四代目桶屋金之助の世界

おろかなるひとり言
胸を張れるような自慢話などはありません。
照れくさい話や恥ずかしい話ばかりです。

「やさしさ」と「おもいやり」の日

2017-12-24 11:01:23 | 新聞記事から
もしサンタクロースが家に来て願い事を叶えてくれるとしたら・・・。
自分は何をお願いするだろうか。
自分のこと、家族のこと・・・。
それ以外は、頭に浮かばないだろう。

今朝の中日新聞1面「中日春秋」
裕福でない青年のところにサンタクロースが訪ねてくる。
願い事をなんでも叶えてくれる。
でも、自分よりも気の毒な人がきっといる。
近くにいる病気の女の子。
青年は願い事を辞退して、女の子の家にサンタクロースを向かわせる。

女の子は喜ぶが、願い事が叶う権利が誰かから譲られたものだと教えられ、
「あたしよりもっと気の毒な人がいるよ」。
寂しい金貸しのおじさんのところへ行ってあげてと譲る。

そして、やはり、その金貸しも譲られたことを聞いて、
願い事を辞退する。

星新一さんの「ある夜の物語」をもとに書かれている。

‘人への想いが贈りものとなって巡り巡っていく’
こんな言葉が記されていた。

誰でもがこんな気持ちをもったら
争いごともないやさしい日々を過ごせるだろう。

新聞を読んで自分自身少し反省した。
こんな気持ちを持っていただろうか。
「やさしさ」と「おもいやり」
口で言うのは簡単だけど、なかなか実行できない。

サンタクロースは、目にはみえない「やさしさ」と「おもいやり」なのかしれない。
クリスマスは、「やさしさ」と「おもいやり」の日かもしれない。
コメント
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