何を見ても何かを思い出す

He who laughs last laughs best

ワンコ星のお導き

2024-08-20 09:51:25 | ひとりごと

ワンコが天上界の住犬になって8年と7カ月
最近ではお告げの本のご報告もお留守になってごめんよ ワンコ
かなり長い間 本を読む時間もなくアタフタ過ごしているんだけど、
その理由の一つが両親の体調なんだな

知っての通り母はもともと虚弱体質であれこれ不具合があって、スケジュール帳はまず病院の日程から書くという人だけど、
微妙な調子の体調と付き合うことを知っている、というか慣れている
だから延々つづく体調の愚痴に、こちらも慣れている

だが、父は違う
その考えにはかなり反発も覚えたものだが、とにかく気がたるんでいる者が病になるのだという考えの持ち主で、
自分にも厳しい人だが、人にも厳しい人で、子供の頃にはおちおち風邪などひける気がしなかった
だから、体調不良の自分が受け入れられない
だから、自分の辛さを言葉にすることができない
弱っている一つが心臓なので、いつ急に・・・という恐怖があっても言葉にすることができず
書斎をのぞくと、辛そうに目に涙を浮かべている姿が痛々しかった

 

今年は、仕事始めの日が手術だった
どうしても休むことができず家族皆の連係プレーで乗り越えたが、
術前の予想に反し、それが癌でしかも幾つかあったため、術後も検査が続いた
幸いなことに
癌ではあるものの悪質な質ではなく転移もないので、半年後に残っている小さなものを取る予定だが、その間も特に通院も服薬も必要ないとのことだった
だが、詳しい説明がないままの検査に参ったということもあるだろうし、
コロナに罹ったということもあるだろうが
コロナ罹患後、もともと徐脈の気があったのが、一気に悪化した
日常生活に明らかに支障がでるに及び大きな病院にかかることになった
それは私達にとって年度末の忙しい時期で、紹介状で指定された日をあけることができず、指定された日から数日遅れて父と病院に行った
循環器の案内掲示を見ると、父がかかるはずだったところに代診のプレートがかかっている
一瞬不安にかられたが、思いのほかスピーディーに検査が進むため考えている暇もなく、あっというまに検査後の診察になった
その代診の医師がなんと父が受けねばならない手術の専門医で新しい術式の指導医も務めるホープだった
手術専門で外来にはでない医師だそうだが、その日は急なこと(元々の医師がコロナ罹患)で、代診を務められたのだとか
急な代診にもかかわらず、紹介状にきちんと目を通しておられたおかげで、半日で必要な全ての検査を終え、あっという間に手術の日取りも決まった
初診の診察が執刀医だから、手術の予定は御自分次第だし、手術室や病室ベットを押さえる強い「力」も持っておられた
紹介状による診察から5日後には手術を受け、その4日後には退院という奇跡的な運こびだった

加えて、手術が決まったタイミングで京大が発表していた「コロナ感染者は心不全になりやすい。これらは心不全パンデミックの死亡が増える」という記事を読んだので、「このタイミングで手術をしておくのはマンが良かったですよ」という執刀医の言葉に納得し、感謝した。

 

そして、思ったんだよ ワンコ

運命を左右するほどの出来事や出会いであっても、
その多くは自分ではどうしよもない、タイミングによるものなんだな、と
だから、ありがたい出会いやタイミングには心から感謝する一方で、
思いがけない出来事にも過度に心乱されず振り回されず淡々と対応すべきなんだなと。
そして、何があるか分からない時を生きているのだから、
会いたい人には会い、行きたいところには行き、見たい景色食べたい料理を堪能しておくべきだなと

だから、上高地を訪ねた

初めての開山式

 


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あがいている

2024-03-20 21:56:00 | ひとりごと

ワンコが天上界の住犬になって8年と2カ月

忙しくて報告書は書けなくてもお告げ本だけは読んでいたのに、この半年ほどはそれもかなわないほどの日々を過ごしている。
元旦の地震に二日の航空機事故 今年はとんでもない幕開けで始まったが、私自身この三カ月は曜日の感覚もなくなるほどの日々だ。

大切な人を応援する流儀を教えて下さった人生の先輩から届いた真っ赤な苺

年明け早々の父の手術、いくつかの腫瘍の一つが癌と判明、詳しい検査により半年後の経過観察で良いことにホッとしたのも束の間、両親や家族が相次いでコロナに感染、両親のコロナは比較的軽症だったことに安堵していたのだが、コロナを切っ掛けにもともと徐脈の気があった父の心臓が弱り何度も救急で運ばねばならぬ事態に。この間私自身の仕事は多忙を極め…私一人コロナにも罹らず(今でも人と接する時にはマスクは二重、手ピカジェルは必需品の私ゆえ?)よくぞ倒れずやっているものだと、自分を褒めてやりたいほどの日々だった、いや今もまだ大変だ。

こんな日々を支えてくれているのが、やはりワンコなんだな、そして本を読むことなんだな
これだけ心身ともにしんどく大変な日々だけど、気が付くと年明けからまたお告げ本を読んでいる
ワンコを思いながら本を読むその時間が、本当に今は救いなんだよ
「さいはての彼女」(原田マハ)の「人生を、もっと足掻こう」という言葉に何かを感じたり、
絡新婦の糸―警視庁サイバー犯罪対策課―』(中山七里)の中で見つけたこのブログのタイトルの和訳「最後に笑うものが一番よく笑う」に、少し前までは感じなかった切なさを感じた自分に驚いたり。
でも、ねぇワンコ 
心と頭を空っぽにできる素敵な本をこれからもお告げしておくれ

玄関の石垣に咲く 黄梅
花言葉は 期待

 


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富士 桜 祈り

2023-03-27 17:30:15 | ひとりごと

五分咲きのところを激しい雨にうたれてしまい、今年の桜は期待できない、と寂しく思っていると、思いがけないところから、もとい大切な友人から桜が届いた。

京都 源水さんの有平糖 桜

こんなきれいな桜を愛でながら、いや可憐できれいで儚げな桜だからこそ・・・同期の桜ということもあるかもしれないが、先日の百貨店でのある場面を思い出した。
先日の休日のこと。
近くの百貨店に行くと、あちこちにビシッとした制服に、身のこなしも俊敏な人たちが、いた。
階をかえるためエスカレーターやエレベーターを利用するたび、そこには物々しさを身にまとった人が慣れない笑みを顔に張り付かせ、最敬礼とまでは言わないまでも下にも置かない態度で出迎えてくれる。
ぼけっと買い物しているうちに、アチラの国のポンコツミサイルが着弾してしまったのか?と一瞬思うほど、そこかしこに制服組が、いる。
目的の文具書籍贈答品コーナーで長居していると、制服たちが結集してきた。
すわ!・・・・
と身構えると、自衛隊の音楽隊の方たちの演奏会が始まるという。

曲目は、それはそれはよく考えられていて、誰もが耳にしたことのあるクラッシックのメドレーだったりディズニーのメドレーだったりで、和やかに演奏会は進んでいった。
思えば、(そこそこ)クラッシックは好きなのだが、このコロナ禍ということもあり、なんと生演奏を聴くのは4年以上ぶり。
しかも、その4年ぶりの生演奏が自衛隊によるもの、ということに時節柄 何とも云えない気持ちになり、最後の「ふるさと」を聴きながら、自分でも本当に思いがけないことだったのだが、目頭が熱くなってしまった。

しゃもじさんが突然、斧だか愛国心だかを購入するとぶち上げる一方で、パンダ国の大使の挨拶は無視するという時代。

ふるさとを守るために職務についてくださっている方々
この方々が、前線に立たねばならないような時代がこないよう、強く強く願った

桜は、潔く散るからこそ美しいのではない

桜を皆で愛でる優しい時間が続くこと願っている

春3月
平らかな世を祈る旅に出かけたことを思い出し、今再び穏やかな世を祈っている

水脈の果て、富士の高嶺に祈る平和 - 何を見ても何かを思い出す


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27年

2023-03-06 15:23:54 | ひとりごと

お誕生日のお祝いが遅れるなど、まして天皇陛下のお誕生日に寄せる「おめでとうございます」の言葉が遅れるなどもってのほかだが、あまりに忙しく色々あり、今日になってしまった。
月もかわった今となっては、それを記す方が失礼なのかもしれないが、こんなニュース&お写真を拝見してしまったので、記録のために。

 

両陛下、ルーマニア大統領夫妻と会見へ 3月6日~3月12日 (朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース

モンゴル国家大会議議長夫妻と面会した天皇、皇后両陛下=2023年3月3日午後2時30分、皇居・御所の小広間、宮内庁提供 - Yahoo!ニュース(朝日新聞デジタル)

Yahoo!ニュース

 

上記の2023年3月3日モンゴル国家大会議長御夫妻と懇談される両陛下のお写真を拝見し、アッと声をあげてしまった。

皇后陛下のこのロイヤルブルーの御召し物 
私の印象に残っていたのは、1998年当時のスペイン皇太子殿下がご来日された時の、この素敵なロイヤルブルーだ。スペインの爽やかな青い海を彷彿させるロイヤルブルーの御召し物でお出迎えになられた、と当時のマスコミは伝えていた。

             1998年スペイン皇太子殿下を車寄せでお出迎え
             https://8760.news-postseven.com/55012よりお写真


が、実はその二年前の1996年にはもうお召しになっていたというのだ。                      1996年

 

実に27年前の御召し物をブラウスや小物を変えることで、まったく年代物と感じさせずにお召しになっている。(とはいえ1990年代と比較すると、サイズを直しておられることは明らかで、そうして着まわしておられることの素晴らしさと哀しさを感じる)
ちなみに、先日3日につけておられるブローチは、ご婚約の頃に頻繁にお使いになっていたものだ。(母が素敵だといい、同じものを購入したのでハッキリと覚えている)

 

先月の天皇陛下のお誕生日で、さらには昨年12月9日の皇后陛下のお誕生日でも、
皇后陛下が29歳と半年でご成婚になられてから、昨年12月9日で29年と半年が過ぎたことを感慨深いとご感想を述べておられた両陛下だが、その年月とほぼ同じ年数の御召し物を今も大切に着ておられることに、驚きと喜びと感銘と、哀しさを覚える。

女児しか産めなかったと責められ心を病まれ、公務をお休みされるしかなかった日々・・・
両陛下の29年と半年を振り返るご感想はともに、悲しみの時にも言及されている。

悲しみの時も共に経た御召し物が、今、変わらず美しさを放っていることに、両陛下の喜びと悲しみの時間が見事に昇華されているのを感じ、深い感動に包まれている。

令和が永遠に続くことを願っている。

 

世界には、たった数回着まわしただけで、節約家だと称賛されるロイヤルファミリーもおられる(お国柄ということもあり、これは別にその方をどうこう言いたいのではない)。
兄の一世一代の国家的な儀式には、身の丈にあったたものにすべしと簡略化を主張しながら、自分の御殿改修&新築仮住まいには総額50億近い金額を要求する方もいる。(ちなみに兄のお住まい改修費は国内外の要人を接遇する公的スペースも含め8億ほど)
身の丈にあうことが重要といいながら、盗作や横入入学は平気な方もいる。

令和が永遠に続くことを強く願っている。


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令和5年 平らけき世を祈る

2023-01-03 11:11:11 | ひとりごと

令和5年
おめでとうございます

毎年お参りする日本でも有数の歴史ある一之宮
今年は拝殿の正面ちかくに天皇陛下の御製が
(毎年新年にはお参りしているが、御製が掲げられるのは初めて)

 

天皇陛下 御製
人々の願いと努力が実を結び 平らけき世の到るを祈る


御製をカメラに収めたかったが、
御製であるし拝殿も映り込んでしまうし、不敬な気がしてカメラをおろした
であるので、
天皇陛下のお誕生日 
富士山の日にちなみ、一 富士の写真を

コロナ禍に急激な円安物価高。
正直なところ、あまり明るい先行きが見込めない年明けだが、御歌を拝見し、目頭が熱くなった。
そんな思いの人は多かったようで、 あちこちで御製を見つめながら、目頭を押さえたり空を見上げてこみあげるものを抑えている人の姿が目に留まった。

天皇陛下は歴史学者でもあられるので、地形上地質上災害が多い我が国のことを十分ご存知なうえで、そこを乗り越えてきた、努力する国民であることを信じておられるのだと思う。

なかなか良い見通しはたちにくい状況ではあるが、縁起の良い美味しいお菓子をいただき、元気に努めていかねばと思っている。

 


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