四代目桶屋金之助の世界

おろかなるひとり言
胸を張れるような自慢話などはありません。
照れくさい話や恥ずかしい話ばかりです。

友部正人 『乾杯』

2019-02-28 10:43:32 | 音楽
友部正人さんの2ndアルバム「にんじん」に収録されている『乾杯』。
歌と云うよりもほとんどが語りである。

詩の内容は1972年2月28日の夕方のニュース。
「連合赤軍浅間山荘事件」
電気屋の前で見た、人質救出が生中継されたテレビ放送。
焼き鳥屋でのニュースの感想など。
かなり鋭い詩だと思う。

今、このアルバムを聴いている。

友部正人さんのアルバムを聴いていると
いつも思う名だけど、
歌手というよりも詩人だと思う。

「あさま山荘事件」
犯人5人逮捕。
その中に刈谷の少年2人がいた。
少年Aだったか少年Bだったか忘れたが、
どちらかが僕が通っていた中学の出身である。

当時中学1年の僕。
犯人逮捕の翌日、担任が話してくれた。
「教え子がこんなことをするなんて・・・」
これは今でも忘れられない。

 乾杯! 取り残されたぼくたちに
 乾杯! 忘れてしまうしかないその日の終りに

友部正人さんの詩。
聴けば聴くほど胸に突き刺さる。
好きなフォークシンガーの一人です。





コメント (4)
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