NOTEBOOK

なにも ほしがならなぁい なにも きたいしなぁい

クリエイティブ

2009-08-19 | 休み
素人のモノマネが嫌いです。「俺、モノマネ上手いよ」とか「わたしぃ、特技モノマネですぅ」とか言っちゃえる人のモノマネは経験則からすると十中八九芸人さんのモノマネのモノマネ。言ってしまえば単なるパクリの劣化芸。正直苦痛以外の何物でもなくて、アイドルなんかがテレビでその手の芸と呼べない芸を披露すれば即チャンネルを変えますが、社会人は対峙する相手に笑顔を向けてやり過ごします。

ただ中にはオリジナルでモノマネを開発する素人の人がいて、軽く度肝を抜かれることもごく希にあります。極めて希ですが。それも藤子作品でのモノマネです。藤子作品で物まねの対象といえば、ドラえもん(のぶ代ver)が一般的ですが、あまりに一般的過ぎてもはや手垢まみれの汚れ芸です。もはや相手を楽しませる芸事、エンターテイメントではなく、拷問、トーチャーです。

それがドラえもん(のぶ代)ではなくトンガリで度肝を。『キテレツ大百科』の。トンガリが弱音を吐く際の決め台詞、「マァーマァ(泣き)」とトンガリの甲高い高音を再現しつつのモノマネ。たったこれだけなのになんと言う切り口、と驚愕しました。筆力無いので伝わらないけど。厳密に言えば、藤子作品と言うよりはスタジオぎゃろっぷと言うか、アニメ版と言うか、三ツ矢雄二さんのモノマネ。


よくよく考えればトンガリのそれは非常に特徴的で、誰にでもモノマネができそうだけれど、トンガリの”何を”切り取ってトンガリを表現するかと言う要約箇所の選択はなかなか普通の感性だと気付かない。「マァーマァ(泣き)」と言う部分こそアニメ版のトンガリのヘタレな感じを的確に表現してしまうって凄い。しかも女子って。

はっぴぃえんどまにあ、と

2009-08-17 | 休み
学生時代に避けて通れないことの一つに、”はっぴぃえんど”まにあに遭遇してしまうことがあります。少しだけこすっからい音楽が好きだとはっぴぃえんどが大好きだと、はばからない人に出会ってしまうのです。


―「佐野元春のザ・ソングライターズ」(NHK)


ぼくは予備校時代と大学時代に遭遇しました。決まって彼らが言うのは、「はっぴえんどが日本語ロックを作ったんだよ」この一文に尽きます。その功績はそれとしてドヤ顔のあなたは何んなんだと関係ないだろと思わなくも無いですが、知識にすがる類の人間であるぼくもその気があってやらかしてしまうので、それを否定は出来ないのだけれど。もうちょっとナチュラルに出会いたかったな、はっぴぃえんど。


「日本語で初めてのロックなんだよ、すごいんだよはっぴぃえんどは!」と言われれば言われるほど、反作用。いや、歴史的に見ればそうなんだろうし、すごいことなんだろうとは思うけど、もうぼくらの世代ははっぴぃえんどの次の次の次の世代くらいから見てきてしまっているから、もっとナチュラルな日本語詩を見てきてるから、と。そもそもナイーブ過ぎる松本隆さんの詩はロックというか歌謡曲のようだし。

ようはこれが日本語ロックの祖だよと言われてもピンと来ない。従来のロックの枠組みからのギャップとしての”ですます”調やナイーブ過ぎるその歌詞、”はっぴぃえんど”という今からすると狙いすぎて滑っているバンド名もろもろがピンと来ないし、むしろ生理的に気持ちが悪い。もちろん何度も言うけど日本のロック史的な意義は分かるけれど、曲それ自体は作品として素晴らしいと思うけれど。

ただその松本隆さんの詩が歌謡曲、アイドルの歌の詩になると途端に収まりが良い。”ですます”調のある種の抑制も無く、ナイーブ過ぎる歌詞世界はロックを標榜するバンドには似合わなかったけれど。ソングライティングを理性と言う佐野さんに対して真っ向から感性であるとする松本さん。ソングライティングを感性とする一方で80年代のアイドルへの歌詞をして、時代を読むこととマーケティングは違うと言い切る松本さん。


でも作品としてすごいとは思える。本質の部分で好きにはなれないけど。自分の感性への信頼がすごい。


それにしても。あの学生の質問の仕方はNHK側が指示してるんだろうか、学生側が自主的にしてるんだろうか。確かに質問者の身分を明らかにするのは礼儀だとは思うけれど、就職活動かよって思ってしまいます。しゃべり方も就活のそれで高等教育を受けたしゃべり方の人が殊に引っかかる。そしてそれにしても聴講する学生の男女比。さださんの時、あれほど少なかった女子が小田和正さんとこの人の時には多いという現実。そして来週はシカオちゃんなのです。



歳をとった

2009-08-15 | 休み
西東京大会は都立日野と小平をガンバレと観てましたが、やっぱ後の無い野球は面白い。日大二高と三高の対決とかもなかなか。日大は何校出るのだろう。島根代表の立正大湘南のスターティングを見ると島根の姓が皆無でゲンナリ。全員野球留学生だって…そしてよくよく調べると決勝で大社高校がこの立正に負けて2年連続の県大会決勝戦敗退らしく、野球留学生の私立高校よりもまだ体育科の県立高校の試合の方が観たいよ。

それにしても華陵のチアは反則過ぎる。フィンランドからの留学生の女の子がチアやってるとかって…華陵勝て。高校時代は高校野球が嫌いでしょうがなかったのに。甲子園の開始は夏休み終了までのカウントダウン。駆り出された県大会の暑いことと体育科嫌いだったし。甲子園に釘付けのおっさんたちの気持ちが全く分からなかったのに。それが今や楽しめるって。歳を取った証拠のよう。そして今年こそ都市対抗を観に行くのだよ。


(追記)9回まで投手戦とは予想も。9回表で華陵が無得点だったのでやばいなぁと思ったら、案の定。でも、いや凄かったです後藤選手。どうでもいいけれど湘南の選手の下の名前が凄すぎる。

憎けりゃ袈裟まで憎い

2009-08-14 | 休み
リビングに”ラッシーの素”みたいなのが置いてあったので作ってみたところ、袋に「フルーチェ」のような液体が入っていて牛乳と混ぜ合わせると凝固。酸っぱくなりそうな風味をかもし出しつつもかもし出さない、酸味曲線なんてものがあるとしたらぐぅっと上がりそうで上がらない、そんな感じ。こんなにおいしいものだったのかと。

とりあえず袋にわずかに残っていた原液をなめてみると、それこそ酸味曲線なんてものがあるとしたらぐぅっと上がりそうで上がらず。酸味さんかと思ったら甘い人が横入りしてくるような後味で原液すらおいしい。カレー屋さんとかで本当のラッシーを飲んだことが無いのに、多分これがラッシーなんだなぁと納得。これはうまい。

でもその”ラッシーの素”には2袋しかなく、案の定「なんでカレーのときに飲まないの!?」と怒られる。酸味はある、でも酸っぱくなくて甘い。甘酸っぱいんじゃなくて、酸っぱ甘い。どこかで飲んだような気もするので多分出来るんだろうと、バニラアイスにジンジャーパウダーをかければあら不思議チャイっぽくなるし。

酸っぱいものは檸檬くらいしか思いつかなかったので檸檬。検索したところによるとヨーグルトを使うらしいので、ヨーグルト…は無かったのでカルピス。甘くて乳酸菌でピッたしじゃん。そこに牛乳を混ぜてみて、ついでだからヴァニラエッセンスを入れてみる。ラッシー飲んだこと無いので良くわかんない。酸っぱくないと合うかも。



結局、牛乳にカルピスと檸檬を混ぜて、アーモンドエッセンスを最後に加えて最高。カレー屋のラッシーなんて目じゃないんじゃないかと、消費期限過ぎそうな「おいしい牛乳」2本を一人で飲み干したほどにうまいんじゃないかと。いや、飲んだこと無いんだけど。


めくり

2009-08-09 | 休み
HDDレコーダー、特にハイビジョンレコーダーにしてからやばい録り過ぎ。去年よりも明らかにテレビを観てる。だってハイビジョンで録っておけるから。T55を8ヶ月ほど使ってきたけど、今更本当に今更「A-B消去」というのがチャプター単位ではなくコマ単位で消去するモードで指定したコマAから指定したコマBまでを消去するものだったと知ってガッカリ。


認識:(本編)A(←――CM―――→)B(本編)

実際:(本編)(A←――CM―――→B)(本編)


今まで上記のような認識でCMなりいらない映像なりをカットしてきてしまったので、要はAとBそれぞれ1コマずつ必要なコマを落としてきてしまったということでガッカシ。だから編集した映像のテンポがオカシイものがあったのかと。伸びるはずの音が途中で切れてたり、ひいては間がおかしかったり。アレとかコレとかソレとか、あーあ。