先日、夜に自転車で、垣根かブロック塀か電柱か、
何か大きなものに激突して弾き飛ばされて、
自転車ごと宙を舞ったか回ったか、とにかく転倒した。
同窓会で相当飲んでいて、新橋~自宅までの記憶が断片的。
よく帰ってこれたなと。
幸い膝のかすり傷だけで済んだけど、良い子たちは大人になったら絶対真似しちゃいけません。
身体は軽傷だったが、翌日、自転車に乗ったら変速ギアーが切り替わらない。
おかしいなあ、と手元の変速ダイアルを何度回しても切り替わらない。
見てみると、後輪に繋がるワイヤーが外れてる。
しかもワイヤーケーブルと後輪を繋いでいる変速機らしきものがグチャグチャに壊れてる。
壊れているというか、破片らしきものが申し訳なさそうに後輪の軸あたりにくっついているだけ。
変速が効かないので常に一番軽いギアになっている。
上り坂用だ。
だから平地で漕いでると、しかも普通の速度で走ろうとすると、
すばしっこくチョコマカ漕ぎ漕ぎになる。
傍から見ると非常にかっこ悪い。小走りだけど進んでない。
落ち着きのないセコセコおやじみたい。
オレのチャリはHAROといってアメリカのブランドで、
購入したショップは少し前に店仕舞いしてしまった。
修理出すと偉い金額取られそうだし、どこ行くのも自転車乗だし、こりゃこりゃ参ったわけさ。
ハンドルの変速ダイアルにNEXUSと印字されてたので、
その破損したパーツもNEXSUSだろう。それは間違いない。
問題は、その破損パーツの名前がわからんのだ。
わかっているのは、「NEXUS」と「変速機」のふたつだけ。
自転車がアメリカ製なのでNEXUSもアメリカ製だろう。
変速機=transmissionで調べた。
しかし、全くわからん。全くヒットしない。
まる1日かけてわかったのは、、、
NEXUSは、日本が誇る自転車パーツメーカーSHIMANOのブランドだってこと。
そして、破損したパーツは「ベルクランク」という名称だってこと。
「ベルクランク」は樹脂部品からなってるので木っ端微塵になったわけだ。
だから元がどういう形なのか、当然型番もわからない。
該当しそうな部品が数点上がった。 まずこれをメモしとく。
候補から確定しなくちゃいけない。だから次に、HAROの同モデルを探した。
ベルクランクが写ってる画像があれば、候補の中から絞れる。
しかしながら数年前のモデルなのでメーカーHPには載っていない。
やっとのことで個人のSNSを検索して、同じものを探し当てた。
幸運にも後輪のベルクランクがアップで鮮明に写っていたのだ!
これで型番がわかった。 SM-BC06
はい! 次にこのパーツを売っているサイトを探す。
やっと見つけました。 その名も「チャリンコ王国」
丁寧にも部品の構成図も閲覧できた。
そこでベルクランク単体だけではなく、ベルクランクユニットで購入が必要なこともわかった。
木っ端微塵から2日後に発注。
しかし! 在庫がなく取り寄せのため到着はその1週間後。
取付は超簡単。
このパーツの値段は?というと770円也。
こうやって自転車で転倒したおかげで、自転車のシングルギアの変速構造を知ることになり、
部品名も知ることになった。
努力を惜しまなければ大抵のことは調べられる、ということだ。
他人に安易に聞くと忘れるが、自分で調べると身につく。
知識ってそういうものなのね。
自転車の部品を覚える必要は実生活ではほとんど必要ないけど、
調べる気さえあれば世の中のだいたいの事は知ることができるっつうことです。
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