1970年代、フォークブーム。
その中でとくに人気があったのが吉田拓郎さん。
拓郎さんの影響を受けたアーティストたちも多い。
あのねのねが歌う『人間は何て悲しんだろう』
最初このタイトルを耳にしたとき、
拓郎さんの「人間なんて」と「どうしてこんなに悲しんだろう」を
組み合わせしたパロディソングだと思った。
あのねのねは、どうしてもコミックソングのイメージが強かったから・・・。
ところが聴いてびっくり。
パロディでもコミックソングでもない。
とても心に響くシリアスな歌である。
当時は知らなかったが、この歌の作詞が松本隆さん、
作曲が加藤和彦さんということを最近知った。
♪人間は何て悲しんだろう
人間は何て悲しいんだろう
傷つけられるのが こわいから
その前に君を傷つけた
ぐさりと心に突き刺さる言葉、さすが松本隆さん。
また加藤和彦さんのメロディもいい。
改めて聴くと心に沁みる隠れた名曲かもしれない。
あのねのね
人間は何て悲しいんだろう