四代目桶屋金之助の世界

おろかなるひとり言
胸を張れるような自慢話などはありません。
照れくさい話や恥ずかしい話ばかりです。

円広志 『越冬つばめ』

2021-02-08 13:16:30 | 音楽
「越冬つばめ」
 作詞:石原信一さん、作曲:篠原義彦さん

作曲の篠原義彦さんとは、『夢想花』がヒットした円広志さんの本名。
この歌でポプコンおよび世界歌謡祭でグランプリを受賞。

♪飛んで 飛んで 飛んで 飛んで
 まわって まわって まわって まわる

ものすごくインパクトのあった歌だった。
そんな円広志さんが森昌子さんに楽曲提供した『越冬つばめ』
森昌子さんの歌もいいけど、作曲した円広志さんの歌もいい。
ものすごく心に沁みる。

♪娘盛りを 無駄にするなと 時雨の宿で 背を向ける人
 報われないと 知りつつ抱かれ 飛び立つ鳥を 見送る私
 季節そむいた 冬のつばめよ 吹雪に打たれりゃ 寒かろに

 ヒュルリ~ ヒュルリララ ついておいでと啼いてます
 ヒュルリ~ ヒュルリララ ききわけのない 女です

作詞は石原信一さん。
主に演歌の人たちに詩を書いているけど、
吉田拓郎さんにも何曲か詩を書いている。
拓郎さんの「夕映え」という歌は僕は気に入っている。
そして著書には、『吉田拓郎挽歌を撃て』 や『俺たちが愛した拓郎』 
『あの日フォークが流れていた - ぼくらの時代に輝いていた25曲』などがある。

ここまで書いてくるとこの『越冬つばめ』はフォークか。
フォークか演歌か。
『襟裳岬』森進一さんが歌えば演歌。吉田拓郎さんが歌えばフォーク。
そんな論争があった。
でも僕はそんなことはどうでもいいと思っている。
別にジャンル分けしなくてもいいじゃないか。
歌は聴く人の感性でどのようにも解釈できるのだから。

寒い冬に聴く『越冬つばめ』
心に残る名曲だと思う。

円広志「越冬つばめ」
コメント (2)
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