グリーンブレーカーズ by 高木肥料店

農業の現場の おはなしなどなど。

庭先でのイネづくりを楽しむ。

2023-08-18 10:30:03 | Weblog
庭先でのイネづくりを楽しむ。
はなしの都合で文中の写真はコロナ前のものを使用しました。新
しい本年8月分の写真は次回に掲載となります。


夏場に高温多湿になる日本。東南アジアが原産である「米」とい
う植物にとっては、最適の栽培条件が整います。

つくりやすいんです。

6月に種をまいたとすると・・8月から9月にかけてはだいたい
↓ こんな感じに育ちますよ。


ほら、きれいでしょう。 みごとなバケツイネ.jpg

プランターというかバケツというか、これくらいの大きさの容器
でも、それでも充分に育つのですから頼もしい。

植えたイネの生育にあわせて

 種もみ選び → 種まき → 田植え → 雑草と害虫防除
 → 中干し → 稲刈り → 脱穀 → 籾すり → 精米

という具合に、まるで農家さんのように『栽培』を体感できるの
も魅力的なことです。場合によっては、収穫したおコメを、さら
に餅などに加工もできますし〔いわゆるミニミニ版六次産業化も
可能/笑〕。ほんとにあきない植物なんです。

またイネという植物は、体作りと実作りの時期が、はっきりとし
ているので

 分けつ期 → 出穂 → 開花 → 受粉 → 実の充実 

といった植物全体に共通する仕組みである、身体づくりの栄養成
長期と、そのあとの実づくりの時期である生殖成長期を理解する
ための良い教材となることも大いなるメリットですね。

・・・そして上記の写真ですが、じつはこちらは、東京の羽田の
とある場所で毎年植えられているイネなんですよ。

その場所とは




そう、羽田の 実はこんな場所で.jpg 

穴森稲荷さまです。夏から秋にかけてのお参りときに、このイネ
の生育をみるのが、夏の楽しみのひとつになっております。

ということで今回はイネのバケツ栽培についてのおはなしでした。
つづく・・。


晴れ 夏場の観葉植物としても じつにきれい。とくに出穂前
  のライムグリーンになったときの稲色はとっても爽やか!


51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜 

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