グリーンブレーカーズ by 高木肥料店

農業の現場の おはなしなどなど。

作物の葉を しっかり・丈夫にしたいときは。

2017-12-19 14:14:31 | Weblog
​​作物の葉を しっかり・丈夫にしたいときは。


お日さまの光の恵みを受け止め 光合成を盛んにしてエネルギーを
作り出すためには、しっかりとした葉が必要になります。

そのために 現場でおすすめしているのがMg/マグネシウムの補給
です。

その理由が この図。

 葉緑素 →  


この図が葉緑素の構造なのですが、中心にしっかりと Mg/苦土が
あることからもわかりますよね。

ということで 作物の状態が

 ● 葉が薄い
 ● 葉がうすいがゆえに、葉色が淡い
 ● 窒素を追肥しても、葉が薄く広がって垂れてしまう
 ● 日照不足で軟弱に育っている

というときには、苦土[マグネシウム]と、苦土分の働きを助ける
リンサン分の補給を おすすめしています。

ちなみに日照不足時だけではなく、たとえばピーマンなどの果実の
緑色がでないときや、お茶の葉の色が淡くてこまっているときなど
には施用効果大ですよ。

そして。。

苦土施肥のポイントは・・植物にやさしい弱酸性の資材を使うこと。
安価ではありますが、たとえば水酸化マグネシウムはPHが強アル
カリであったりするのです。したがって作物の高値が予想されてい
るいまの時期には[値段が多少高くなったとしても]植物にやさし
く吸収されやすい資材のご利用をおすすめしていますよ。

具体的には、マグホスやマグミタスに液肥タイプではマグショット
などという商品になりますが、葉がうすい・葉の色が淡いといった
状態のときには、改善策としてぜひいちどお試しを。


晴れ ちなみに、ヘモグロビンです。動物の血液中にあり
  酸素を運ぶ大切な要素でありますが、その構造式は
  葉緑素の中心部にある  Mg/苦土を Fe/鉄に
  おきかえたならば瓜二つ
! っていうのもおもしろすぎ。
  
51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg 「夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜







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