就活生。家族をないがしろにした後悔する頑固おやじ。転校先でクラスに馴染めない男の子。20年来の夢を諦めるべきか迷う主婦。自分のしたいことに臆病になった占い師。なんでもない言葉をきっかけに、思い悩む人たちの世界がガラッと変わっていく―。猫のお告げが導く、7つのやさしい物語。』

本書の七編の小説の所々にでてくるフレーズから、ワンコが本書を強く推しているのを感じ読んでいたのだが、実は途中で放棄してしまった。
その理由が、これだ。

毎日毎日せっせと我が家の庭に通っては、文字通りコツコツ巣穴を作っていたのに、ある時を境に、朝の目覚めのツンツクが聞こえなくなった。
家人が注意深く見ていると、キツツキは電線や隣家の庭木からワンコの木を伺っているのだが、それでもワンコの木に近づこうとしない。
不思議に思っていると、ある休日その理由が分かった。
久しぶりにワンコの木にとまったキツツキめがけて、やせ細った白い猫が襲い掛かろうとしたのだ。
あっという間に木に登り飛びかかろうとした白猫から間一髪のところで逃げたキツツキは、もう二度と我が家へ巣穴を作りに来ることはなかった。

最近では野良猫を見かけることは少なくなったが、それでも時々我が物顔に庭をうろつく、猫。
キツツキに襲い掛かろうとした、猫。

子供の頃に大切に育てていたカナリアが猫にやられたことも思い出し、猫のお告げを読む気が完全に失せてしまった。

そうして放置して、作者の名前も忘れてしまった頃、またワンコがお告げしてくれたのが、8月のお告げ本「青と赤のエスキース」(青山美知子)だった。
自分のテリトリー的な本ではないが、なぜか何度か読み返してしまうのは、共感できる言葉が所々にあるからか、そんな言葉に共感する年齢になったからか。

『人生は何度でもあるって、そう思うの。
 どこからでも、どんなふうにでも、新しく始めることができるって。そっちの考え方の方が好き』
『ただ、人生は何度でもあるけど、それを経験できるこの体はひとつしかないのよね。
 だから、なるべく長持ちさせなきゃ』(『 』「青と赤のエスキース」より)

不思議な本だと思いながら表紙を見ていて気が付いた、あの時の本の作者だと。

そうして再度、「猫のお告げは樹の下で」を手に取った。

つづく、たぶん


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世界を股にかけるけったいな人

2023-05-06 19:42:42 | 

普段しんどい大変と愚痴ってばかりのくせに、いざ連休になると、家の掃除しか思いつかないというのは ちと悲しい。
とはいえ、このところすっかりご無沙汰だった図書館でゆっくり過ごすことができたのは有難い。
そこで面白いというか懐かしい響きの本を見つけた。

私の大学生活は、湊かなえ氏の云うところの「祭りの後 世代」(「山猫珈琲」(湊かなえ)より)だった。
それまでのバブルが嘘のように急激に日本経済が冷え切っていくのを様々な局面で実感する日々ではあったが、それでも、まだ多少のバブリーな余韻はあり、(当時猫も杓子も着ていた)ラルフローレンのポロシャツや ソバージュにブランド物のバッグで身をやつした(今でいうところの)チャラい学生が違和感なく町にはいた。

だから、毎朝通学電車で出会う女子学生は目立っていた、と思う。
通勤通学電車、特に朝のラッシュ時は、乗る時刻も駆け込むドアも固定されてくるので、毎朝電車で乗り合わせるのは、同じ面子になる。

そこにいつも、艶やかなストレートの黒髪をゆるく三つ編みにし、真っ白なブラウスに紺のジャンパースカートを清楚に着こなし、地味な帆布の鞄をもった女学生がいた。
それは、すし詰めの電車に揺られる疲れたおじ様方にとって一幅の清涼剤のような存在だったと思う。

ある時、私の前にその女学生が立った。
普段は一人で乗っている女学生だが、その日は珍しく友人と一緒で、なにやらヒソヒソ話している。

三つ編み女学生「どっちの子供か分からない。どうしたらいいと思う?」
其処ら中で、、、、息を飲むのが感じられたし、その女学生たちの半径2メートルくらいの人間が皆、一斉に耳をそばだてた(と確信している。因みに、私を含め彼女の前に座っていた人間は皆思わず顔をあげ、女学生を見てしまった)

友人「同時に何人もと付き合うとそういうことってよく起こるよね。どっちでもいいけど、お金・頭・将来性の有利な方にあなたの子ができた、と言うべきだよ。あっ、でも、もし産むことになったら、血液型が問題か・・・」と。

すると、三つ編み女学生は密やかな声でしかし自信に満ちた表情で、こう言った。
「そこは大丈夫。いつもちゃんと気をつけてるから。同時に何人かと付き合う時は血液占いを装って、まず血液型を訊くことにしてるの」
「ルックスがいい今一番好きな人を選ぶか、顔はいまいち趣味ではないけれど内定先がよい人を選ぶか?このところ悩んでいたの。○○ちゃんに相談して良かった。今のルックスより将来の出世よね。今日は朝からスッキリしたわ」と、晴れやかに言いながら電車を降りて行った。

残された乗客は、特に男性陣は、一様に摩訶不思議な呆然とした表情を浮かべた顔をしばし見合わせ、そうしてまた下を向いた。

最近は皆 電車に乗るなりスマホを見るか音楽を聴いて自分の世界に入り込んでしまうので、あまり見かけることはなくなったが、当時は通勤通学電車に揺られていると、オカシな人や面白い光景によく出くわした。
そして、そのオカシな人や面白い光景を、夕食のとき話のネタにするのが私の常だった。

ある時母が、「電車で見聞きしたことを本にすると面白い一冊ができるわね。タイトルは「けったいな人々」がいいじゃない?」というので、大笑いしたことがある。

それに似たタイトルを、連休中の図書館で見かけた。

「けったいな人たち」(藤本義一)
説明書きには、『けったいな人、けったいな事と思うのは周囲の人々の判断であり、当の本人は自分がけったいな人とは思っていない。彼らは生き方に信念を持ち続ける情熱家であり哲学者なのでなないか』とある。

確かに、二股ならぬタコ股をかけ、そのなかの一番有望株をお腹の子の父にしようなどと朝っぱらの電車で相談するような’’けったいな人’’は、自分がけったいなどとは思ってはいないだろう。
誰を傷つけようと、真実が何であろうと、人から後ろ指を指されようと、上昇あるのみ!

どうりで日本がけったいになってしまったわけだ、としみじみ感じ入っている2023年5月6日である。

 

 

 

 

 

 

あの当時そこかしこにいた’’けったいな人たち’’が今まさに世界を股にかけ(彼女らにとって努力とはまさに、またのしたのくそぢから、なのだから)伸し上がり練り歩いている。
兄一家を蔑ろにし、旦那を篭絡したのと同じ手口で舅姑に取り入り兄嫁をいびり倒し、内孫を放り出す策を練る一方で我が子は村一番のガッコウへねじ込み、日々 母屋と跡目を乗っ取るために権謀術数の限りを尽くす。
そのやり口が近所中の軽蔑と嘲笑の対象になろうとも、隣村の村長さんのお披露目には、呼ばれもしないのに、兄一家を押込にしてまで、出かけていく。

こんな日本に誰がした、と嘆いている2023年の連休である。


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ポラリス 応援、変わらないもの

2023-03-20 09:51:25 | 

ワンコが天上界の住犬になって7年と2カ月
最近ではすっかりお告げの本のご報告もできずにゴメンよ ワンコ
本のご報告がここでできないだけでなく、最近では備忘録ノートにも記載できてないのだけど、
お告げ本だけはしっかり読んで、ワンコの慧眼に恐れ入っているんだよ


この冬寒さが一番厳しい朝 突然花開いたガーベラ
花言葉 辛抱強さ 常に前進

 

ワンコがお告げしてくれた(確定死刑囚の友人の無実を証明するため奔走する教誨師を描く)「死にゆく者への祈り」(中山七理)を読んだ直後に、
法務大臣の「死刑執行のハンコを押すくらいしかニュースにならない」という発言が炎上したり、
宗教について考えさせられる「聖域」(篠田節子)や怪しげな新興宗教を描いた「ラスプーチンの庭」(中山七理)を読んだ直後に、
元総理が狂信的信仰の被害者の凶弾に倒れたり

又これは数年前から時々お告げしてくれているシリーズでもあるけれど、
中山七理氏の臓器移植問題関連を読んでいるなかで、「臓器売買疑惑、患者が移植仲介NPOを提訴…費用返還など3000万円支払い求める」(読売新聞2023・1・29)が問題になったり

ワンコのお告げしてくれた本を読んでいると、それについての問題がニュースになることが多いので、
報告書は書けてないけれど、ちゃんと読んでいるんだよ ワンコ

で、今月のお告げ本

「暗号のポラリス」(中山智幸)
難読症の少年が自分のポラリスを探して旅に出るお話なのだけど…
お話しそのものにはあまり心動かされなかったのだけど、本文にもある(帯にも引用されている)言葉はとても印象に残ったんだよ

「まずは見晴らしのいいところに立つんだ。
 未来まで見渡せそうな、胸のすく場所へ行け。
 そこで自分の北極星を決めるんだ」(「暗号のポラリス」より引用)

 


春の気配を感じさせる頃咲く黄梅
花言葉は期待

 

ねぇワンコ
見晴らしのいいところとか、未来まで見渡せそうな胸のすく場所っていうと、
私にとっては、ワンコのお山のてっぺんかな
ワンコのお山のてっぺんから広がる世界は、
美しさと同時に人が歩むことの厳しさも教えてくれるから、其処こそが私にとっては
ワンコと同じくポラリスだよ

当初の自分の目指していた生き方とはかなりズレてしまったね
それを寂しく思うことはやっぱり今でもあるけれど
私のなかのポラリスは意外なかたちで叶っているかもしれないとも思うんだよ

ポラリス
頑張る人を応援すること

しんどいけれどね
理想があるから、
頑張れば頑張るほど、次のステージが見えてきて、
しんどいけれどね
二階級特進なみの部署って、わたしゃ生きてるよ
それなみに頑張れということか
しんどいけどね
あの秋ワンコと見つめた星を思い、ワンコの優しいまなざしを胸に頑張るよ
ワンコ

 

あと一月になってまだ揉めている。このドタバタには既視感がある。風車の国の王様は明確に日を継ぐ方を招いているのに、違う輩をねじ込もうとするから質が悪かった。あの時のRおじさんの対応は良かったけれど、しゃもじには定観がないからどうしよもない。
ふと気になってアリスの国とのお友達クラブはどうなっているのかと調べると、こんな記事が見つかった。「三笠宮家の彬子さま、日英協会の名誉総裁に就任」(読売テレビ2022/3/1(火) 0:00配信)
唯一のお姫様から将来のお立場を奪った妊娠やらそのお子の盗作と進学問題までアリスの国では大々的に報道されているという。それならば面白おかしく取り沙汰される人は避け、日の国唯一の姫と日の国&アリスお友達クラブの姫にご訪問して頂くというのは如何だろうか。


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祈りの旅 静かな山 ③

2022-08-28 11:09:04 | 

ワンコお告げ本は読みながらも、何カ月もそのご報告ができないままでいる。それをタイムマジックを使って何とかするには、もう時間がたちすぎているので、数か月分のお告げ本をアトランダムに記録しておく。

                            令和4年 夏

無理が効かなくなってきたという体力的な問題もあるし、こうありたいと願う姿と自分にできる能力容量の問題の乖離が心苦しいというのもあるし、世間で起こってくる色々様々を見ていると どうせロクな時代はこないという諦観と、あれこれ思いはゴチャゴチャになり、すべきことをする以外の時間的余裕も気力も湧いてこなかった。

もうかなり長い間、そんな思いを引きづっている。
そんな私にワンコが届けた一冊が、この本だ。

「ミカエルの鼓動」(柚木裕子)

本書は、大学病院で繰り広げられる、手術ロボット「ミカエル」を用いる最先端医療派と従来の術式の精度をあげることに拘る派の争いを通して、医療のあり方を問う物語だ。
幸いなことに本書の両派のトップは、最終的には自分の手法に拘泥せず患者優先の道を選ぶので読後感は悪くはないが、世の中そうそう良識をもった常識人ばかりではなく、しょーもない面子に拘り二者択一の両極端に走ったり、第三者的立場で俯瞰的にものをみることが出来ずに極端に走ったり、そうして両極端に割れさせておいて漁夫の利を決め込んでいる質の悪いのが蔓延ったりしているので、お手上げだ。そういえば最近は(コロナ全数把握などで)、100を目指してやっていながら60くらいで限界を訴え、あるべき目盛りを0にしようとする極端派も出てきている。

 

あまり不満ばかり書いていても仕方ないので、本書の印象に残った言葉を記しておこうと思う。

仏頂面ばかりしている医師に、「患者が笑っているのに健康な医師が笑わないのはなぜだ。あんたが抱えている悩みなんか、病を患っている俺からすれば些細なことだ。そんなもん猫にやっちまえ」と言う。ここまでは、まぁありきたりだが、続く言葉が唐突なだけに、印象に残った。(『 』「ミカエルの鼓動」より引用)


「山に登れば答えが見つかるー」

「先のことはそのとき考えればいい。いまは目の前にあることをするだけだ」

この言葉も胸に上高地に向かったが、答えが見つからなかったのは、上高地の地べたを歩いていただけで山に登らなかったからか?

そもそも何の答えを求めていたのかも分からないほど混沌としているような気もするが、今は「いまは目の前にあることをするだけだ」を胸に頑張ってみようと思っている。



活火山の焼岳は先月まで入山規制がかかっていた
自然は厳しいが、生きているから美しいのだと思う


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