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Surf, Run and Trails / Endurance For Fun

2013NP TheFLY HD 完プレ&インプレ

2012-08-11 09:03:23 | windsurfin'
8/10
午後から5.4で吹きっぱなし。 ジャスト~ややオーバー。
風はストレートオンショア。
波は後半腰↑↑
パークは砂付きがだいぶ良くなった感じで、オンショア強くても綺麗なフェイスでGOOD!

さて、NEW SAILの印象。
比較は2010NP TheFLY。

パワーセンターは2センチほど後退。
ドラフトが前寄りになった、とカタログにあったが、それは2012モデルと比較したのかな。
2010の方が全体にしなやかだけど、パワーポイントが広く分散されている。
(あくまで2013と比べてだが) ジャイブセイル返しの反動が大きく、
トップターンのセイル引き込みでセイル手が重くなる。

2013は2010から数えて3世代目。
その2013は確実にパワフルになった。
そのパワーポイントが自分の身体の胸から腰あたりの真正面にあると実感できる。
そのポイントは風の強弱に全く左右されず固定してる。
で、パワーがアップしたけど、セイルトップが驚異的にしなやかなので、
そのパワーがそのままボードの動力になる。オーバーストレスがない。
そのトップのしなやかさは実は体感できない。
リーチは一切バタバタ言わないし、文字通りしなやかだから、乗り手にわからないように、
こっそりテンション&リリースを繰り返してるんだろう。
素材も以前とは全く違うのでその効果が絶大なのかもしれない。

乗ってみてセイルの進化が一番わかったのがダックジャイブのとき。
セイルの下をくぐった瞬間、マストが身体から遠ざからない。
今までは向こうへ行ってしまうマストを追いかけたものだ。
つまりそれだけアウトホール部分が軽いってことなんだろな。

だからノーマルジャイブも驚異的にセイル手が軽い。
マストがほとんど目の前から離れない。
乗り手はボードの走りだけ考えていればいいので、失速を減らしてジャイブアウトできる。
まさにオートマチックジャイブ!

ストレートオンショアでのボトムターン~トップターンでは、腸捻転になるくらい身体をひねる時がある。
そんなときでもセイル手が軽いことの恩恵はとても大きい。

これがサイドショアで乗れたら、まさにアップスーンのダウンザラインが可能だってよく理解できる。
売り文句通り、Surf Wind、である。

4バテンはパワフルであるためワンサイズ小さ目をチョイスできるが、
そのしなやかさからオーバーにも良く効く。

クアッドフィンの走りの乏しさを補足しながら、
クアッドフィンのターン性能を最大に引き出す。

こんな感じかなぁ~

この進化は全てのウインドサーファーがわかるかも。
本当に驚異的。
ビギナーが使ったらあっという間に上達するかも。