働きがいのある会社 ~経営者の多くはその実現を目指しているが、
万人が満足できる企業風土を作り上げることは容易ではない。
働きがいのある会社とは、一体どのようなものなのか、昨年2月に、
『Great Place To Work Institute Japan』が調査を実施し、
上位20社のリストを発表した。
1位はリクルートエージェント
2位はマイクロソフト
そして2008年に第2回目の調査結果が日経ビジネスなどに公開された。
働きがいのある会社とは、働きやすい会社ではない。
楽して高収入を得られる会社ではないのだ。
『働きがい』の定義とは、
信頼・連帯感・誇りの3つになる。
さらに信頼は、信用と尊敬と公正に分けられる。
信用とは、従業員が経営陣を信用しているか、
尊厳とは、経営陣が従業員を大切な『人』として尊敬しているか。
これは具体的には、意見を吸い上げてくれる体質や環境があるかどうか、
そして、プレゼンする者は努力して最大の知識を惜しみもなく披露できるか。
リストアップされている会社の個々の業務は非常に厳しいものがあるだろう。
波が小さい時に、風が弱い時にサーフすればいいや、と言ったものではなく、
ハードでもマイルドでも全力でかかっていかなければならない宿命にある。
『波がでかいので、今日は海に出ません』
では通用しない。
そういう精神が社内に行き届くことが必要だ。
経験者採用でも、もちろん即戦知識は必要だが、
企業が望むのは、共に突き進んでいく時のその共有精神なのかもしれない。
3.7㎡ワールドでも仲間がいればなんとか乗り切れる、というのと同じかも。