『されど私の人生』
最初にこの歌を聴いたのは中学生の時。
吉田拓郎さんの2ndアルバム「オンステージ・ともだち」を聴いて。
正直、この歌は聴き流していた。
中学生の自分にとって理解できなかったのかもしれない。
後にこの歌の作詞・作曲者斉藤哲夫さんの歌も聴いてみる。
♪もうどうでもいいのさ つまらぬことは考えないで
そこからの道を急ぐのさ それが最もかんじんさ
長く暑い一日が終わり 振り返る時は全てが灰色に
心の中は荒れ果て尽きて 先を見る事さえ 苦しみを覚える
変わる変わる目の前が 変わってそれでおしまいさ
されど私の人生は されど私の人生は
この歌が理解できたのは二十歳過ぎだと思う。
それ以来、僕はこの歌が一つの人生の応援歌として今でも聴いている。
♪幻の道はいくつにも分かれ どのように行くべきか定かではなし
ただひたすらにレールの上を まっすぐと進み行けばと思うのだが
一時停車を試みてみたが 冷たい風は私の中を
狂気の如くさまよい歩き 果ててこの世を去ることのみ
変わる変わる目の前が 変わってそれでおしまいさ
されど私の人生は されど私の人生は
変わる変わる目の前が 変わってそれでおしまいさ
されど私の人生は されど私の人生は
斉藤哲夫さんがこの歌を作ったのは20歳ごろだと云われている。
詩を読むとものすごい感性の持ち主。
フォーク界の哲学者と云われていたのがなんとなくわかる。
拓郎節もいい。本人自ら歌う歌もいい。
フォークソングの名曲だと思う。
されど私の人生