ABE GUITARS

ギター・ウクレレ制作
フレット楽器全般 修理調整

1989 MC-28 バインディング補修

2009年07月23日 | その他リペア
バインディングが剥れてきているので、
 

接着剤を使って補修します。塗装したいところですが、塗装は無し、です。


前の工程

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2004 D-28 サドル作成→完了

2009年07月22日 | ナット・サドル作成・調整
オリジナルのサドルも、ナット同様牛骨でしたが、高さが足りない(*)ため作成です。


牛骨材にレイアウトして


切り出して高さを調整していきます。指板の合わせたアールをつける様にします。


オクターブ調整を施し、磨きます。


その後、試行錯誤のピックアップバランス調整を終えて、ようやく完了しました。

(*)お預かりした時点では、ネックが反った状態に合わせてサドルの高さが決まっていて、若干高めくらいの弦高でした。それが、ヒーター修正を施したことでネックの反りが改善され、その結果として今度は弦高が低くなってしまったわけなのです。

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2004 D-28 ピックアップ取付+アース処理

2009年07月22日 | アコギPU取付
K.ヤイリに付いていたB-BANDを取り付けることになりました。
ケーブルタイでコード類をまとめます
 

サドルの溝にトランスディューサー用の穴を開け


エンドジャック加工を施し


取り付けます


しかし、アンプにつなぐと、ノイズが発生。アースが取れていないことがわかりました。おそらくプリアンプ部の劣化に伴うものと思われますが、弦に触れている時はノイズが消えるので、ブリッジプレート部分に銅板を貼り付けて弦アースを取ることにしました。
 

穴を開けて


こんな感じになりました


ようやくトランスディューサーを取り付けることができました


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2004 D-28 ナット作成

2009年07月22日 | ナット・サドル作成・調整
ヒーター修正の後、ナット作成に入ります。

↓オリジナルは牛骨でしたが、溝が深いため交換の必要あり、です。


取り外してスロットをクリーニング


弦の位置を決めて


ロッド調整をします。その理由はこちら


溝を切り込んでいきます
 

高さを調整し


磨いて完了です。


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K.ヤイリ OR-203E ナット調整・サドル作成→完了

2009年07月21日 | ナット・サドル作成・調整
ナット溝と高さを調整し


サドルを作成。

ピックアップのバランス調整は、多少の試行錯誤はありましたが、各弦バランスの取れた音圧となりました。以上で、修理完了です。

(*)バランス調整に関してはこちらを参照。

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K.ヤイリ OR-203E ピックアップ交換

2009年07月21日 | アコギPU取付
もともと付いていたB-BAND PUを


LR BAGGS elementに交換することになりました。


サドル溝の幅を若干広げて


取り付けます


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K.ヤイリ OR-203E フレットすり合わせ

2009年07月21日 | ネック関連
K.ヤイリをお預かりしました。


フレットすり合わせを行います。


マスキングをして


平面を出し


ファイルで成形して


完了です。


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Collings D-2H ナット・サドル調整

2009年07月20日 | ナット・サドル作成・調整
コリングスのDタイプをお預かりしました。弦高が若干高いので、ナット・サドル調整です。
 



ナット溝を微調整します


サドルは、少し削っては弦高をチェックし・・・の繰り返しで調整していきます


当初6弦側3.2ミリ1弦側2.2ミリくらいだった弦高は2.5ミリ-2.0ミリにまで下がり、適正な高さとなりました。


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グレーベン 修理を終えて

2009年07月19日 | ネック関連
グレーベンのネック作成を通して、改めて「いいギターとは何か?」を考えさせられました。
確かに、このグレーベンは、深く、いい音がします。それは、今の私の技量では到達できないレベルの音だと思います。しかし、初めにご説明したように、4年の間に数え切れないほどにフレットすり合わせやネックのヒーター修正を施し、フレット交換も一度は行っています。それでも、数か月すると状態が狂ってしまって、また修理調整する必要が生じていました。結局はどうしようもなくなって(本当に「弾けない状態」になって)ネック作成となったわけですが、いい音であっても「弾けない」状態では「ギターとしての存在意義」それ自体が無意味になってしまうのではないか?と思わざるをえませんでした。

果たして「いいギター」とは何なのか?
その答えは、究極的には「弾き手あるいは持ち主」が決めることであり「絶対的な価値判断は絶対に且つ永遠無窮」にあり得ません(パラドックス的な論調ですが)。しかし、(コレクターではなく)プレイヤーとしてギターに関わる以上は、音がよかろうが名前が知れていようが「弾けなければ意味がない」のは自明の理であり「最低限、弾ける体(てい)をなしているギターが『いいギター』たり得る大前提としての『絶対的な条件』だ」ということだけは確実に言える、と考えています。それは、声を大にして、とてつもなく大にして、どんな批判を受けようとも訴えたい!と、今回の修理を通し、制作・修理に携わる者の良心として、本当に、改めて、腹の底から、思いました。
「音」と「プレイアビリティ」の両立は、ギターという楽器の制作・修理に携わる以上は、それこそ永遠無窮に避けて通れない課題ということだけは確かだ、と実感した修理でした。

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グレーベン セットアップ→完了!

2009年07月18日 | ネック関連
塗装完了し、数日乾燥させました。

マスキングを剥がし、ネックのエッジ部分に溜まった塗料を取り除きます。


ペグを取り付けて


弦を張って微調整をして、完了です!

ようやくできました、長かった・・・。

最初の作業に戻る その後

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ハニー ナット作成→完了

2009年07月18日 | ナット・サドル作成・調整
ナットは弦が埋もれてしまうくらいに高く、またプラスチック製なので、牛骨に交換します。


スロットのクリーニング


サイズを決めて


溝を切っていきます。12弦の場合は、複弦間の距離も考慮に入れなければいけないので、計算式は結構面倒です。


切り込んで


高さを決めて磨いて完了。


この後、オクターブ調整をして修理完了となりました。弦高も下がり、ナットを適正な高さにしたことで、修理前に比べてピッチも安定しました。

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ハニー ネックシム調整

2009年07月18日 | ネック関連
弦高が極端に高いため、ヒーター修正だけでは対応できず、ネックポケットにシム(木片)を入れてネックの仕込角を変えて、弦高を下げます。


若干の隙間が生じますが、もしこれで極端に音が変わるようであれば、ネックのジョイント部分にテーパー加工をした木片を足す、などの処置が必要です。


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HD-28 サドル作成→完了

2009年07月17日 | ナット・サドル作成・調整
オリジナルのサドルはかなり低くなっていましたが(ネック順ゾリのため、低くせざるを得ない状態)


ヒーター修正をしたことで、それなりの高さを確保したサドルを作成できました。
 

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HD-28 ナット作成

2009年07月17日 | ナット・サドル作成・調整
ヒーター修正後、ナット作成に入ります。

ナットを外してスロットをクリーニング


牛骨の角材から切出して


弦の位置を決め


溝を切っていきます


磨いて完了


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またまたヒータ修正 2004 Martin D-28篇

2009年07月16日 | ネック関連
2004年製マーチンD-28をお預かりです。
 

これも、ロッドで調整できない反りがありますので、これまたヒーター修正となりました。


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