ノロウイルス流行の原因は。
現在、上水道用水の浄化方法として多く用いられている急速濾過と塩
素消毒を組み合わせた方法では、大腸菌やウエルシュ菌などの病原性
細菌の除去は出来ますが、ノロウイルスや クリプトスポリジウム原虫
などの塩素耐性の強いウイルスは、なかなか除去することができない
・・・これが、近年 ノロウイルスが大流行する原因です。
『本当は危ない有機野菜』でもとりあげていた、そのようなノロウイ
ルス増殖のメカニズムを示すとつぎのようになります。
ヒトでのノロウイルスの流行がおこります〔感染者の体内で増殖〕
↓
ノロウイルス感染者のふん便、吐物には多量のノロウイルスが存在
↓
排泄されたノロウイルスは下水処理場で処理されますが、ノロウイ
ルスの一部は河川に流れ込み海へと流れ込みます
↓
カキなど二枚貝が、餌の植物性プランクトンを採食時にノロウイル
スを取り込みます
↓
内臓(中腸腺)にノロウイルスが蓄積された生や加熱が不十分な
カキなどの二枚貝を食べることにより、ノロウイルスに感染します
↓
ヒトでのノロウイルスの流行がおこります〔繰り返す〕
・・・前回のハイチのはなしは、自分には関係の無い遠い国の出来事
なのでしょうか。いいえ、昨今の日本の食中毒事情から考えると、そ
うとばかりは思えません。その指標となりうるのがノロウイルスです。
このウイルスによる近年の食中毒の増加は、『上水から下水に、そし
てまた上水に至るという日本の水の循環に限界がきていることを証
明している』のかもしれませんよ。
▼ 日本では、都市部の水ばかりがよごれているわけではありません。
日本の地方河川の有機物系の汚染例は、 こちら 。
「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
現在、上水道用水の浄化方法として多く用いられている急速濾過と塩
素消毒を組み合わせた方法では、大腸菌やウエルシュ菌などの病原性
細菌の除去は出来ますが、ノロウイルスや クリプトスポリジウム原虫
などの塩素耐性の強いウイルスは、なかなか除去することができない
・・・これが、近年 ノロウイルスが大流行する原因です。
『本当は危ない有機野菜』でもとりあげていた、そのようなノロウイ
ルス増殖のメカニズムを示すとつぎのようになります。
ヒトでのノロウイルスの流行がおこります〔感染者の体内で増殖〕
↓
ノロウイルス感染者のふん便、吐物には多量のノロウイルスが存在
↓
排泄されたノロウイルスは下水処理場で処理されますが、ノロウイ
ルスの一部は河川に流れ込み海へと流れ込みます
↓
カキなど二枚貝が、餌の植物性プランクトンを採食時にノロウイル
スを取り込みます
↓
内臓(中腸腺)にノロウイルスが蓄積された生や加熱が不十分な
カキなどの二枚貝を食べることにより、ノロウイルスに感染します
↓
ヒトでのノロウイルスの流行がおこります〔繰り返す〕
・・・前回のハイチのはなしは、自分には関係の無い遠い国の出来事
なのでしょうか。いいえ、昨今の日本の食中毒事情から考えると、そ
うとばかりは思えません。その指標となりうるのがノロウイルスです。
このウイルスによる近年の食中毒の増加は、『上水から下水に、そし
てまた上水に至るという日本の水の循環に限界がきていることを証
明している』のかもしれませんよ。
▼ 日本では、都市部の水ばかりがよごれているわけではありません。
日本の地方河川の有機物系の汚染例は、 こちら 。
「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」