昨年、ヒーター修正等を行ったキャッツアイを再びお預かりしました。弦高がかなり低くなった、ということで、計測してみたら6弦側1.2ミリ、1弦側0.8ミリでした。ヒーター修正が今頃効いてきたのかも…(*)
これはもう5年以上もお付き合いしているのですが、意外にもナット・サドルの作成はやっていませんでした。今回の弦高では、いよいよ作成せざるを得なくなりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/92/d0a953ed217248dbabc016afb6090276.jpg)
外してスロットをクリーニング
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/94/14c38ce055bf554d2835fa2997f3078f.jpg)
高さの目安をつけ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/95/5c782f7da387a7c806d6661f01105b3a.jpg)
1・6弦の位置を決めます。6弦側は、エッジから2ミリだったので、弦落ち防止のため2.5ミリに変更
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/dc/932ae7a7ed90e40138e2108e6d28dc4a.jpg)
弦間を割り出します
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/78/9d80f259e50a1f717dc91698aec7dc61.jpg)
計算上は{1.618"-(0.016"+0.024"+0.032"+0.042")}÷5=0.3008"なのですが、切り込みの具合で若干の誤差が生じるため、結果的に0.302"となりました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/9a/5f1c51cf3d034bc5d260d726e0d2d495.jpg)
溝を切り込んで
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/8e/1723460fda49bef8f483e328ab971e84.jpg)
高さ調整し
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/8d/a8ecc9a3f9b2f2df9eccf91acb0968f4.jpg)
磨いて完了です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/d9/eab85b512090308972ae47b257d4bec2.jpg)
(*)以前にも、同じ様な症例がありました。ヒーター修正をかけてもほとんど効果が無かったため、弦高を下げるためにブリッジを削って調整しました。ところが半年ほど経った時点でネックが逆ゾリ気味となり、今度は弦高が低くなりすぎて、結局高めのブリッジを作成することにとなってしまいました。ヒーター修正を施したことが直接的な原因なのかどうかの、厳密な検証はできません。言える事は、木材の動きについての謎がまた一つ増えた、ということです。
お問い合わせ ABE GUITARS
これはもう5年以上もお付き合いしているのですが、意外にもナット・サドルの作成はやっていませんでした。今回の弦高では、いよいよ作成せざるを得なくなりました。
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外してスロットをクリーニング
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高さの目安をつけ
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1・6弦の位置を決めます。6弦側は、エッジから2ミリだったので、弦落ち防止のため2.5ミリに変更
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弦間を割り出します
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計算上は{1.618"-(0.016"+0.024"+0.032"+0.042")}÷5=0.3008"なのですが、切り込みの具合で若干の誤差が生じるため、結果的に0.302"となりました
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溝を切り込んで
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高さ調整し
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磨いて完了です
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(*)以前にも、同じ様な症例がありました。ヒーター修正をかけてもほとんど効果が無かったため、弦高を下げるためにブリッジを削って調整しました。ところが半年ほど経った時点でネックが逆ゾリ気味となり、今度は弦高が低くなりすぎて、結局高めのブリッジを作成することにとなってしまいました。ヒーター修正を施したことが直接的な原因なのかどうかの、厳密な検証はできません。言える事は、木材の動きについての謎がまた一つ増えた、ということです。
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