ようちゃん@ちばらき

ちばらきは千葉県と茨城県の県境地域。利根川と地平線の向こうに見える筑波山が郷愁を誘う今日この頃。

トランス型脂肪酸

2006年04月08日 | ごじゃ満開
甥っ子にバターご飯を教えたら、ずっと真似して食べているそうです。
バターご飯は、熱々のご飯にバターとしょう油を混ぜいれていただきます。
じゃこ、かつをぶし、明太子などをプラスすると更に美味しいです。

私が心配なのはバターじゃなくてマーガリンを使っている事なのです。
マーガリンは人工バターです。もともとバターが高価だったため
代替として綿実油から開発されました。
自然界に存在する油脂には飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸があります。
その中でも不飽和脂肪酸は常温では液状ですが、マーガリンはこれに水素添加(還元化)
することで融点が上がり、常温では溶けない固形の油脂になります。

自然界に存在する油脂はシス型脂肪酸に分類され、バターやコーン油など
が含まれます。
一方、マーガリンやショートニングは異性体であるトランス型脂肪酸で、
自然界に存在しないため体内での処理がうまく出来ず、様々な障害を引き起こします。
デンマークでは2003年から食品の油脂中のトランス脂肪酸の含有率を2%まで
とするよう規制されています(罰則規定あり)。
また、アメリカ合衆国食品医薬品局やカナダでは、2006年1月から
トランス脂肪酸の使用表示義務を施行しています。

不飽和脂肪酸は体内に取り込まれるとプロスタグランディンという物質に
転換され、アレルギー反応や,血圧、凝血、コレステロール値、
ホルモン活動、免疫機能、炎症反応などに関係した作用に使われます。
また、細胞膜にも取り込まれ細胞を支持します。
マーガリンやショートニングは自然界に存在しないトランス型の不飽和脂肪酸
なので、体内に取り込まれてもこのような作用に障害を与えてしまいます。
例えば、マーガリンは飽和脂肪酸のバターよりもコレステロール上げないと
言われておりますが、トランス型脂肪酸を多く含んでいると
LDL(悪玉コレステロール)を上昇させ、HDL(善玉コレステロール)を
低下させてしまいます。

日本ではあまり問題視していないようで、JAS規格では
トランス型脂肪酸含有率などについては触れていません。
学校給食にマーガリンは使われているんですかね?

マーガリンを小さい頃から食べていたし、怖い話です。
まだ5歳の甥っ子にはマーガリンは食べさせたくないですね。
バターご飯は牛乳からできたバターがいいんですよ。


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
マーガリン (sachiママ)
2006-04-08 22:46:08
学校給食でも病院給食でも

出してるよ~!!

某製薬メーカーの指導箋には

バターは加熱しなければOKと・・・。

かつてのリノール酸神話も崩れたように

これからはシスとトランスね!!

大変お勉強になりました。

っていうか、アセッテル(^_^;)
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熱処理 (ようちゃん)
2006-04-09 00:05:51
自然界に存在する油脂も高温で熱処理されれば一部は還元化されトランス型になります。

しかし、トランス型が多いマーガリンを加熱処理すれば更に危険になるわけです。

ケーキ、クッキー、スナック菓子などでマーガリン、ショートニングが材料になっているものは危険ですよ
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バターご飯 (sachiママ)
2006-04-09 21:45:37
食欲そそるんだけど

そのような食べ方なら安心だよね!?

職業柄おはずかしいかぎり(^_^;)
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Unknown (どんぐり配達員)
2006-04-16 00:03:34
最近upしていないので残念です。
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