甲羅がなくても屁のカッパ。
先日は 世界陸上オレゴン大会のマスコットであるビッグフットの
レジェンドくんのご紹介[こちら]でしたが、そんなUMAといえば
日本の妖怪の代表格ともいえるカッパもいるよ・夏休みだしね・・
ということで、本ブログ関係のカッバの回を数回にわたっての再掲
載です。 暑気払いということでもありますし、よろしかったら。
↓
「甲羅がなくても屁のカッパ/2013年分」
まずは 姿やかたちです。そうなんです、ここ宮崎の伝承のなかの
カッパは、“頭には皿・手足に水かき・背中には甲羅”といった世間
一般で認識されている姿のものばかりではありません。むしろ
甲羅がなく、体毛が深く、動物にたとえるとすれば“猿”
に ちかいもののほうが多いともいわれていますよ〔ルックスでい
えば鳥山石燕の描いたがんぎ小僧とか 伝承されいる利根川のカッ
パそして鬼太郎でいえば皿小僧系のほうらしい〕。
もちろんちがっているのはルックスだけではなく、そのふるまいだ
ってずいぶんと りっぱなもので
春に山から下ってきて田の神となり稲作の準備から田植えを見守り
稲の収獲が終ると山に上り秋から冬の間は山の神となり豊穣を恵む
というような、ある意味 田の神というか山の神というか〔あえてい
うならば神道が始まる以前の〕自然神といった趣の存在であるような
のです〔この時点では相撲好きでもないようですし〕。
そして肝心の呼び名ですが、現在確認されているもので20個以上も
あり、おおまかにまとめるとすれば
● 県北では セコ、セコッポ
● 県央ではカリコ、カリコボウズ
というとされていますよ。
そして興味深いのは、もちろんこのような河童だけがいるのではな
いらしいこと。
そうなんです、“頭には皿・手足に水かき・背中には甲羅”といった
ルックス〔河童の三平や黄桜のカッパのイメージです〕で、お相撲
をとることが好きで、人間の尻小玉を抜いたり、ひとの飼っている
牛馬にイタズラをしかける河童の伝承もある。こちらは主として宮
崎県の沿岸部や県南にいるらしく、沿岸部のものはヒョウスボとか
ヒョウスンボ、そして県南のものはガラッパ〔鹿児島にちかいから
なのか〕などとよばれています。
ということで今回は、ルックスやふるまいがまったくちがう2つの
タイプがいるというのに、宮崎県では その2種類をひっくるめて
カッパとしていても平気である〔甲羅があってもなくても、毛が
あってもなくても屁のカッパだよ〕し、その呼び名もたくさん多す
ぎるほどにある・・・という現状をまずはお知らせいたしました。
つづく。
西洋ではたとえば「人魚がメスで、そして・・・半魚人がオス」
なんていう話も一部あるようですが、そうなればカッパにおける
サル型と甲羅型のちがいは性別によるものだ、なんことも考えた
ほうがよいのかしらんなんても思ったりして〔あの有名な利根川
のカッパはたしか女性でしたよね〕。
「夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜」
先日は 世界陸上オレゴン大会のマスコットであるビッグフットの
レジェンドくんのご紹介[こちら]でしたが、そんなUMAといえば
日本の妖怪の代表格ともいえるカッパもいるよ・夏休みだしね・・
ということで、本ブログ関係のカッバの回を数回にわたっての再掲
載です。 暑気払いということでもありますし、よろしかったら。
↓
「甲羅がなくても屁のカッパ/2013年分」
まずは 姿やかたちです。そうなんです、ここ宮崎の伝承のなかの
カッパは、“頭には皿・手足に水かき・背中には甲羅”といった世間
一般で認識されている姿のものばかりではありません。むしろ
甲羅がなく、体毛が深く、動物にたとえるとすれば“猿”
に ちかいもののほうが多いともいわれていますよ〔ルックスでい
えば鳥山石燕の描いたがんぎ小僧とか 伝承されいる利根川のカッ
パそして鬼太郎でいえば皿小僧系のほうらしい〕。
もちろんちがっているのはルックスだけではなく、そのふるまいだ
ってずいぶんと りっぱなもので
春に山から下ってきて田の神となり稲作の準備から田植えを見守り
稲の収獲が終ると山に上り秋から冬の間は山の神となり豊穣を恵む
というような、ある意味 田の神というか山の神というか〔あえてい
うならば神道が始まる以前の〕自然神といった趣の存在であるような
のです〔この時点では相撲好きでもないようですし〕。
そして肝心の呼び名ですが、現在確認されているもので20個以上も
あり、おおまかにまとめるとすれば
● 県北では セコ、セコッポ
● 県央ではカリコ、カリコボウズ
というとされていますよ。
そして興味深いのは、もちろんこのような河童だけがいるのではな
いらしいこと。
そうなんです、“頭には皿・手足に水かき・背中には甲羅”といった
ルックス〔河童の三平や黄桜のカッパのイメージです〕で、お相撲
をとることが好きで、人間の尻小玉を抜いたり、ひとの飼っている
牛馬にイタズラをしかける河童の伝承もある。こちらは主として宮
崎県の沿岸部や県南にいるらしく、沿岸部のものはヒョウスボとか
ヒョウスンボ、そして県南のものはガラッパ〔鹿児島にちかいから
なのか〕などとよばれています。
ということで今回は、ルックスやふるまいがまったくちがう2つの
タイプがいるというのに、宮崎県では その2種類をひっくるめて
カッパとしていても平気である〔甲羅があってもなくても、毛が
あってもなくても屁のカッパだよ〕し、その呼び名もたくさん多す
ぎるほどにある・・・という現状をまずはお知らせいたしました。
つづく。
西洋ではたとえば「人魚がメスで、そして・・・半魚人がオス」
なんていう話も一部あるようですが、そうなればカッパにおける
サル型と甲羅型のちがいは性別によるものだ、なんことも考えた
ほうがよいのかしらんなんても思ったりして〔あの有名な利根川
のカッパはたしか女性でしたよね〕。
「夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜」