今日は、終戦記念日で76回目の全国戦没者追悼式が行われます。
歴史意識が低いと言われている菅総理が、どのような挨拶をするのか?
できれば広島・長崎の原爆記念日でしたような失態は、しないで欲しいと願うばかりです。
さて、米中の対立構造が深まる中、米国と安全保障条約を結んでいる日本は、これからどんな外交・安保政策を進めていけばいいんでしょうか。
アメリカにおんぶに抱っこでのままでいいのか。
それともお隣の中国と連携していくのか。
日中友好から50年近く経て、中国が強権を発動してばかりの習体制になってしまい、アメリカへの依存度が高まっていますが、何かあった時にアメリカは日本を助けてくれるんでしょうかね。
どこの国も、自国民を他国同士の戦闘で亡くしたくないもの…。
まずは、日本が中国と戦って欲しいというのが本音でしょう。
そんなら、なぜ沖縄に米軍基地があるのか、日本国民は中国やロシアの脅威に即米軍が立ち上がってくれるものと思っていますが、それ本当?
そんなに簡単には出張って来てくれないでしょう。
日本国民に、かなり大きな犠牲があって、やっと重い腰を上げる、それもアメリカに有利になるような状況でのことじゃないでしょうか。
いくらアメリカの核の傘のもとで抑止力が働いているからと言って、それは核戦争でのこと、ちょっとした狭い地域での武力衝突なんぞでは米軍は簡単に動かないでしょう。
そこで、よく言われるのが日本も「永世中立国に」というある意味とても難しい選択です。
世界中で「永世中立国」を宣言してるのは、スイスとスウェーデンだけ…。
スイスなんて自分の国の独立を守るために「徴兵制」をしいて、各戸にはもしもの時のために「銃」などが常備されているそうです。
ヨーロッパの中にあり近隣諸国と地続きの小さな国は、隣国のロシアやドイツに蹂躙されてきた歴史があります。
それに比べれば、海に囲まれた日本は他国に侵された経験がありません。
島国根性を丸出しにした危機感の薄い日本国民は、太平洋戦争でイヤというほど叩きまくられ、やっと目を覚まして76年…。
今では、アメリカに守られてまたまたノンベンダラリと平和を享受しています。
じいちゃんなんて戦後10年目に生まれて、最も平和を享受した世代です。
戦争体験者の祖母や両親から戦争の悲惨さをイヤというほど聞かされて育ち、だからこそ、今の平和が大切であることを痛感しています。
同世代の安倍さんや菅さんが、この平和な体制をある意味崩壊させようとしているのが不思議でなりません。
国民の目を覚まさせるために「永世中立国」を宣言して徴兵制を復活させ、自国民での安全保障体制を確立して平和国家をつくるか、今のままアメリカの庇護のもとで軍事的にも経済的にも搾取され続けるかは、次世代への大きなツケになってしまうでしょう。
それを考えると、息子や孫に本当に申し訳ないという気持ちでいっぱいになります。