なんとなく囲碁夜話

私は囲碁が好きだ。初めはなんとなく、ニアミスを繰り返し、深みに嵌ってしまった。

「今朝もはよから」

2007-09-14 18:59:04 | Weblog
 今朝の目覚めは「江差追分調」と言うのだろうか・・・本当はそんな風情とは程遠い。
 「かもめの鳴く音にふと目を覚まし・・・」のかもめの代わりに煩い息子と女房の会話で目を覚まさせられただけです。
 朝6時20分・・・我が家としては別段早過ぎでは無い 
  私も普段なら5時半頃には目が醒めているのがふつうですからね
 でもああいうハイテンションにはならない
  最近の気圧の加減だろうか?
 最近「U22の試合」「トップチームのスイス戦」「映画の話題」「首相の件」・・・話題には事欠かないから
 しかし寝ている方としては、静かに自然な目覚めがいいのですが

 そんなことをブツブツ言いながら夕べからつけっぱなしのネット碁を見ると
 私が常先くらいの人が対局待ち
  ためらわず対局オファー・曲は一転して「江差追分」から「常磐炭坑節」へ
 特段民謡大好きと言うわけでもないけれど、若い頃常磐炭鉱跡の地域へ通っていたことがあるから、その曲とその地方の「磯節」はお馴染み
 30年台の10年近くこの辺りを走り回っていました。
 勿来の関を訪ねたり五浦海岸を眺めたり、帰りには炭鉱跡地の施設で手作りハムを買うのがこっち方面に来た時の定石だった
 仕事は結構ハードでしたが成績は自分で言うのも何ですが、まづまづだったから「忙中閑有り」を作るのが名人、それをエネルギー源にしていました。
 常陸大宮の水戸黄門ゆかりの西山荘と手打ちそば
 笠間方面なら陶器と稲荷神社
 土浦方面なら筑波山と学園都市
 結城下館方面なら鬼怒川で昼休みの川釣り・・・脱線しまくり
  やはり仕事と遊びの区別が曖昧な性格みたいです。
   只、こちら方面で碁会所には寄らなかった・・・気持ちは揺らぐけれど。寄れば時間がかかるから、帰られなくなるのが分かっていたからです。

 さて「常磐炭坑節」に辿り着くのに時間がかかりました。
  「今朝もはよからヨーオ カンテラ下げてナイ」
 マア今の6時20分ならカンテラはいりませんが・・・
  ともかく、頭の中では大体1時間くらいだからマア7時半、遅くても8時前には終わるだろうと言う計算。
 8時10分に家を出れば十分楽勝だからとたかをくくっていました。
  寝ぼけていても計算をしています・・・でもやっぱり寝ぼけていたらしい
 ともかく部屋に閉じこもって対局です
  家族が見れば「朝早くから熱心なこと」程度なら優しい・・・多分何も言わないけれど呆れるという方だろうな
 だから部屋のドア(引き戸だけれど)はピタッと閉じたまま

 肝心の碁の内容は
 「早起きは三文の徳」の部類だろうな?
 ともかく勉強になりました。
  序盤から緊張感というか、ビッシリ競り合いが続いた。
 相手の方は初めから時間を使って来る。
  彼は中盤でほぼ持ち時間45分を使い切ってしまった。
 私の方は相手の考える時間に考えますから、消費時間は半分くらい
  !!左辺方面の私の大石が取られました=15子くらい
   石数は勿論周辺に及ぼす影響は小さくない
  しかし振り替わり的に白の10子を取って、上辺方面に硬い壁が出来た
 この収支は地の計算では白10から15目得しているが、黒壁の含み資産が大きくて全体的には黒が相当有利になったかも知れない。
  白は1手30秒で打ち続ける
 起死回生の策を練って、常に29秒で打つ!
  このアクロバット的な打ち方!
   形勢に時間と言う敵と彼は戦っているに違いない
   しかもかなりの上手とか5人が観戦しているから、それもプレッシャー?
  しかし!!
   もう直ぐ8時になる・・・
 イヤ、これは「毒皿」というか途中で敵に後ろは見せられないから、とことん付き合うしかない。
 もし彼が最後まで29秒ペースで寄せまで打てば、終局が8時半を回る危険性
  そうなったら遅刻覚悟、さらに年休と言う切り札を切る覚悟
  (何といっても10月書き換えで、3週間分貯金があるのだから・・・)
 『いいのかな休んで』
   マアしかし終局は8時3分・・・彼は投了
 さあ、ここから猛ダッシュ
  顔を洗ってシャツを着て・・・今日はズボンはGパンでいいや!
 今日も8時10分出発、何とか辻褄合わせの人生そのまま
  でもコーヒーを飲みたかったな。
 さてこういうときの血圧はどうだろうか・
  いけない!!起床後30分、朝食および薬服用前の血圧測定を忘れてた。
   それに朝食も・・・これは途中でコンビに