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なにも ほしがならなぁい なにも きたいしなぁい

02007年009月004日(火)Doh!と言うよりIy.Carumba!

2007-09-04 | 休み
「ザ・シンプソンズ MOVIE」FOX公式


今年の夏のホリーデーシーズンの映画として
「The Simpsons:MOVIE」がアメリカで
公開されているらしい。日本では来春公開予定。

日本じゃ10年経とうが未だにやっぱりマイナーアニメ
に過ぎないシンプソンズの映画が公開予定と
されているだけラッキーなことだとは思う。素直に。

ただ…どうやら映画版のために声優のキャストを代えるらしい。
ホーマーに所ジョージさん。マージに和田アキコさん。
バートにロンブーの淳さん。リサがベッキーさん。


・・・・・・・・・


云うこと無しだ。逆の意味で。何だよ、それ。
ファンを馬鹿にしてるのか、そもそも声優さんを馬鹿にしてるのか。
それともマット・グレーニングを始めとしたスタッフを貶めてるのか。
そのどれかだろう。下らないマーケティングに作品が振り回される。

「The Simpsons」はともかく「ザ・シンプソンズ」は
大平透さんを初めとした声優さんたちがあってこそじゃん。
あの人たちがいなきゃ、今の「ザ・シンプソンズ」には
成らなかったわけじゃん。

それを脇に追いやって、知名度があるからというだけで
俳優ですらない、演技という才能について疑問符を
抱かずには居られないタレントさん方を起用するというのは
一体どういう了見なのか。

日本での外国映画の、特にアニメ映画の公開に際して
このように素人同然の人が声を当てることが頻繁にある。
山寺宏一さんもWOWOWの番組公式のブログで書かれていたが
良い例もあるが、やはり悪い例のほうが大半だ。

「アラジン」の羽賀賢二さんとか「ハッピーフィート」の
手越さんとか、「トイストーリー」の所さんとか
上げれば切が無い。でもこれらは映画発だから
思い入れも無いから、「残念だなぁ」で済む。

「ザ・シンプソンズ」についてはどうか。
少なくとも、僕自身に関する限りはシーズン1の途中から
WOWOW時代からブランクを挟みながらもずうっと
見てきている。それも吹き替え版で。

英語版のオリジナルキャストの声に似た声のキャストが
選ばれていて、オリジナル版を見ても声に違和感が無いほどの
完成度が高く、加えて日本語訳も非常に油ののった意訳も多く
その両方が合わさって面白いアニメになってるのに。


兎に角、配給もとのFOXさんには今一度再考をお願いしたい。
日本で「ザ・シンプソンズ」の人気を気づき上げてきたのは
事情はそこまで詳しくないので、定かなことは云えないが
FOXさんじゃなくてWOWOWの製作スタッフさんたちと
ベテラン声優の方々だろう。その人たちをないがしろにしたら
それこそ今まで応援してきたファンをないがしろにする事になる
のじゃ無いだろうか。




タレントの下手糞吹き替えの「ザ・シンプソンズ」なんて
ありえません。絶対に。ぶっちゃけ後何シーズン、大平ホーマーを
見れるかと不安に思っている人間からするとあのキャストは無い。