グリーンブレーカーズ by 高木肥料店

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『ハウス栽培・・・3月へ向けての施肥管理』

2017-02-16 19:04:27 | Weblog
『ハウス栽培・・・3月へ向けての施肥管理』
『ハウス栽培・・・3月へ向けての施肥管理』

ここまでは できるだけ樹を弱らせない管理

定植からここまでの施肥管理は、樹勢を維持し、収量を確保し、病害や
寒さに負けないようにするめの対策など、いろいろなご提案をさせてい
ただいてきました。
厳冬期の対策として、年明け前後より、地温低下とともに効きにくくな
る苦土分の補給(ケイエムの施用など)も その対策の一環でしたが、
2月中旬現在、大玉トマト栽培では苦土欠乏症(中葉の黄化症)が多発
しています。

冷え込みによる地温の低下がいちばんの要因ですが、玉太りによる樹へ
の負担が重なっているところでは特に多く発生しているようです。ただ
し予防策としてケイエムを追肥投入いただいたハウスでは、軽度な発生
で治まっている様子ですので、来作の管理にあたっては早めに施用され
ることをおすすめします。

ここからは 3月以降へ樹勢を上手につなぐ管理

3月上旬以降は、例年 日照も長くなり気温・地温とも上昇してきます。

今は弱り気味の作物も、本来の樹勢を取り戻していくとおもわれますが、
できるだけ早く、なるべく弱らせないまま、3月につなぐ管理をするこ
とが得策とおもわれます。具体的な予防・対策としては速攻性のある液
肥のかたちとなった

 ● タイミングまたはマグショット 

のかん水施用 を ご利用ください。量の目安としては

 ● タイミング2号・10キロ/10a 
 ● マグショット・5キロ/10a

となります。また樹勢が弱りかけていたり、果実のつきが多い場合は

 ● 多木有機液肥3号・10キロ~20キロ/10a

の 組み合わせ施用を おすすめしていいます。

もし、これから2月後半に曇天がつづく場合には

野球のキャンプが始まると、なぜか曇天や雨天つづきで寒くなる・・・
ともいわれます。
そうなれば日照不足になり、葉色や葉厚が薄くなったり、花つきが悪
くなったりする場合がありますので、葉色や葉の厚さを維持するに苦
土の補給が重要となります。この場合は 葉面散布のかたちで

 ●マグショット・500倍 + 多木有機液肥3号・500倍

を予防的に散布します。マグショットの葉面散布施用は、苦土と糖分
を同時に補給できますのので、花つきを良くするのには効果的ですよ。

以上、今回は3月へ向けてのハウス施肥管理の一例のご紹介でした。


◎ 毎作この時期になるとに苦土欠乏や石灰欠乏が出て困ると
 いう場合には土づくりの内容を検討する必要あり・・ですね。
 こちら

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜