来月、トレイルランレースに初挑戦です。
2017 Hakuba Internationl Trails 、7回目を迎える大会です。
トレイルの大会というのは山で行うわけなので、
その山がある村の協力が必要になってきます。
山を走るというのは世間一般ではないので、
村おこしの起爆剤になるかというとハテナマークが付きます。
しかしながら自然への回帰主義が広がっているのか、
トレイルの大会はだいたい一度では終わらず、何年も繰り返されるようです。
ここがとても重要だと思うのですが、
過疎化の進む山村で、ひとつのイベントに対して村中の人々が結束することこそが、
村おこしになるわけです。
真の活性化になるわけです。
沿道の人々が笑顔で応援してくれる。ハイタッチをしてくれる。
村のおばあちゃんたちが夜なべで作った食事がエイドステーションに並び、
それをおばあちゃんたちが自ら賄ってくれる。
こういう温かさが全国から選手を呼び、協賛メーカーを増やし、
さらにはトレイル整備も完成度を増し、大会の質がどんどん上がっていきます。
おそらくフルマラソンでは見れない光景なんだと思います。
日本の山は素晴らしい。
家も田んぼも、麓にある小学校も、川も、
全部セットになって何とも言えない日本人の郷愁がそこにあります。
そこで村の人々と選手が一体となって大会を盛り上げていく。
ただ走りにいくわけではない。
緑深い日本を楽しみに行くんですね。
特に白馬国際はそういう大会らしく、まさに感動の文字がピッタリの大会のようです。
参加選手は2000人に及びますが、50キロの行程で前後誰もいなくなり、
一人になることもあります。
山と山をつなぐロードではロストする可能性もあります。
でも、そこでこんな標識があったら、とても大きな力になるんだと思います。
あと20日切りました。
笑って耐えるをモットーに。
前に、前に、前に、前に。
そして大きな感動を。
選手の皆さん、日本アルプスで逢いましょう。