手入れ不足の「山」や「水路」が招く水害。。
河川を通じて海に流失した丸太や立ち木が、港の機能や船の航行、そ
して漁業の障害になるケースをお伝えした2007年の記事。こちら。
今回は、その回の前後に掲載した記事となります。それから10余年
・・対策がなされぬままに、いまや被害は全国区となった観ありあり。
ということで、 こちらも ご参考までに よろしかったら。
↓
『手入れ不足の「山」や「水路」には 要注意!』
手入れ不足の人口林が原因とおもわれる豪雨災害が増えています。
被害拡大のメカニズムはつぎのとうり。
山林が大雨で崩壊 → 流木が河川に流失 → 流木が橋の橋脚に
ひっかかり → 川の流れをせき止める → 橋が急激にダム化して
水かさが増す → 氾濫 → 濁流が田畑や住宅地に押し寄せる
と、いった図式です。2005年の7月9日から10日にかけて大
分県を襲い、死者は4人・行方不明者1人を出した豪雨災害は、ま
さにこの典型的なものでした。
現地の土木事務所・林業試験場の見解はつぎのように。
『10日未明に降った1時間に84ミリという強雨の影響で九重町の
山林約32ヘクタールが崩壊、玖珠〔くす〕川に多量のスギ・ヒノ
キが流れ込み、豊後渡橋の橋脚に集積、水をせきとめる形となり
氾濫をひきおこした。』
と、いうものです。
「直径20~30センチのスギ・ヒノキが現場には山積み状態。数が
多すぎて流木の数もわからない」との現場での土木事務所関係者の証
言から、この流木が本来は、管理面からいって伐採されるべき細い木
であったことが分かります。適切な間伐がおこなわれない密植された
人口林では、地表に日光さえ差し込まない状態であるために樹の根張
りが悪くなり、結果として地盤の弱体化をひきおこしてしまうのですね。
以上、手入れ不足の人口林が原因とおもわれる豪雨災害の被害拡大の
メカニズムをお伝えしました。
◎ 衰退していく一方の 農業や林業を振興すること。プラス
して 大規模化・機械化と併せて、いろいろな業態の農家
を維持していくこと。それはおおきな自然災害を防ぐこと
につながります[水路の維持管理にはとにかく大人数が必
要ですから]。
「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
河川を通じて海に流失した丸太や立ち木が、港の機能や船の航行、そ
して漁業の障害になるケースをお伝えした2007年の記事。こちら。
今回は、その回の前後に掲載した記事となります。それから10余年
・・対策がなされぬままに、いまや被害は全国区となった観ありあり。
ということで、 こちらも ご参考までに よろしかったら。
↓
『手入れ不足の「山」や「水路」には 要注意!』
手入れ不足の人口林が原因とおもわれる豪雨災害が増えています。
被害拡大のメカニズムはつぎのとうり。
山林が大雨で崩壊 → 流木が河川に流失 → 流木が橋の橋脚に
ひっかかり → 川の流れをせき止める → 橋が急激にダム化して
水かさが増す → 氾濫 → 濁流が田畑や住宅地に押し寄せる
と、いった図式です。2005年の7月9日から10日にかけて大
分県を襲い、死者は4人・行方不明者1人を出した豪雨災害は、ま
さにこの典型的なものでした。
現地の土木事務所・林業試験場の見解はつぎのように。
『10日未明に降った1時間に84ミリという強雨の影響で九重町の
山林約32ヘクタールが崩壊、玖珠〔くす〕川に多量のスギ・ヒノ
キが流れ込み、豊後渡橋の橋脚に集積、水をせきとめる形となり
氾濫をひきおこした。』
と、いうものです。
「直径20~30センチのスギ・ヒノキが現場には山積み状態。数が
多すぎて流木の数もわからない」との現場での土木事務所関係者の証
言から、この流木が本来は、管理面からいって伐採されるべき細い木
であったことが分かります。適切な間伐がおこなわれない密植された
人口林では、地表に日光さえ差し込まない状態であるために樹の根張
りが悪くなり、結果として地盤の弱体化をひきおこしてしまうのですね。
以上、手入れ不足の人口林が原因とおもわれる豪雨災害の被害拡大の
メカニズムをお伝えしました。
◎ 衰退していく一方の 農業や林業を振興すること。プラス
して 大規模化・機械化と併せて、いろいろな業態の農家
を維持していくこと。それはおおきな自然災害を防ぐこと
につながります[水路の維持管理にはとにかく大人数が必
要ですから]。
「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」