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主要国首脳会議
今日から北海道は洞爺湖で行われる。
バブル期に日本国内にはリゾートが乱立した。
サミットの舞台となる『ザ・ウィンザーホテル』は、
当時、『ホテルエイペックス洞爺』という名で営業をしていた。
ロビーから1辺が数十メートルの1枚ガラスを通し、洞爺湖が一望できた。
ニセコやルスツにも近く、スキーリゾートとして、ゴルフリゾートとしても完璧。
部屋やレストランは申し分なく、とにかくバブル絶頂を象徴するホテルだった。
しかし、このホテルエイペックス洞爺、完成したのがバブル崩壊のときだった。
北海道拓殖銀行による乱脈投資の舞台となり、結果、同行は経営破たん。
ええええ???銀行は倒産するんだ!と衝撃的な事件でしたね。
ホテルもその後、あっという間に廃業となった。
そのゴチャゴチャなドラマが繰り広げられたホテルで、
本日からいろんな国の思惑が、利益の駆け引きが、行われる。
特に、環境問題では、爆発的な加速で氷が溶け出しているグリーンランド、
そこに焦点が集まるべきはずだ。
グリーンランドの問題は全世界の科学者が警告を出していて、
このまま歯止めが効かなければ、地球の海面は7M上がる。
そして、グリーンランド近海では塩分濃度が薄くなったせいで
地球規模の海流がストップし、北半球は氷河期に突入。
二酸化炭素に代表される温室効果ガスを削減するための手立てとして、
バイオ燃料の普及が行われている。
ヨーロッパの石油会社はバイオ燃料の原料である植物のため、
アフリカの土地を占有する。結果的にCO2を蓄えるための木々が伐採される。
バイオ燃料を作るため、結局は工場がCO2をまき散らす。
(日本ではまだまだバイオ燃料はメジャーではない。
ガソリンスタンドは販売のための設備投資ができない。補助制度もない。
ガソリン高騰で倒産するスタンドもあるくらいだからな。)
さてさて、福田首相は、地球が直面しているこの問題の200年後を見据えて
方針、目標をサミットにインプットしなくてはいけない。
キーはバイオ燃料と太陽電池である。
太陽電池は地球を救うことができるのか、
その重責は日本にかかっているのだ。
日本政府は、かつて、家庭の太陽電池設備の補助を中止したアホな国である。
だからシャープ、サンヨー、京セラなど、太陽電池生産が失墜してしまった。
世界規模で太陽電池生産を急ピッチで上げなくてはならない。
40年後まで、世界の発電量の20%以上にしなくてはいけないのだ。
二酸化炭素によって沈みゆく地球とう名の客船のカジノルームで、
カードゲームをすることないよう、
地球を救うという大原則に則って会議をしてほしいと節に思うわけである。
下は環境問題で、ある小学生の作文の一部である。
『地球はそのうち無くなってしまうみたいですが、
少しでも地球のためになるように、
私は部屋やトイレの無駄な電気を消すようにします。』
子供たちには、地球滅亡がメディアで突きつけられているわけである。
少なくとも30年は地球はもつだろうから、早くに死ぬオレらには関係ない。
その作文には胸が締め付けられた。
涙が流れる。
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