四代目桶屋金之助の世界

おろかなるひとり言
胸を張れるような自慢話などはありません。
照れくさい話や恥ずかしい話ばかりです。

かぐや姫 『赤ちょうちん』

2022-01-15 17:43:09 | 音楽
昨日の午前中の雪。
朝起きたら、予想以上に降っていた。
外に出て上を見る。
灰色の空と白い雪。
午前中に予定していたことは止めた。
寒い中、無理してやることもないから。

そのため一日のリズムが狂った。
午後からも何かパッとしない。
寒いから外に出たくもない。
行きたかったところもやめてしまった。
こたつに入ってかぐや姫のCDを聴きながら読書。
晴耕雨読じゃなく晴耕雪読。

♪あのころふたりの アパートは
 裸電球 まぶしくて
 貨物列車が 通ると揺れた
 ふたりに似合いの 部屋でした
 覚えてますか 寒い夜
 赤ちょうちんに 誘われて
 おでんを沢山 買いました
 月に一度の ぜいたくだけど
 お酒もちょっぴり 飲んだわね

今日は昨日できなかったこと、やらなかったことなどをやる。
そして予定していた友人とのランチも。
友人との会話は心も温まる。
あっという間に一日が過ぎていく。

♪雨がつづくと 仕事もせずに
 キャベツばかりを かじってた
 そんな生活が おかしくて
 あなたの横顔 見つめてた
 あなたと別れた 雨の夜
 公衆電話の 箱の中
 ひざをかかえて 泣きました
 生きていることは ただそれだけ
 哀しいことだと 知りました

今年は寒い。
雪もつづく。
なぜかこの冬、キャベツをよく食べる。

おでんも食べたくなった。
おでんは味噌の方が好き。
愛知県人だからかな。

♪今でも時々 雨の夜
 赤ちょうちんも 濡れている
 屋台にあなたが いるような気がします
 背中丸めて サンダルはいて
 ひとりで いるような気がします

かぐや姫の『赤ちょうちん』の歌が、冷えた体に合う。
心に沁みるなぁ。

かぐや姫/赤ちょうちん (1974年)
コメント (2)
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吉田拓郎 『イメージの詩』

2022-01-14 10:19:21 | 音楽
10月から受講している「まちづくり つなぎびと」のワークショップ。
企画書を作成してそれをプレゼンする。
昨日はプレゼンに関しての講習であった。

人前で限られた時間内に発表をする。
過去、働いていた時に職場内でもプレゼンの経験はある。
しかし、それについて学んだことはなかった。

プレゼンのコツとして効果的に「相手に伝わる」ために、
ストーリーを重視したPREP方式を学んだ。
Point/結論
Reason/理由 論理的、理由が明確
Example/実例(比喩)
Point/結論 もう一度相手にインパクトを

このPREP方式から1曲の歌が浮かんだ。
吉田拓郎さんの『イメージの詩』の一節。

 ♪古い船には新しい水夫が 乗り込んで行くだろう 
  古い船をいま 動かせるのは 古い水夫じゃないだろう 

  なぜなら古い船も 新しい船のように 新しい海へ出る 
  古い水夫は知っているのサ 新しい海のこわさを

・古い船には新しい水夫が 乗り込んで行くだろう  →  Point/結論
・古い船をいま 動かせるのは 古い水夫じゃないだろう → Reason/理由 論理的、理由が明確
・なぜなら古い船も 新しい船のように 新しい海へ出る → Example/実例(比喩)
・古い水夫は知っているのサ 新しい海のこわさを → Point/結論 もう一度相手にインパクトを

『イメージの詩』のこの4行の歌詞はインパクトがあった。
「広島フォーク村」の自主制作盤・オムニバスアルバムのタイトルは、
『古い船をいま動かせるのは古い水夫じゃないだろう』だった。

『イメージの詩』については、聴く人によってさまざまな解釈があると思う。
ある人はラブソングであり、失恋ソング。
また、ある人はプロテストソングであり、メッセージソング。
拓郎さんのつぶやきと解釈する人もいるだろう。
拓郎さんが、どのような意図で歌詞を書いたかは知らない。

今回このプレゼンのPREP方式を学んで思った。
もしかしたら『イメージの詩』は、拓郎さんの音楽業界へのプレゼンなのかもしれないと。

よしだたくろう イメージの詩
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因幡晃 『忍冬』

2022-01-13 09:16:50 | 音楽
忍冬(すいかずら)
花言葉は「愛の絆」「友愛」。
どんなものにでも絡みつき、つるを巻きつけて離れようとしないところから付けられたという。

『忍冬』
はずかしい話だけど、僕はこの字が読めれなかった。
そして忍冬が花の名前ということも知らなかった。
因幡晃さんの歌を聴いて『忍冬』を知った。

♪いとしい花なら 忍冬
 夏でも秋でも春の日も
 どうしてわたしのいとしさは
 忍ぶとという字がつきまとう

 忍ぶという字は 難しい
 心に刃(やいば)を乗せるのね
 時々心がいたむのは
 刃が暴れるせいなのね

寒い今年の冬。
因幡晃さんのこの歌をじっくりと聴いていると心に沁みる。
代表曲「わかってください」もいいけど、
僕はこの『忍冬』の方が好きだなぁ。

因幡晃 - 忍冬
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岡林信康 『自由への長い旅』 

2022-01-12 15:17:50 | 音楽
♪いつのまにかわたしが わたしでないような
 枯葉が風に舞うように 小舟がただようように
 わたしがもう一度 わたしになるために
 育ててくれた世界に 別れを告げて旅立つ
 信じたいために 疑いつづける
 自由への長い旅をひとり
 自由への長い旅を今日も

若かった頃、大人たちから「今の若者は・・・」と言われるのが嫌だった。
大人になったとき、「今の若者は・・・」と絶対に言わないと誓っていた。
しかし、同世代が集まると「今の若者は・・・」と言ってしまう。
なんだか情けない。

先日の成人の日。
ニュース映像は、各地の成人式の模様を映し出していた。
大人への仲間入り。
人生の長い旅が始まる。

還暦を過ぎた自分。
人生の長い旅を振り返る。
縛られたくない。
自由になりたい。
そう思いながら人生の旅を歩いてきた。

♪この道がどこを 通るのか知らない
 知っているのは たどりつくところが
 あることだけ そこがどこに
 そこで何があるのか
 わからないままひとりで 別れを告げて旅立つ
 信じたいために 疑いつづける
 自由への長い旅をひとり
 自由への長い旅を今日も

岡林信康さんの『自由への長い旅』
この歌に共感したのが20歳過ぎだったかと思う。
あれから40数年の時が過ぎた。

今になって思う、自由とはなんだろうと。
この歌も「人生の詩」のように聴こえてくる。

自由への長い旅 岡林信康
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納屋橋まんじゅう

2022-01-11 09:29:35 | 新聞記事から
いつごろからだろうか、まんじゅうが好きになったのは。
子どものころは、そんなにも好んで食べなかったけど。
今では好物になってしまった。

東海地方でまんじゅうと云えば、なごやんか納屋橋まんじゅうと即答してしまう。
その納屋橋まんじゅうがもう食べれなくなってしまった。
製造工場の老朽化による製造販売の中止。
今朝の中日新聞1面には、納屋橋まんじゅうを買い求める人たちの長蛇の列の写真が掲載されている。
昨日が最後の販売日だった。

名古屋銘菓が一つ消えてしまった。
ここ最近は食べていない。
この販売中止の報道を聞いた時には無性に食べたくなった。
正月が過ぎたら大須に行って買ってこようと思っていたが、残念ながら行けれなかった。
あぁ、最後の納屋橋まんじゅうを食べたかったなぁ。

今後の販売については未定とのこと。
新工場を作って製造販売してくれることを願っている。

【名古屋・中京ローカルCM】 納屋橋まんじゅう万松庵(1990年)

【名古屋・中京ローカルCM】 納屋橋饅頭万松庵(1995年)
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