
モノサウンドをステレオ装置で聴いたら魅力は半減というか
その魅力は聴けないと思います
モノラルとは、当然ですが「一つの」という意味です
勿論、音源が一つの意味でもあります
一つの音源を二つのスピーカーで描いた場合
滲みが出て「音にボケ」が出てしまいます
MONOレコードサウンドの魅力的な再生には
モノラルカートリッジとシングルスピーカーは絶対条件と思っています
ステレオスピーカーの片方だけ使って聴くのが
現状を考えるとベストかもしれませんが
理想のセッティングでモノラルサウンドを楽しもうと思ったら
やはり専用システムを組むのが最善の方法と考え
長年MONOシステムにも取り組んできました
ステレオスピーカーの真ん中にモノラル・システム、それが我がオーディオのスタイルですね
最初の頃は普通にA5を1本で鳴らしていましたが
その後様々なユニットでモノスピーカーを組み上げました
デカいのではラ・スカラのBOXを二本使って励磁515ウーハー四本の巨大なバーチカルツインや
WE755Aをダブルで使ってバーチカルツイン
等々様々なユニットを使い理想のモノラルサウンドを追求してきました
でも実は、理想のモノラルサウンドはどんなサウンドなのか
当時は、全く分かってはいませんでした
ただステレオの音像は滲むので、一本のスピーカーで聴いたほうが音がきれい
でも、圧倒的な迫力は2本のスピーカーのほうがでる
まあ、どちらも楽しめればいいや、
その程度のセッティングでしたから
アルニコと励磁の混在等、余りものをつなげて楽しんだのが実態でしたが
やればやるほど、MONOの魅力に引き込まれて行き
515励磁ウーハーに合わせて、288-16Gを励磁改良
低域・中域共にWE86型アンプを使ったツーウエイマルチアンプ方式で楽しんでいましたが
3チャンネルディバイダーをD電源のD氏からお借りしてきたので
今回WE597Aツイーターを足してみました
最初、有り余るWE597Aを1っ本リビングから持ってきてテストしましたが
素晴らしい、高域が多少伸びた感はありますがそれ以上に
女性ボーカルの声がなまめかしい
ステレオイメージで空間に創り上げられた「ボケた音像」ではなく
音の密度の超濃い「実態感のあるリアルな音像」
これにはさすがにゾクッとしました、
何だ~、このリアルな音は~
自然というか、不自然さは無くて、なのに
魅力的で、いや魔力歴な歌声、これは歌声に引き込まれますね
滲まない音の究極を極めたような気がしました
ステレオ装置で培った音響バランスをフルに用いたMONOsystem
セレン整流電源の、温もりのある力も魅力的です

アンプもWE86型で低域、もう一台の86型で中域のマルチ
更にステレオシステムで使っているWE597A二本にモノラル信号を入れてみたら
この広がりはモノラルとは思えないような広がり
これは凄い!
で贅沢にWE91型アンプでWE597Aをドライブ

なんとモノラルシステムでありながら
WE86型で4本
WE91型で2本、合計WE300Bを六本も使い

ユニットは全て励磁の555+288+597のスリーウエイ超豪華モノラルシステム
はじめてモノラルの神髄を聴くことが出来ました
求めていたものは、これだったのだとやっと気が付いた、
今日この頃です