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農業の現場の おはなしなどなど。

SDGsの6「安全な水」について、その1。

2021-05-06 19:01:17 | Weblog
SDGsの6「安全な水」について、その1。
小泉さんとか あべさんとかを代表として 


飛ぶ鳥を落とす勢いというか、泣く子も黙るというか、黄門さま
の印籠というか、最近 巷で見ない日は無いといった趣となって
いるSDGs(エス・ディー・ジーズ)。ほとんどの政治家の皆様
の胸元を飾っている、あのバッジの存在を知らないという方 は、
いまや ほとんどいないのではないでしょうか。

いわずもがなですが、このバッジの意味するSDGsとは 2015年
9月の国連サミットで採択されたもので、国連加盟193か国が20
16年から2030年の15年間で達成するために掲げた目標でとなり、
それぞれにつぎのような図とともに解説がつけられていますよ。



そんな SDGs/Sustainable Development Goals(持続可能な開
発目標)」の 六番目、「安全な水とトイレを世界中に」の目標
関連として、これまで当ブログでご紹介してきたいわゆる 現場目
線での水についてのあれこれをひとくくりのカテゴリーにしてご紹
介していくことにいたします。順不同にはなりますが、ご参考まで
によろしかったら。


▼ SDGsの6「安全な水」について↓の参考として6.6みたいな話。

『2013年9月分/生き物から“水”のありがたさを教わる』

どのような生きものが住んでいるかで、水環境は判断できるのをご存
知ですか。知られている一般的な判断基準は、つぎのようになります。

 ● きれいな水 ・・・カワゲラ・ブユ・サワガニ
 ● 少しきたない水 ・ゲンジボタル・スジエビ・イシマキガイ・カワニナ
 ● きたない水 ・・・ミズカマキリ・タイコウチ・タニシ・ヒル
 ● 大変きたない水 ・セスジユスリカ・アメリカザリガニ・サカマキガイ

このような水の生物相は、水環境とともに順次変化していきます。
たとえば 水のよごれが増加していくと

 カワゲラ→ウルマシマトビゲラ→エルモンヒラタカゲロウ→コガタ
 シマトビケラ→力ワニナ→スジエビ→ヒメタニシ→シマイシビル→
 ミズムシ→モノアラガイ→オオユスリカ→イトミミズ→サカマキガイ
 →チョウバエ

というふうにすんでいる生き物の種類は変わっていきます。しかし
これとは反対に、水の汚れが減少していくとすれば

 チョウバエ→サカマキガイ→イトミミズ→オオユスリカ→モノアラガイ
 →ミズムシ→シマイシビル→ヒメタニシ→スジエビ→力ワニナ→コガタ
 シマトビケラ→エルモンヒラタカゲロウ→ウルマシマトビゲラ

という具合にその水に棲む生き物の種類は、変化していきます。

いじょう、そこに住む生き物から“水”の清らかさを教わるという話でし
たが、じつにありがたいことでもあると思うんですよ、なんといっても
われわれの飲料に使う水とも密接に関係している話でありますから
ね、生き物と水のはなしというのは。


晴れ  もうひとつ。水がきれいであれば生物の種類が多いのですが、
  汚れていけばその水域に棲んでいる生き物の種類が減少して
  いきます。そういう生物生育分布の単純化を表した言葉として
  『そういった場所では 赤い虫、白い鳥、黄色い花ばかり』と
  いったはなしもあります。
  
  51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg 「夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜