「ワンコの小夜曲 その壱」より
今月のワンコの日は、ワンコが「我が主様」の住犬になってちょうど三年目だったから特別だったのに、
ワンコの日にお手紙を書いたきり、尻切れトンボになっていてゴメンね ワンコ
晩秋以降、忙しいだけでなく、後輩の移動や豹変に心細くなったり落ち込んだりしていたし、
目指すべき方向性も見失いかけていたけれど、
ワンコが読書を強制してくれたおかげで、心が一息ついたのかな
関係が悪化していた後輩と話し合い、一致点が見出せたし、
長いスパンで応援することも思い出すことができ、本当に有難かったよ
ありがとうね ワンコ
仏壇の横に、ワンコの飴と共に鎮座させておくという手段をとってまで勧めてくれた本は、
ワンコお勧めの本としては、意外な題名だったよ
「黒猫の小夜曲 セレナーデ」(知念実希人)
「黒猫の小夜曲」背表紙のあらすじ紹介文より
黒毛艶やかな猫として、死神クロは地上に降り立った。町に漂う地縛霊らを救うのだ。記憶喪失の魂、遺した妻に寄り添う夫の魂、殺人犯を追いながら死んだ刑事の魂。クロは地縛霊となった彼らの生前の未練を解消すべく奮闘するが、数々の死の背景に、とある製薬会社が影を落としていることに気づいて――。迷える人間たちを癒し導く、感動のハートフル・ミステリー。
本書は、「優しい死神の飼い方」(知念実希人)で大活躍したレオ君シリーズの続編だね
(参照、「我が主様 ワンコ」)
本書は発売から日が経っていないミステリーなので、詳細を書くことは控えるけれど、
「優しい死神の飼い方」のレオ君 同様、本書の黒猫のクロは、「我が主様」の御遣いなんだよ
本書でクロが救おうとするのは、殺人事件の関係者の魂だから、強烈にこの世に未練を残しているのだけれど、
地縛霊としてしつこく現世を彷徨うのは、恨みという感情よりも、未練や後悔だというのだよ
仕事を全うできなかった者の、意味のある人生だったのだろうか、という思いや、
自分が存在する(した)理由が分からない、という不安に、
クロは答えていくんだよ (『 』「黒猫の小夜曲」より)
『誰もが人生で、満足した結果を得られるってわけじゃない。
ただそれでも、何かを遺せればいいんじゃないかな?』
『自分の代で花が咲かなかったとしても、種を植えることが大切なんだよ。
そうしたら、次の世代が水をやり、芽を育て、そしていつかは花をつけることができる。
人間っていう生物は、そうやって命をつないできたんだよ。』
『人間は最初からなにかのために存在しているわけではない。
与えられた短い一生の中で、自らの存在理由を必死に探していかなければならないのだ。』
ねぇ ワンコ
人間は何かの役割をもって生まれてくるわけではないし、
これだと思い定めて頑張ったとしても、満足した結果を得られることばかりでもない、
そんな人間が、
最期の時に「意味のない人生だった」「無為に過ごした」と後悔せずに「我が主様」のところへ旅立つには、
必死で生きるしかないのだと、クロは言うのだよ
『君たち個人個人がすべきことは、与えられた時間を必死に悔いなく生きることなんだと思うよ。
そして次のジェネレーションの誰かが、その想いを繋いでいってくれる。
そうなれば、その人生にはきっと意味があったことになるんだろうね』
『肉体は朽ちる。いつかは命を失う。それは君だけでなく、すべての人間の運命だ。
そしていつ「最後の刻」が来るのかは、人間には分からない。』
『だからこそ、人間はその限られた時間の中を必死に生きるべきなんだよ。
いつ「その刻」を迎えてもいいいように』
ねぇワンコ
「優しい死神の飼い方」のゴールデンレトリバーのレオ君や、本書の黒猫クロは、
言霊を飛ばして、人の魂と直接会話するだろう
その会話を読んでいると、ワンコを感じるんだよ
うまく言えないんだけどね、
最近ほんとうにワンコを身近に感じるんだよ
ワンコが言霊を飛ばして話しかけてくれていると確信できるんだよ
その叱咤激励に、どれほど救われていることか
・・・来月は、心から信頼し頼っていた右腕とも云える後輩が移動してしまうから、
またまた愚痴っぽくなるし、忙しさに心を失くしてしまうと思うので、
強制読書ビタミンをお願いするね ワンコ
またね ワンコ
今月のワンコの日は、ワンコが「我が主様」の住犬になってちょうど三年目だったから特別だったのに、
ワンコの日にお手紙を書いたきり、尻切れトンボになっていてゴメンね ワンコ
晩秋以降、忙しいだけでなく、後輩の移動や豹変に心細くなったり落ち込んだりしていたし、
目指すべき方向性も見失いかけていたけれど、
ワンコが読書を強制してくれたおかげで、心が一息ついたのかな
関係が悪化していた後輩と話し合い、一致点が見出せたし、
長いスパンで応援することも思い出すことができ、本当に有難かったよ
ありがとうね ワンコ
仏壇の横に、ワンコの飴と共に鎮座させておくという手段をとってまで勧めてくれた本は、
ワンコお勧めの本としては、意外な題名だったよ
「黒猫の小夜曲 セレナーデ」(知念実希人)
「黒猫の小夜曲」背表紙のあらすじ紹介文より
黒毛艶やかな猫として、死神クロは地上に降り立った。町に漂う地縛霊らを救うのだ。記憶喪失の魂、遺した妻に寄り添う夫の魂、殺人犯を追いながら死んだ刑事の魂。クロは地縛霊となった彼らの生前の未練を解消すべく奮闘するが、数々の死の背景に、とある製薬会社が影を落としていることに気づいて――。迷える人間たちを癒し導く、感動のハートフル・ミステリー。
本書は、「優しい死神の飼い方」(知念実希人)で大活躍したレオ君シリーズの続編だね
(参照、「我が主様 ワンコ」)
本書は発売から日が経っていないミステリーなので、詳細を書くことは控えるけれど、
「優しい死神の飼い方」のレオ君 同様、本書の黒猫のクロは、「我が主様」の御遣いなんだよ
本書でクロが救おうとするのは、殺人事件の関係者の魂だから、強烈にこの世に未練を残しているのだけれど、
地縛霊としてしつこく現世を彷徨うのは、恨みという感情よりも、未練や後悔だというのだよ
仕事を全うできなかった者の、意味のある人生だったのだろうか、という思いや、
自分が存在する(した)理由が分からない、という不安に、
クロは答えていくんだよ (『 』「黒猫の小夜曲」より)
『誰もが人生で、満足した結果を得られるってわけじゃない。
ただそれでも、何かを遺せればいいんじゃないかな?』
『自分の代で花が咲かなかったとしても、種を植えることが大切なんだよ。
そうしたら、次の世代が水をやり、芽を育て、そしていつかは花をつけることができる。
人間っていう生物は、そうやって命をつないできたんだよ。』
『人間は最初からなにかのために存在しているわけではない。
与えられた短い一生の中で、自らの存在理由を必死に探していかなければならないのだ。』
ねぇ ワンコ
人間は何かの役割をもって生まれてくるわけではないし、
これだと思い定めて頑張ったとしても、満足した結果を得られることばかりでもない、
そんな人間が、
最期の時に「意味のない人生だった」「無為に過ごした」と後悔せずに「我が主様」のところへ旅立つには、
必死で生きるしかないのだと、クロは言うのだよ
『君たち個人個人がすべきことは、与えられた時間を必死に悔いなく生きることなんだと思うよ。
そして次のジェネレーションの誰かが、その想いを繋いでいってくれる。
そうなれば、その人生にはきっと意味があったことになるんだろうね』
『肉体は朽ちる。いつかは命を失う。それは君だけでなく、すべての人間の運命だ。
そしていつ「最後の刻」が来るのかは、人間には分からない。』
『だからこそ、人間はその限られた時間の中を必死に生きるべきなんだよ。
いつ「その刻」を迎えてもいいいように』
ねぇワンコ
「優しい死神の飼い方」のゴールデンレトリバーのレオ君や、本書の黒猫クロは、
言霊を飛ばして、人の魂と直接会話するだろう
その会話を読んでいると、ワンコを感じるんだよ
うまく言えないんだけどね、
最近ほんとうにワンコを身近に感じるんだよ
ワンコが言霊を飛ばして話しかけてくれていると確信できるんだよ
その叱咤激励に、どれほど救われていることか
・・・来月は、心から信頼し頼っていた右腕とも云える後輩が移動してしまうから、
またまた愚痴っぽくなるし、忙しさに心を失くしてしまうと思うので、
強制読書ビタミンをお願いするね ワンコ
またね ワンコ