アフガニスタンで反政府武装勢力のタリバンが首都に進攻し、政権を掌握したというニュースが入ってきました。
タリバンは、ISなどのテロ組織と手を結んで欧米各国に恐怖を与えていましたが、9.11テロから始まるアメリカのアフガン侵攻によって少しは落ち着いてきたかに見えていました。
しかし、20年もの長い戦闘にアメリカ国民は疲弊してしまい、トランプ~バイデン政権はアフガンからの完全撤退を決め、9月には完了するという最中にタリバンの巻き返しが始まりました。
タリバンは、あっという間に進攻して首都制圧…。
これには、農村部での支配領域を拡大したことと、兵力や武装で勝る政府軍の士気が低かったということもあるでしょう。
アフガン政府の腐敗は酷かったらしく、巨額の海外援助の使途も不明で、政権内部でそうした資金を懐に入れてたという噂が後を絶ちませんでした。
その間に、タリバンは多くの部族に根を張って自警団を取り込んだり、一時イスラムの戒律に厳しすぎるという組織活動を柔軟にして、民衆の多数派がタリバンに協力し、政府を見限るという今回の結末を招いたようです(以上、朝刊より)。
人権侵害による批難を喧伝されていたタリバンですが、今は国際社会での共存を訴えているとか…。
アメリカに見限られた大統領は、国民を捨て去って海外へ逃亡してしまいました。
アフガンで人道支援していた故中村医師は、生前タリバンを農村の慣習を重んじる保守派集団と言い、欧米の評価を疑問視していたようです(新聞より)。
人権侵害の風聞は、もしかしたらテロ組織を支援するタリバンを貶めるために欧米(特に米国のCIA当たり)が振り撒いたものかもしれません。
そんなアフガンの情勢をみると、アメリカの属国のようになってる日本も危ないんじゃないかと思ってしまいます。
今は、日本を囲い込み中国との摩擦でも何とか勢いを保とうとしているアメリカですが、これは米国にとって経済的に得策じゃないと思った瞬間に日本は捨て去られて、今度は中国の属国に…なんていう未来が待ち構えているかもしれません。
今は、習主席がやりたい放題だと言われていますが、これもホントは嘘で習さんは素晴らしい治世を行っているのかもしれません(民主国家としてはありえんだろうけど)。
まあ、どんなにコロナ感染が広がっても野党の攻撃を恐れて国会も開けない我が国の首相には、どうにも手の出しようがない問題ですけどね。