
昨日のことだが会社でミーティングのために、棟を移動した。
その棟の6Fに行くのに1Fからエレベーターに乗る。
その日、どうもお腹が張り気味で、あまり調子が良くない。
エレベーターに乗ったのはオイラひとりである。
このエレベーターは決して高速ではない。
建物は1階1階、意外と高さがあるため、1~6階まで30秒はかかる。
またまたお腹が急に張った。
ミではなくて、気体だな、と思ったので、切羽詰まるほどではなかった。
不思議なもので、ミと気体の区別はなぜかつくものだ。
完璧ではないけど、8割方区別はつく。
自信のない2割はどうかというと、極度な緊張状態で、
括約筋が麻痺して、正確な直腸内情報が脳にうまく伝達されないからだ。
こういうとき、安易なスカシは緊急事態を通りこし、自己破滅状態となる。
と、書くと、オイラがエレベーターで自己破滅状態になったと誤解されちゃうか。
違います。
少しお腹が張っていただけなので、排気をしただけなのだ。
排気した後、オイラはとても焦ることになる。
昨夜は、産業道路にある『ポンポコ亭』でニンニクまみれのホルモンを食いまくったのだ。
『OH! MY GOOOOPPE!』
わお!オレってこんなオナラしちゃったのかよ!という驚きの屁を、
おーまいがー屁(読み:オーマイガーッペ)と命名した。
すげーくせえ!まじくせえ!ふざけんなオレの腸!!
オレの腸おかしくね???屁が腐ってるのか?それとも腸が腐ってるのか???
いやいや、もしかしたらウンチが腐ってるのか??
エレベーターは2Fを通過。
3Fもクリア。
意外と乗降が激しい4Fもクリア。誰も乗ってこなかった。
5Fも止まらなかった。
しかし、においは消えていない。
6Fについた。
オイラは位置について!のポーズを心の中でとった。
誰かが入ってくることを考慮して、即座に逃げれる体勢を作ったのだ。
よーい! ドアが開いた。人影が見える。複数の女性だ。
ドン! ドアが完全に開かないうちにオイラは下を見て顔がばれないように、
エレベーターの外に出た。
内履きのサンダルの先っちょのプニョプニョしているところが、
エレベーターとフロアの隙間に引っかかった。
オイラはバランスを崩し、床に手をつきそうになったもんで、
もっていた書類を床にばらまくことになってしまった。
エレベーターを待っていたのは、総務の受付嬢たちだった。
面接で厳選された美女軍団5名ほどである。
彼女たちは外注派遣。どの企業でも完璧な対応ができるよう訓練されている。
気がきく彼女たちは、さっとシャガミ、オイラの紙を拾ってくれた。
その間、エレベーターのドアは閉まり、
誰も乗っていない状態で階下へと降りて行った。
胸を撫で下ろすとはまさにこの事である。
教訓:
平日の焼き肉はやめましょう。