いつのまにか還暦を過ぎた。
思えば遠くへ来たもんだ。
中学生の頃、50年後の自分なんてまったく考えていなかった。
遠い遠い未来のことだと思っていた。
過去を振り返ってみれば、
思えば遠くへ来たもんだ。
いろんなことがあった。
いろんな人たちで出逢った。
いろんな恋もしてきた。
今では女房 子供持ち。
14の頃の僕はいつも
冷たいラジオに耳をあて
フォークソングを聴きながら
遥かな未来を夢見ていた。
懐かしい歌を聴けば
あの頃 恋しく思い出す。
思えば遠くへ来たもんだ。
60歳以上はヨボヨボの老人だと思っていた。
いざ60を超えると、まだまだ若いと自分に言い聞かせる。
体力は衰えてきたけど、夢だけは持ち続けたい。
この先どこまでゆくのやら。
母を亡くして3年目。
「母に捧げるバラード」が心に沁みる。
恩師の「贈る言葉」は今でも覚えている。
「人として」敬老の日に想う。
『思えば遠くへ来たもんだ』
海援隊 / 思えば遠くへ来たもんだ (歌詞付き)