Now+here Man's Blog

Surf, Run and Trails / Endurance For Fun

ウエーブ男の転職日記その4

2006-11-09 11:02:55 | 転職日記
途中報告!
1発目の会社面接パスしました。
最終の役員面接を受けます。

履歴書や経歴書パス!
   ↓
1次面接パス!(人事部長&担当部門長)
   ↓
役員面接

ところでなんなんだ?役員面接って?
オイラはさほど大きくない会社で働いている。
だから採用はその担当部門長が決めるんだ。
役員面接の位置付けがわからん。
おしえてけれ~

経歴書なんかでまずフルイにかけるよね。
次に面接だけど3次面接までの会社も多いって聞くよ。
1次面接が人事部長と担当部の部長だった。
スキル確認、やる気確認、失敗談や成功談、人間性や、
好きなセイルサイズ(うそうそ!)を聞かれた。
多分、その部長同士が、
『この男はサーフィンなんかやらなそうだから平日休まないでしょう。
まじめに働きそうだ!一緒に働いてみたいね!』
そんな事を言って合格にしたのだ。
で、役員面接。
もし役員面接で落ちたら、この部長たちの面目丸潰れである。
4.7㎡張った瞬間に無風になってしまったようなものである。
だから役員面接は形式的なものなのか???

もちろんワンマン会社だと、役員の絶対発言で気に食わなければ落とされちゃう。
でもそこは(いちお)デカイ会社。海外にたくさんの拠点をもってるし、
中国にはホールディングスカンパニーもある。

役員面接は顔合わせ程度なのかな~。

それとは別に面接ラッシュである。
計画はこうである。
1発目の会社に合格内定をもらう。
それ以降の会社は一応面接を受けてみる。
もう緊張もしてないのでスンゲー適当に答える。

『以上で面接は終わりますが、何かお聞きしたいことはありますか?』
①ウインドとか、サーフィンしたがってる女性いますかね
②トイレはウオシュレットですかね
③休暇申請は前日夕方でもいいすかね
④ハワイに保養所ないすかね
⑤一番かわいい娘の写真あるすかね
⑥出張で領収書バンバン切れるすかね
⑦ネット見放題すかね
⑧書き込みOKすかね
⑨夏は黒人バージョンかまわないすかね

とにかく役員面接は緊張である。

ウエーブ男の転職日記その3

2006-11-02 11:04:00 | 転職日記
面接1回目。
そこは郊外にある巨大企業。
メインの建屋のエントランスホールで人事担当者を待つ。
その建屋は新築でホールで、PWAの表彰パーティーを催せるくらいでかい。
受付の女の子の対応や雰囲気でその会社が儲かってることがわかる。

ある製品が好調で270億の投資をし、敷地内の余剰地に新社屋をガンガン建設している。
その製品は、液晶モニターやカーナビ液晶パネルの製造装置だ。
液晶は真空中で癒着させるはずなので、高い技術力が必要なはず。シェアは高い。

人事の担当者は60歳前の女性で、最初に『面接にお越し頂いてありがとうございます』と僕に告げた。
定年間近の女性が応対すること、そして面接に来たことにお礼を言ってもらったこと。
その会社の質の高さを感じた。これはいい!と直感した。

面接室に入ると、人事部長と品証部長の2人が僕を待っていた。
僕との間には4Mくらい間隔があった。
『どうぞお座りください』
僕が椅子に座るや否や、『筋肉質ですね』と人事部長が言った。
スーツ着てるから体型はわからないはずだ。スーツの形がいいのかな?
実際、決して筋肉質じゃない。
『サーフィンされてるでしょ』
いきなりきたきた!さすがサーフシティー茅ケ崎だ!これだもんな。
品証部長も人事部長もニコニコしている。
僕もニコヤカにした。終始穏やかに面接が行なわれた。

自分は非常に知識があること。バイタリティーがあること。
どんなことがあってもヘコたれないこと。
論理的に物事を判断し、熱い気持ちをもって立ち向かうこと。
こんなことをアピールした。守護霊様たちは大笑いしていたかもしれない。

『知識ってさ、週刊誌とか2ちゃんねるじゃんよ。バイタリティーってスケベ心だしな!
へこたれないって、ただのウインド馬鹿じゃん!』
きっとこんな感じだ。

僕の応募した部署は、非常に精神的にきつい部署で、海外出張がバスバスある。
しかも専門知識が必要なので滅多に応募には来ないし、
しかも人が欲しいとはっきり言われた。
ポイントは一つ。プレッシャーに耐えれるかどうかみたいだ。
『3.7㎡でオーバーヘッドに巻かれ、漂流するのに比べれば、屁みたいなもんでしょ!』
と言いたかったが、
『今も充分に耐えながら仕事してます。大きな壁もあります。
しかし壁をブレークスルーしたところでは中小企業には限界があります。
御社で、ブレークスルーした先のおおきな海外展開に自分自身の可能性を伸ばして行きたいと思っているのです。』
僕はブレークスルーという言葉が自然に出てきた。
茅ケ崎の海はゲッティングアウトというものじゃない。
ブレークスルーだ。風がなく、ボードが前に進まない。大きな波が目の前で崩れる。
慎重に壁を乗り越えると、大プレーニングの大海原が待っている。
まるで仕事である。

面接が終わると、部屋の前で人事のその女性が待っていてくれた。
一緒に廊下を歩きながら軽く世間話をした。
『決まればいいですよね。ここは仕事はきついけど給料が物凄くいいですからね。
海外出張が手当てドッサリです。』
そんなこという人事の人はあまりいないものである。
それにドッサリと両手を広げて言ってくれた。
あとで調べたら平均の年収が815万。社員平均ですぞ!
ていうことは僕の年齢からして900万だとしよう。
毎月の給料は60万。ボーナスは夏冬それぞれ100万。
まあまあだ。
まあまあ、まあまあまあまあ!

当然面接は1回きりではない。役員面接もある。
今回の面接っきりでダメかもしれない。
期待はしない。
短い間ではあるけど夢を見させてもらうことにする。

もし内定が決まったら、今年の忘年会は全部オイラもちである。
12月9日なり。

ウエーブ男の転職日記その2

2006-10-28 21:26:46 | 転職日記
金曜、プラム、トム、のりだぁらとプチ茅ヶ崎会。
飲みすぎた。
4人でボトルを3本開けて、プラスαで飲みなおし。
ウエーブの濃い話で盛り上がった。

土曜の今日は暑いくらいでビーチで上半身裸でお昼寝。
残念ながらサーフするほどの波は無かったな。
制服姿の女子高生が波打ち際で遊んでて、
キャッキャする声と波の音で、砂に埋まっていくようにウトウトを繰り返す。

家に帰りPCメールを確認。
早速転職応募の1社から連絡があった。
書類審査を通過したので面接に来て欲しいとのこと。

この会社は今のキャリアがそのまま活かせる。
家から徒歩10分。年収は800。
もちろんフレックスタイム制。

フレックスだから毎朝サーフィンでき、風が吹く日は確実にウエーブできるということだ。
腹痛で早退届や有給を出さないで、正々堂々海に行けるということだ。

応募条件25歳~40歳、品質マネジメントシステム管理経験者、ISO審査員もしくは審査員候補。
どういう仕事かというと、会社が決めたルール通りに業務が運営されているか管理する仕事。
製品の品質ということを切り口にして、全社が継続的改善できるシステムを構築する。
30歳台でISOの審査員にはなかなかなれないし、
駅からバスに乗らなくちゃいけない距離なので多くの人が応募するとはあまり思えない。
ほんのちょっとチャンスがあるかな。

問題が一つある。
その会社は海外にたくさんの拠点をもつグローバル会社。特に中国。
海外出張はもちろん、駐在が多い。もしくは駐在がメインかもな。

中国でも十分サーフィンできる。
日本の給料で中国で生活するには贅沢三昧のはずだ。
でかい土地なので移動は大変だけど、なんたって金がある。
毎週末中国内のサーフリゾートに行けるかもね。

(wave in China)

1年に40日ウエーブするとしよう。
冬がウエーブシーズンの日本に冬さえいれば、出勤日にフレックスを使い確実にウエーブできる。

まあ、先方がオイラを欲しいと思えばの話だけど、
こうやって今までに無い生活を思い浮かべるのは結構楽しいものだ。

夕方、思いがけなくあるサーファーの女の子から連絡があった。
『海入りましたか? これから、お食事に行きますが・・いかがですか?』


いや~、波回りがいいぞ!
こういうときはしっかりパドルするのだ。
巻かれてもいいからその波には乗らなくちゃ!ですな。

ウエーブ男の転職日記その1

2006-10-25 11:47:53 | 転職日記


転職活動を本格的に始めた。
実は前から行なっていたんだ。
会社勤めをしてれば転職を考える機会が誰にでも定期的に来るだろう。
オイラはその都度書類を提出したりしたんだ。
面接にも数回行ったよ。
面接では自分のスキルの無さにガッカリしたり、
質問に対し明確な返答ができずもどかしくなったりした。

単発で行なう転職活動はよくない。切羽詰って企業比較ができなくなる。
ダメモト根性が働いたり、少なくとも転職のためにいろいろ調査する姿勢に落ち度が出てくる。
だから活動するなら真剣にだ。ドバッといっぱい当たりまくるんだ。

転職活動を考えた理由はこうだ。
オイラにぼちぼち管理職の声がかかってきた。
オイラはマネージメントをしたい。
全社のバランスを考慮しながら適切な判断を下し、常にクールで、論理的な考えをしていく。
でも、今の会社では、自分の管理職の理想像からはかけ離れてしまう。
年収も伴わない。
つまり、魅力が無い。ノーフューチャーだ。

オイラはこうなることにした。
年収1000万。そこそこの大きな会社でマネージメントをする。
やり方が非常にいいので土日は完全に休む。
たまに風が吹くと持病の腹痛で休むけどしっかり仕事してるので誰も文句を言わない。
毎月セイルを1枚買う。でもそれはムダなので毎月女にプレゼントをすることにする。
海外出張や短期駐在も多いけど、見聞を広めるためだ。有意義に世界を味わう。
ジムにはしっかり通い、英会話スクールに通い、自分への投資も惜しまない。

別に大した事じゃないな。一般的な当たり前の生活だ。ごく普通だ。

仮に転職が決まれば、2ヶ月間のブランクを設ける。
今の会社からほんの少しばかり退職金が出るので、
カスタムシェイプのロングボードとウエーブボードを2本新調する。
英会話スクールに1ヶ月みっちり通い、残りの1ヶ月南の島で過ごす。

これも大した事じゃないな。
でもオイラはこんな些細なことを考えるとウキウキする。
で、新しい職場でスキルを更に伸ばし、人生を謳歌するのだ!
それもこれも楽しく海でウインドやサーフィンをするためだ。
悩み事を海に持ち込みたくないからな。


転職に際し、web登録のサービスがある。あれはやめた。企業が引っかからない。
で、転職支援の会社に登録したんだ。
先日の日曜日、横浜の支援会社でコンサルを受けた。
担当は30半ばの品のいいスーツ姿の女性で、オイラに応対してくれた。
とても美人ですこしドキドキした。唇がちょっとエッチだった。
恋をしそうになったけど、それは仕事が決まってからにした。
ペンを持つ指は細く繊細で爪はきれいに手入れがされていた。
男は年齢を重ねるとそういうところに目が行く。
女性の話し方や振舞い方や着る物で、その女性がどういう私生活を送っているか、
どんな恋をしてきたか、瞬時にいろいろ想像する。
これはあまり外れない。
当たっているかわからないけど、たぶん外れていない。そう直感するときがあるんだ。
そういう想像の対象になる女性は一般的に言ういい女だ。
深くない人には思わない。男にもだ。オイラは浅い。ペラペラだ。

終始なごやかな雰囲気で会話ができ、彼女はオイラのセールスポイントをうまく引き出してくれた。
『問題ありません。今お持ちの経歴で早速各社の人事担当者と連絡を取ります。
例えば10社に書類提出し、5社で受理され面接を受けていただきます。
3社内定して、その中から選びましょう。そろそろ売り手市場になってきてますしね。』

その10社は名だたる企業ばかりだ。
それらの企業のHPを応接のPCで見たけど、オイラが応募しようとしている職種は載っていない。
インターネットは万能ではないということだ。
本当に企業が探している人材は、
こういう転職支援コンサルや別ルートで採用を行なってる場合が多いみたい。

オイラは先週から転職支援コンサル数社に渡りをつけていた。
対応が全く違う。持っている企業数とコンサルタントの人間性と、まさに当たればラッキーの世界。
横浜のその会社は抜きん出てよかったのだ。

オイラに吉が出るか、あるいは『短い間だったけどいい夢みれたぜ』で終わるかは神のみぞ知る。

オイラは彼女に丁重にお礼を言った。
『いろんなコンサルがいたけどあなたがベストです。ありがとう。今後とも支援よろしくお願いします。』
『最後までフォローしますから、ご心配なく。
もし途中で転職の熱が冷めても私が背中を押しますからね。』
『とても心強いです。』

彼女はオイラをエレベーターの前まで送ってくれた。
『お住まいは茅ケ崎ですよね。帰られてから波乗りですか?
ちょっと日に焼けてらっしゃるのでサーフィンされるんでしょ?
今日は少し波あるかもしれませんね。』
『え?あなたはサーフィンされるんですか?』
『少しかじってるだけです。』
『ナゼ今日波があるって知ってるんですか?』
『私も茅ケ崎なんですよ。』

へ~っ!奇遇だ。
世の中は小さな偶然の連鎖で成り立っている。