何を見ても何かを思い出す

He who laughs last laughs best

本音を告げる時計?

2019-05-30 12:00:00 | 
あいかわらず忙しい。
今週は令和初の国賓を迎えての両陛下主催の歓迎行事など感動を記したいのだが、それにピッタリ?なタイトルの本を読みかけているので、次回に譲るとして、今回は書いたものの掲載するのを忘れていたものをUPしておきたい。(その前に、この文のupを忘れているのを思い出させた切っ掛けを記しておきたい)


右腕君がお土産をもってきてくれた。
聞けば、スイス人の友人が 中国人と結婚するというので中国に行ってきたらしい。昨年夏 北海道旅行をしたお土産に「白い恋人」をくれた右腕君なので、面白がって(中国お得意の・・・)「黒色恋人」を選んだようだ。
「なぜに黒? 青とか緑とかピンクとか、なかったのかい?」と訊ねる私に、「あるにはあったが」と言葉を濁すので、「まさか私が腹黒いから、黒色を選んだとかいうのではないでしょうね」と問い詰めると、にやにやするばかり。「いやいや、そこは全力で否定するところでしょう?」と言いながら、二人で大笑いした。
そうなのだ。最近のクソ忙しさの理由の一つに、後任君とお預けの身君と私との連携がうまくいっていないことがある。
それを、右腕君と久しぶりに話したために、改めて感じさせられた。
右腕君は能力が非常に高いだけでなく阿吽の呼吸で事が運んだので、それとの違いに戸惑いイラつくことが多いのだ。が、掲載し損ねていた文を読み返すと、連携が上手くいってないのは、私にも原因があるのだと思わざるをえない。
そう反省しつつ、一月前に書いた文を今頃UPしておこうと思う。

~・~・~・~・以下の文、4月21日 記す~・~・~・~

この一年半ほどあまりの忙しさで、癖ともいえる読書すらできないでいたが、それがかえって自分の調子を狂わせている事にワンコが気づかせてくれたので、最近ではぼちぼち読んではいる、だが、記録する時間はなかなかない。
このままこのブログも開店休業になるかと思ったりするのだが(グーグルさんの変更は使い勝手も悪いし)、このところ我が部署で話題となっていた時計にまつわる記述があったので、とりあえずそれは記しておこう。

「マスカレードナイト」(東野圭吾)

本書を大胆に概括すれば、東京の一流ホテルで起る事件を解決するためホテルマンとして潜入する若手刑事・新田と、それを助ける女性フロントクラーク・山岸の物語の三作目、といったところか。
本書は、謎解きとしては第一作目ほどの面白味はないが、馴染みの登場人物がでてくるシリーズもの特有の面白味は十分にある。
だが今回記録しておきたいのは、謎解きでも進展が気になる新田と山岸の仲でもなく、時計の話。
(『 』「マスカレード・ナイト より)引用

『ここ数十年で、時計は飛躍的に正確に時を刻むようになりました。少々の安物でも一日に一秒も狂いません。でもその結果、約束の時間に遅れる人が増えた、という説があるのを御存じですか』
『いや、知らないな。そうなんですか』
『下手に正確な時間がわかるものだから、ぎりぎりまで時間を自分のために使おうとしてしまうんです。結果、遅刻をする。そういう人には、あまり信用の置けない時計を持たせるといいそうです。遅れているかもしれないと思うから、常に余裕を持って行動しなければなりません。』
『時計に頼りすぎてはいけないのと同様、御自分の感覚だけを頼りにするのは危険です。時間と同様、心の距離感にも余裕が必要だ、と言いたいのです』

で、我が部署の時計、決して安物ではないはずだが、一日に一秒どころか4~5分狂っていた。
我ら時刻の記載が重要なため、いちいちスマホや腕時計でチェックする習慣が定着してきたので、余裕をもって行動するためには『あまり信用の置けない時計を持たせるといい』という件を興味深く読んだのだ。
だが、考えさせられたのは、そこだけではない。

正確な時計の思わぬ弊害から、自分の感覚だけに頼る危険性を説き、時間と同様に心の距離感にも余裕が必要だ、と展開させるところに、思う所があったのだ。

電波時計が狂うことについて、昨年秋から私にお預けの身になっている後輩は、「ここ、電波が届いてないのと違いますか」と言っていた。
お預けの身君を決して軽んじているつもりはなかったのだが、他の機器が正確に動いているのだから「電波が届いてない」なんて何を言っているのやら、と聞き流していた。
それが、二月に移動になった右腕君の後任の 切れ者後任君が、「電池が少ないなら液晶画面が薄くなるという事象がまず出そうなものですから、電波の受信が悪いのではないですか」と言うなり、私は「そうなのかも」と思ってしまった。
そして、そうかもしれないと思った私の表情を、お預けの身君に見られてしまった。

それ以来、何となく気まずい空気を感じている私には、フロント係に化けて潜入捜査している新田に向けての上司の言葉が、これまた気にかかる。
『忘れるなよ。化けているのはおまえだけじゃない。
 向こうだって化けている。決して騙されるな』

すっかり仮面をかぶってしまったように見えるお預けの身君
不正確な時計の不正確な理由のせいで、心の距離感が広がってしまった。

ムスカリの花言葉 通じ合う心 失望

時刻が狂っていたのは、電池が少なくなっていたからだった・・・・・

ブログを書くことは出来なくとも、庭の花々は撮りためていた。
その、せっかく咲いてくれた花を、こんな内容とあわせて記録するのは忍びない。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

受け継がれる絆 ワンコ特別編

2019-05-20 09:51:25 | ひとりごと
西穂の2463mあたりの穂高さんが世間を騒がせているけど、
僕は、そこから遥拝される奥穂の穂高神社嶺宮に鎮座まします穂高見命からお名前を頂いた、ワンコ穂高です

また、「ロイヤル・ワンコゆりちゃんは雑種」(https://www.nippon.com/ja/japan-data/h00453/?cx_recs_click=true)で、
ワンコ・ゆりちゃんが話題になっているけれど、
僕は、ロイヤルでないけど日本犬保存会の会員だった、ワンコ穂高です

今月はついに、飼い主が忙しすぎて本の感想文を書くことができないどころか、
僕の日を大幅にすぎても何も書けないでいるんで、
飼い主になり代わり、僕が書くことにしたんだワン

ちなみに上の二文は、「ワンコ穂高です」の前で一呼吸おいて、少し俯き加減に哀愁を帯びた感じで、
「穂高です」と読んで欲しいんだワン

で本題だけど、
飼い主が、両陛下と敬宮様を応援する理由はたくさんあるんだと思うけど、
僕はやっぱり、生き物の命を大切にされるところが一番重要だと思うんだワン

敬宮様が、初等科卒業文集で殺処分がなくなることを願っている、と書かれたことは有名で、
それ以来、殺処分0は行政も有名人たちも頑張ってくれているけれど、
殺処分0だけでは、本当はまだ足りないんだよ
救った命を引き受ける場が見つからないことには、どうしようもない事態が生じるんだ
だから殺処分0を謳うとき真に重要なのは、救った命を引受先を確保することらしいのだけど、
(当時の)皇太子ご一家はそれを実践されていたんだよ 「愛子様の深い愛」

由莉ちゃんの先代犬の「ピッピ」と「まり」は、
赤坂御用地に迷い込んだ犬が産み落とした わんこ だし
由莉ちゃんは、動物病院から紹介された保護された わんこ だったんだよ
そんな、世間では野良とか捨て犬とか云われそうな わんこたちを、
敬宮様は、保護された犬と表現されるんだよ

世間ではさ
権力の犬とか犬畜生とまで云われる僕たち犬に対し、
「保護された」という言葉まで使って下さる優しさが、
僕は大好きなんだよ

そんな優しい御一家なのにヒドイバッシングに遭われてることに、
僕達は心を痛めていたのだけれど、
御自分達がどんな苦しい時にも、名も無い小さな命を大切に大切にされていたから
虹の向こうのわんこも、虹まえの修行中のわんこも、皆みんな両陛下と敬宮様を応援してるんだよ

そんな風に、命を分け隔てなく大切にされるお気持ちは、
平和を大切にするお気持ちにも繋がっていくのだと思うよ

中等科ご卒業の文集に記された平和を願う作文は、何度読んでも感動するよ
それが書かれた時の非常事態を思うと、涙がでるほど痛ましく・・・感動するよ
でも、そこでも敬宮様は、
『「平和」は、人任せにするのではなく、一人ひとりの思いや責任ある行動で築きあげていくもの』だと記されているんだよ 「祝号外 敬宮様ご卒業」 「敬宮様の青い空 15の心」

そんな敬宮様だから、
僕たちわんこは、次の時代の鑑となって欲しいと願っているんだよ

ねぇ飼い主
君の想いを全て書くことは出来ていないと思うけど、
だいたいのところは代弁できただろう?

今月は君の忙しさを見かねてなり代わって書いたけれど、
せっかくお告げの本はぼちぼち読んでいるのだから、感想文は記しておくんだよ

でさ、せっかく僕の日のための代筆だったから、僕も時間マジックを使うことにするよ

来月はしっかりレポートするんだよ



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

受け継がれる絆 完結編

2019-05-20 07:07:07 | 
「受け継がれる絆」 「受け継がれる絆 その弐」 「受け継がれる絆とW穂高」 「受け継がれる絆 その参」
『 』「あきない世傳 金と銀6」(高田郁子)

主人公・幸の三番目の夫・智蔵が急逝し、五鈴屋の跡取りがいなくなったとき再び立ちあわられたのが、「女名前禁止」の仕来りだった。

そのような時、遠縁や店のなかから養子をとり、急遽跡取りを仕立てることで暖簾を守るものだったが、五鈴屋の者たちはそれを望まなかった。
誰もが、幸の商才と人柄を信頼し、なんとか幸のもと商いを続けたいと願ったのだ。

それは、一般的には商売敵になるはずの同じ呉服店の主人たちも同じだった。

伝統やら先例やらに一番囚われがちな高齢の大店の元主人や大番頭が率先して、『跡継ぎには、商いを栄えさせ、暖簾を守る、いう役割がおます。「血縁だけに頼てられへん」、いう風潮になってきたんは、めでたいことやと思いますで』と言い、幸が跡目をつげる手段を考えるのは、年配者だからこそ、暖簾を守り そこに集う者の生活を守ることの厳しさと重要性を、よくよく知っているからだと思う。

また若いが先を見通す才覚のある旦那は、『子を授かるかどうか。授かったところで、その子が男か女かで、あまりに扱いが違う、いうんも酷な話だすで』『ここに居てはる誰かて、今は良うても、次の代、また次の代で、同じ目ぇに遭ういかねへんのと違いますか』と、幸が女主人となることを後押しする。

娘しかいない店は勿論、息子がいてもボンクラな店にとって、血縁だけで繋いでいくことは、まして男しか跡取りが認められないのでは、暖簾が守れないというのは、どの店にとっても起こり得るこなのだ。

こうして浪速は天満の呉服屋衆が考えたのが、中継ぎとしてとりあえず三年「女名前」を許すということだった。

男であれば誰でも良いとばかりに主人に据えるのではなく、人柄才能を優先し、中継ぎとしてでもまず「女名前」を許す。
その間に、商売上さまざま手を打つこともできるし、時世も変わるかもしれないと、幸も呉服店旦那衆も考える。
とにかく先ず、「女名前」を許す。

『最初に誰かが通り、同じところを通る者が続けば、
 それは抜け道ではなく、本道になる』


暖簾を守り、そこに集う者を守るという一番大切なことのために、新たな本道を模索する、幸と旦那衆。

旦那衆がそこまで幸を支援したのは、幸の姿勢がただ自らの利益を追うものではなく、『買うての幸い、売っての幸い」を旨とし、時に自らは負債を負ってまで人を助けるという筋を通してきたからでもあるが、生き馬の目を抜くナニワの商いの世界では、それはどれほど有難いことであっただろうか。

五鈴屋と幸は呉服店仲間の理解に感謝し、打てるだけの手を打ち、お江戸にうってでる。

そんな幸を見送る仲間たちは、温かい。

『打ちまーしょ
 もうひとつせ
 祝うて三度』

肩幅に広げた両の手を打ち鳴らしながら、大阪締めを繰りだし、その合間に「踏ん張れ踏ん張れ」と応援の声をかけながら、女名前の主人の新たな出発を見送る、旦那衆たち。

その声に心からの感謝をしながら、『笑うて、勝ちに行く』と誓う幸たち~7巻も乞ご期待


『最初に誰かが通り、同じところを通る者が続けば、
 それは抜け道ではなく、本道になる』


<天皇陛下に「親しみ」82% 女性継承賛成79%> 共同通信 2019/5/2 15/2 18:57配信より一部引用
共同通信社が1、2両日実施した全国緊急電話世論調査によると、即位された天皇陛下に82.5%が「親しみを感じる」と回答した。「親しみを感じない」は11.3%にとどまった。皇室典範で「男系男子」に限るとした皇位継承を巡り、女性天皇を認めることに賛成は79.6%で、反対の13.3%を上回った。

たとえどれほど険しく厳しい道だとしても、誰かが通らねば、大切なものが守れないのだとしたら、その最初の一歩は敬宮様であって欲しいと心から願っている。
本道の第一歩を歩まれるのは、女だからという理由だけで、母と娘二代にわたり壮絶な苦しみに遭われたにもかかわらず、すべての命を尊ばれる敬宮様であってほしい。
その想いを強くさせる記事については、又つづく

現在 花も恥じらう17歳の敬宮様のお写真が、平成23年10歳(敬宮様10歳のお誕生日の御近影)であるのは、お伴のロイヤルワンコ由莉ちゃんの笑顔がかわいいから←これが次回の予告だよ

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

受け継がれる絆 その参

2019-05-19 11:15:15 | 
「受け継がれる絆」「受け継がれる絆 その弐」「受け継がれる絆とW穂高」より

連休前に本仲間が貸してくれた本は、現在の世論の高まりを考えると、今読むに相応しいものだったと感謝している。

「あきない世傳 金と銀6」(高田郁子)

本の裏表紙の紹介より引用
『大坂天満の呉服商「五鈴屋」は、天災や大不況など度重なる危機を乗り越え、江戸進出に向けて慎重に準備を進めていた。その最中、六代目店主の智蔵が病に倒れてしまう。女房の幸は、智蔵との約束を果たすべく立ち上がった。「女名前禁止」の掟のもと、幸は如何にして五鈴屋の暖簾を守り抜くのか。果たして、商習慣もひとの気質もまるで違う江戸で「買うての幸い、売っての幸せ」を根付かせたい、との願いは叶えられるのか。新たな展開とともに商いの本流に迫る、大人気シリーズ待望の第六弾!』

本シリーズについては、たぶん一巻から感想文を書いてきたと思うが、かなり本筋からズレた感想を綴った記憶もあるし、シリーズも6巻になると元の設定を忘れかけているので、ここで少し確認をしておく。

大阪は天満の呉服屋「五鈴屋」の女房として、江戸進出の準備をしていた主人公・幸は、五鈴屋に奉公人として仕えた後に、五鈴屋の三人の息子の妻となった稀有な経験の持ち主だ。
秀才と誉れ高かった兄に劣らず知的好奇心旺盛で優秀だった幸は、「女子には学問など必要ない」という学者の父から女の子であることを残念がられて育ったのだが、兄と父が相次いで亡くなり出された奉公先で、お家さんと大番頭にその知力と勤勉さがかわれ、ぼんくらな長男、能力はあるが冷酷な次男、人情味あふれるが商才は皆無な三男の嫁にと請われる。
五鈴屋の屋台骨とまで云われた大番頭をして、’’商い戦国武将の勝者となれる’’と言わしめた幸。
その幸が、兄弟三人の妻とならねばならなかった理由はこの際端折るが、三男・智蔵が兄たちの嫁であった幸を娶ったのは、さちが奉公人だった頃から好意をもっていたということもあるが、陋習にとらわれず幸の才能を遺憾なく発揮させてやりたいと願ったからでもあった。
その陋習こそが、「女名前禁止」であった。
五鈴屋はもはや幸なしでは商売が成り立たないにも拘らず、旦那なきあと女の幸には商いが許されない。
嫁であれ娘であれ’’女’’は、どれほど商才があり、どれほど奉公人に慕われ、どれほど取引先の信頼を得ていても、当主になることは許されない。
それが、「女名前禁止」という仕来りだった。

次々と襲いかかる災難に暖簾が守れないという危機感と、幸に思いきり商売をさせてやりたいと願った三男・智蔵は、自らは幸の(商売上の)操り人形になることを決め、幸を娶った。
智蔵が体現する幸の案は次々と成功を収め商売は繁盛するが、不幸は三度まで幸を襲い、智蔵は病で急逝してしまう。
そこで再度突き付けられたのが、「女名前禁止」の仕来りだった。

このまま五鈴屋は跡を継ぐ者なく潰れてしまうのか?次巻を乞うご期待!というのが五巻まで。

高田郁子氏の作品は、「思いがけない災難に次々襲われる主人公が、真面目で誠実に問題に取り組み最後には幸せになる」、というよりは、収まる所に収まるというものが多いと思う。
片肌脱いだ桜吹雪や印籠でワロモノを平伏させるのではないし、大どんでん返しも一発逆転もない。
主人公はひたすら生真面目に誠実に事にあたり、読んでいる方がじれったくなるようなささやかな幸せ?の一歩を歩み始めるあたりで、物語を終えることが多い。

高田氏は主人公に、不幸にはならないものの(一般的な価値観での)幸せを手放すような道を選ばせることが多い、と思う。
いや違う。
高田氏は、それまでの苦労が報われ平穏な日々が訪れそうな主人公に、あえて困難な道を行かせるところで物語を終えることが多いと思う。
しかもその困難な道は、主人公が自分のためでなく、誰かの幸せを願い選ぶことが多い。
人の幸せを願い、皆で少しでも前進することを、自分の幸せと感じる主人公。
だからこそ読者は、終わってしまった物語の主人公に共感し、いつまでも応援する余韻を持ち続けるのだと思う。

そんな作風をもつ高田氏が、我を通せば法を犯すことになる状況で、幸にどのような道を歩ませるのか、ずっと新作を待っていた。
そして、新作に示されたその道は、今読むに相応しいものだった。
宮内庁ホームページより


<天皇陛下に「親しみ」82% 女性継承賛成79%> 共同通信 2019/5/2 15/2 18:57配信より一部引用
共同通信社が1、2両日実施した全国緊急電話世論調査によると、即位された天皇陛下に82.5%が「親しみを感じる」と回答した。「親しみを感じない」は11.3%にとどまった。皇室典範で「男系男子」に限るとした皇位継承を巡り、女性天皇を認めることに賛成は79.6%で、反対の13.3%を上回った。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

受け継がれる絆とW穂高

2019-05-12 21:01:21 | ひとりごと
令和元年 五月四日 御即位の一般参賀の日
晴れ渡る青い空と残雪輝く穂高のもと徳沢まで歩いた

あまりの忙しさに すっかり運動を怠っている体には、田代橋~徳澤の往復16キロはかなり堪えたのだが、それでも楽しく歩くことができたのは、河童橋~徳沢の中間地点に鎮座まします穂高神社奥宮に、御即位関連行事をお祝いする雰囲気にふさわしいお写真が今も飾られていたからだと思う。


夏ここを歩く時には木々は葉を茂らせているため、神降りる地の神が守る山を拝することはできないが、木々が芽吹く前のこの時期は、鳥居の向こうに明神岳が姿を現してくれるおかげで、神聖な気持ちが一層高まってくる。

鳥居のすぐ左には、囲炉裏焼きの岩魚を食べさせてくれることでも有名な嘉門地小屋があるが、嘉門地小屋は皇室と浅からぬ縁がある。
初代・上條嘉門地氏は山の宮様と云われた秩父宮殿下が槍穂を縦走された時にも案内されているし、2016年の夏 山の日制定記念日の式典に御臨席された敬宮様の超絶かわいいお写真を嘉門地小屋の方が撮られたりと、当地と皇室には浅からぬ縁がある。

上高地ルミエスタホテル「上高地通信」より 
http://www.lemeiesta.com/blog/2016/08/entry-1252.php

そんな嘉門地小屋から数十メートル先、いつもと異なり日の丸が掲揚されるなか、神様に日本の美し自然が守られること、両陛下と敬宮様の弥栄、次世代を担う若者が希望をもてる社会となるよう心をこめてお願いした。

参拝を終え一休みした休憩所には、昨年と変わらず2016年のお写真が飾られていた。

御即位にともなう10連休中だったこともあるだろうが、観光客がお写真を拝見しながら色々話しているのを聞いていた。
大人たちが口々に「皇太子様はご立派な方で安心だし、儀式のときの雅子様はお元気そうで美しかったけれど無理はなさらず活躍してほしい」と話しているなか、中学生ぐらいの男の子の「雅子様ってハーバードと東大とオックスフォード卒なんてスゴすぎるし、むっちゃ美人だし、世界に誇れる人で嬉しいな」という言葉と、その姉の高校生ぐらいの女の子の「今時 男子しか認められないなんて信じられない、そりゃ病むわ」という言葉が強く印象に残った。

そんな世論を反映してか、世論調査で女性天皇を支持する声が8割になっている。

そんなことも考えさせてくれる本については、またつづく

参照、
「受け継がれる絆」「受け継がれる絆 その弐」
「皇太子様が登られていない山の神が皇太子御一家をお守りしている」

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする