北原ミレイさんの『ざんげの値打ちもない』
作詞:阿久悠さん 作曲:村井邦彦さん
この歌が流行ったのは僕が小学生の頃。
テレビの歌番組から耳に入ってきた。
まだ小学生の身分。当然この歌の意味など分からないし興味もなかった。
でも大人になって懐メロなどの番組でこの歌を聴いた時、ジーンとくるものがあった。
そしてこの歌をフォークシンガーの山崎ハコさんがカヴァーされた。
ハコさんの歌を聴いて衝撃だった。
個人的に北原ミレイさんよりもいい。
ハコさんの歌声にぴったりの歌詞。
♪あれは二月の寒い夜
やっと十四になった頃
窓にちらちら雪が降り
部屋はひえびえ暗かった
愛と云うのじゃないけれど
私は抱かれてみたかった
あれは五月の雨の夜
今日で十五という時に
安い指輪を贈られて
花を一輪かざられて
愛と云うのじゃないけれど
私は捧げてみたかった
あれは八月暑い夜
すねて十九を越えた頃
細いナイフを光らせて
にくい男を待っていた
愛と云うのじゃないけれど
私は捨てられつらかった
あれは何月、風の夜
とうに二十も過ぎた頃
鉄の格子の空を見て
月の姿がさみしくて
愛と云うのじゃないけれど
私は誰がほしかった
そうしてこうして暗い夜
年も忘れた今日のこと
街にゆらゆら灯りつき
みんな祈りをする時に
ざんげの値打ちもないけれど
私は話してみたかった
やっと十四になった頃
窓にちらちら雪が降り
部屋はひえびえ暗かった
愛と云うのじゃないけれど
私は抱かれてみたかった
あれは五月の雨の夜
今日で十五という時に
安い指輪を贈られて
花を一輪かざられて
愛と云うのじゃないけれど
私は捧げてみたかった
あれは八月暑い夜
すねて十九を越えた頃
細いナイフを光らせて
にくい男を待っていた
愛と云うのじゃないけれど
私は捨てられつらかった
あれは何月、風の夜
とうに二十も過ぎた頃
鉄の格子の空を見て
月の姿がさみしくて
愛と云うのじゃないけれど
私は誰がほしかった
そうしてこうして暗い夜
年も忘れた今日のこと
街にゆらゆら灯りつき
みんな祈りをする時に
ざんげの値打ちもないけれど
私は話してみたかった
何度聴いても心に沁みる。
この歌はもうハコさんのオリジナルといってもいいだろう。
山崎ハコさん「ざんげの値打ちもない(Live ver.)」