シャネルのCHANCEはその時々で香りが変化することで
話題になった香水です。
2017年記事追加。青文字部分。
けっこうレアなチャンスの香水。
売れ筋が、オー・ド・パルファムのため在庫がないコーナーがある。
これが原因かどうかは、わからないが、チャンス・オー・フレッシュ以降、
香水のラインナップはない。
そんなこと科学的にありえるのでしょうか。
ちょっと調べてみる価値ありそうですね。
その前の知識として次のことを覚えてください。
香水はさまざまな花精油をブレンドしたものである、ということ。
どの香水も時間がたつと、ある程度変化する、ということ。
ブレンドされている花精油のなかで薄くなって消えていく順番というのは、
メーカーで把握しており、当然変わるのはわかっています。
それでもいい香りになるように計算されています。
つけたての、人の鼻をキャッチする香り
トップノート
しだいに薄くなっていく落ち着いた香り
ミドルノート
薄くなって体臭と混ざった(いい意味で)香り
ラストノート
と分類されています。
ですから香りが変化してもメーカーの想定の範囲内というわけです。
ではこのCHANCEはどうなのか。
なんと、ブレンドしてあるかなりの花精油が同じ時間で香りが減衰します。(減衰カーブが同じ)
わざと減衰時間の同じ花精油をブレンドしているみたいです。
ですから昨日はAという花精油が先に消えてCHANCE-Aという香りになって、
今日はBという花精油が先に消えてCHANCE-Bという香りになったわけです。
なるほど香りが変化しているように見えますね。
そーゆー理屈でしたか。
うまく考えましたね。
でも、これをみてどう思います?
それほどパターンはない、ってことですよね。
おっと、肝心の香りの印象は・・・
うーん、ボトルとネーミングのイメージから軽めの香りかな、と
思ったんですが、以外とまったり、濃厚。
ホワイトムスク、イリスが強すぎるんじゃないの。
ジャスミンとかが飛んじゃってる。
若い女性がこの香りをしてたら・・・ちょっと引きますね。
良く言えばセクシー、悪く言えばエロい感じです。
上着に匂いが移っちゃったらこまるな系の香りです。
私はエレベーターの中で出会いたくないです。
でもこればっかりは好みですので、実際サンプルで確認してください。
メーカーも若い女性をターゲットにしているようです。
いろいろチャームなどを用意して顧客獲得をめざしているみたい。