グリーンブレーカーズ by 高木肥料店

農業の現場の おはなしなどなど。

カダフィ大佐の思い出・・・。

2011-10-21 21:18:26 | Weblog
カダフィ大佐の思い出・・・。み

カダフィ大佐関連として、昨年の当ブログ1月分を当時のままに
再掲載
してみました。よろしかったら・・。
  
 ↓

『ありがとう。アフリカを思う皆様に感謝します』

砂漠の狂犬」とか、「アラブの暴れん坊」とよばれたこともある、リビア
のガタフィ大佐です。

実質的なリビアの元首にして、大佐。

受け取る側のこちらとしても、本名の ムアンマル・ムハンマド・アル=
カッザーフィーっていうよりも、 やはり、カダフィ大佐 のほうがしっ
くりきます。最近のニュースでは、2009年9月の国連での演説で約15
分間という予定を無視して1時間36分にわたり安保理批判などを繰り広げ
たニュースが伝えられたばかりですよね。

そんなカダフィ大佐の実像はどんなものなのか・・・それを知る貴重な機会
に恵まれたのは、2009年12月15日。明治大学の駿河台キャンパス・
アカデミーホールで開かれたサテライト対話集会
のことでした。

テレビでは横暴なイメージだったが、質問に一生懸命答えようとしてい
て親近感があった
」という学生のコメントがあります。そのコメントに代表
されるように、(西側メディアを通じて伝えられている氏のイメージとはう
らはらに)非常に真摯な氏の姿勢の一面と人間性を窺い知ることができたの
は貴重な体験となりました。
本日のブログタイトルである、「今日はありがとう。アフリカの事を大事に
思う皆様に感謝します」という冒頭の氏の言葉は、現在はアフリカ連合(A
U)議長でもあるという現在の氏の立場と、アフリカの現状を如実に表した
ものだと感じました。

主催者となった明治大学の集会に関する広報は こちら  。
集会を一般公開してくださった明治大学には感謝申しあげます。

▼ 12月といえば・・・物議をかもしていたイラクの サダム・フセイン元
大統領の 軍事裁判による刑の執行 から、ちょうど3年
。その意味でも、今
回の対話集会は意義深いものととらえずにはおられませんでした。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染







日本の集落にはいろいろな農家と農業がある現状で。

2011-10-21 09:50:40 | Weblog
日本の集落にはいろいろな農家と農業がある現状で。み

規模を拡大して大型農業機械を使用する農業が、あたかも農業の進化形 で
あるかのように語られています。が、実際の集落には、いろいろな形態の農
家と農業が存在するんですよというお話です。よろしかったら。

  ↓

『日本の集落にはいろいろな農家と農業がある。』

野菜や果樹などを栽培する労働集約型の農家は、土地をあまり必要とし
ません。
むしろ労働力の限界を感じつつも、無理を押してイネを作付けしなければならな
いときすらあります〔作付けしないで田を荒らすとまわりの農業者からのクレー
ムが来る場合の対策として〕。
このように、もっている土地が余ってしまう場面もあるわけです。

ですから、このあまっている水稲を作付けする水田について、土地利用
型農業を目指す農業者に貸し出したり作業委託を頼む場面
があります。

反対にイネやムギ、大豆を栽培する土地利用型単独農家では大規模な
土地が必要になります。。
たとえばイネの場合でいえば、1haほどの農地では農業所得は生じず、5ha
以上でなんとか経営的にとんとん、10ha以上の農地を確保して初めて
農業所得が500万円程度
になるともいわれています。。

そこで労働集約型の農家が、土地利用型単独農家に土地を貸す場面が
でてくる
わけです。これでどちらとも経営がうまくまわる。

いっぽう、労働集約型の農家というほどでもなく、土地利用型単独農家
でもない、中間型というべき農家もいます。
たとえば水稲の時期にはイネを作り、水稲が終わるとキャベツや野菜な
どの葉物野菜や小面積のハウス栽培で野菜をつくったりする農家です。

もちろんこれでも経営がなりたちます。

また、1haほどの土地を持ち、〔自分のウチが食べる分+α程度の〕野菜
や米の作付けだけをする程度の兼業農家もいます。また年金収
入が主たる収入源で、あまった農産物をすこしだけ販売する農家もいます。
これらもまた経営がまわっている農家であるわけです。

そうそう、ほかにもありました。

たとえば 畜産だけをおこなう農家もありまし、なかには不動産屋さんの
ような農家、まるで企業家のような農家もいます/笑。

と、このように、ひとつの集落には、いろいろな 農家と農業がある
わけです。そして・・・ここがポイントなのですが、くくりでいえば、

 全部が『農家』ですし、おこなってるのは『農業』

であるわけです。

そこでかんがえてみたいのが・・・最近話題にされることが多い『大型機
械を使った土地利用型農業を日本の将来の農業の理想とする農業改革
論』
です。

それって、農家と農業の現状から、あまりにもかけ離れていませんで
しょうか。ついつい、そう思ってしまうんですよ。

なにより平坦な耕地すら、この日本には少ないとかんじているものですか
ら。 こちら 。

▼ 日本の企業だってそうですよね。大企業や中小企業、株式会社と個人
  商店、それに外資やベンチャーなど、いろいろな会社全部をまとめて
  日本の企業です。どの企業にあわせた改革論をするのがいいのでしょ
  う・・・全部の企業に当てはまる改革案って難しくはないでしょうか。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染