WE91Bの魅力は
「励磁型スピーカー」でしか発揮しないと思っています(私的に)
最近WE91B型アンプをやたらとネット等で見かけられるようになってきました
嬉しい反面、
何か勘違いされている動画も多く見受けられますので
改めてWE91Bの魅力について(私見を)書かせて頂きますが
当初、実は私もWE91Bの正体をよく知らずに購入しました
手持ちのWE755Aと組み合わせれば最高のWEサウンドが聴ける
安易にそう思ってWE91Bを購入したのですが
はっきり言って「最高の音質」・・・・「それほどの魅力」は感じられませんでした
小音量では「う~ん、まあいい音だなー」程度
音量を上げれば、力感もそこそこ程度、正直言って「WE91Bはこんなものか」
そう思ったのも事実です
WE91Bの魅力に気が付いたのは、別の場所で映画用に使っていた
ALTEC A5のダブルウーハー版的な、817と組み合わせて
初めて「WE91B」の魅力に気が付きました
説得力のある力強さ、魅力的な音の太さ、その素晴らしい音楽演出力に驚きました
パーマネントのWE755Aで聴いていたのでは、
たぶん、ずっとこの魅力には気が付かなかったと思います
最近WE142型350B-PPアンプを手にして
購入から25年を経て、
初めてWE755Aのその素晴らしい魅力も知りました
※また機会があったらブログに書きます
WE91B、
まず91Bの魅力を聴く、絶対条件として
「劇場型スピーカー」だと思います
音の響き、力強さ、浸透力と言われる、
心にまで響くサウンドを聴くことは劇場用SPしかできないと思っています
ですが、
現実には様々なアンプビルダーが
こともあろうに「家庭用」には
入力感度が高すぎると、トランスを外したり初段増幅を一段にすれば
へにゃへにゃ低音と共に締まりの無いサウンドを奏で
音が濁るからと、NFBを省いたりすれば、スピーカーに音がへばりつき
音が飛んでこない、躍動感無きサウンドとなり
またノイズが気になると、DC点火にすれば
「ゾクッ」とするような魅力が失われ、力とキレ無くボケ~っとしたサウンドを奏で
それがWE91Bサウンドだと
勘違いされている方も残念ながら多いいようです
WE91Bは音の良い静かな「家庭用アンプ」ではないと、私は思っています
※初段に348を使った、いわゆる音の良い91型も使っていますが、91レプリカとは全く違ったサウンドを奏でます
91Bは今まで聴いてきた中で「最強に過激で力強い」アンプだと思います
過激、力感、躍動感、説得力ある魅力的な音
そんな魅力を活かして最大限に発揮するのは「励磁型」ユニットだけです
もともとWE91Bは、様々なスピーカーを鳴らすべく市販されたものではありません
特定のスピーカーを劇場で鳴らすべく、専用に造られた特殊なアンプ
開発から80年を経た今も、最強のユニットと言われる
TA4181励磁ウーハーと、WE594A励磁コンプレッションドライバー
この最強の励磁型ユニットを鳴らすために作られたものです
この組み合わせが最強のサウンドを奏でるのは間違いがないところです
が
※因みに私はJBランシングがALTECに入る前のランシング・マニュファクチャリング社時代に、それらのWEをコピーしたと言われるLansing415 と Lansing287の組み合わせで、本物とは程遠いかもしれませんが、それにかなり近いような気分で聴いています(笑)
私が励磁型スピーカーが素直に素晴らしいと思えたのも、
その魅力にどっぷりはまったのも
WE91Bレプリカアンプを持っていたからだと思います
励磁のキレ、スピード、心惹かれる魅惑のサウンド
励磁の魅力を最大限に引き出すのもWE91Bアンプだと思っています
黄金の組み合わせWE91Bと励磁
ですが諸刃の刃の組み合わせでもあります
どちらかが欠ければ魅力は半減・・いや
無し
繰り返しますが私はWE91Bでパーマネントスピーカーや
励磁スピーカーをトランジスターアンプで
鳴らしても
魅力は感じられないと思っています
PS、2021年09月時点ですが、
TオーディオでこのWE91型と励磁スピーカーの最高の組み合わせを聴くことが出来ます