今はサッカーオヤジで、自分で言うのも可笑しいけれど口先だけならなかなかの評論家です・・・
土地柄もあるでしょうが、ボールの無いサイドでの動きにも結構煩い
そういえば私の出身地のチームのサポーターの平均年齢が一番高いのだそうです
おばさん連の普通の話題がサッカーの戦術・システムに関してだったり
だから例えば左サイドでボールを奪った時、観客はいっせいに逆サイドのスペースに顔が向く・・・マアオーバーに言うとそういう土地柄
でも私が子供の頃はサッカーはまだマイナーで一番は野球
私もご多分に漏れず野球少年でしたがその次に子供同士の(男の子の)遊びは「ちゃんばら」
これは商店の多い町の子供の遊びではありません
私の育ったところは市の一番はずれで、町内は木工所とか貯木場、貯木池が多いところ
ですからちゃんばらの道具の刀には事欠かないし、「ごっこ」ではなくて本当に「切り合い」のような遊びです。
戦いながら走り回る、そういうフィールドには事欠かない・・・
池ノ上の木の上(昔は身が軽かった)、貯木の木の山
そう言えば、葦を切って手投げ矢もありだった・・・そういう実戦的?遊び
私の町内のちゃんばら仲間は中学に入ると「剣道部」に入った。
(木のきれっぱしの刀から)本物の竹刀を持って自慢そうだったな
ふと、自分の碁をネット棋譜倉庫で再現しながら「ちゃんばら碁」だと思ったのです。
切った張ったの実戦的ちゃんばら
時代劇で言えば長脇差の腰の引けたちゃんばらかなァ
マアそういうことで有名な人が居た土地柄ではあるけれど。
同じ刀を振り回すのでも「剣道」と「ちゃんばら」では受ける印象も、実質もかなりの差がありそうですね。
正眼に構えてじりじり押していく・・・こういうのが憧れなんだけれど・・・”じりじり押すつもり”が相手が下がらなかったら、こちらがうろたえてしまったり全くだらしが無い話
二人の剣客が構えたまま動けず・・・じっとりと汗をかき呼吸が荒くなる・・・
そして相手の呼吸を計り間合いを詰め・・・そういうのは碁でもありそう。
但しプロかアマの高段者
結果だけで、例えば半目勝負の碁でも私の場合は偶然の半目
勿論両者拮抗して善戦しないとそうはならないとは思うから、少なくとも私一人の責任ではないけれど、常に半分は責任があるし、
こういうものは片方がじっくりした碁を目指しても相手がそう考えなければ、マイペースというか”唯我独尊”と言うわけにも行かないだろうから、難しい
ところで、今日のNHKの将棋の方の解説で
「お互いに1歩ずつ持っている将棋は・・・懐に拳銃を持っているような油断できない感じ・・・」
序盤の[角]交換ではなくて「歩]でさえそういう感じなのだそうです
流石プロの世界だなと感じました。
さて話が「ちゃんばら」に戻ります
まあ剣道のジャンルでしょう
司馬遼太郎の小説での話だけれど、坂本竜馬は相当な使い手、桂小五郎もなかなかの腕だったらしいがかなり異質だったとか
桂の剣道は細かな動きが多くて相手にするとわずらわしいような剣だったそうで
だから小説も剣道も素人の私にとっては、これは剣道と言うより「ちゃんばら」に近いかなあ、などど勝手に想像して楽しくなります。
当時の剣道界(そういうものがあったとして)では「ヤヤ品位が問題」とされたらしい・・・が試合では弱くは無かったらしい
そこのところが決定的な差か・・・品位も力も無ければ問題にならない
マア自分のことはこの際棚の隅に片付けて
この間は猛烈な碁を見てしまった(ネット観戦です)
観戦を始めて・・・私は対局室に入る時極力「序盤」の対局に行きます
出来るだけ最初から見たいし、場合によっては現在進行中を一旦放っておいて初手から再現して、現時点に追いつきます。
ところが、この碁は猛烈に速い!
途中でリアルタイムに追いついた時、80手:両者の消費時間は合計5分!
念のために両者の時計欄を見ると、持ち時間45分の碁です。
平均(余り意味が無いのかな)すると1手4秒足らず
確かにノータイムで打つところはある・・・ツケにはハネよとか、ハネにはノビとか・・・
気合負けしてはいけないみたいな場所もあるでしょう
しかしこれは速い
マア昔何かの雑誌で読んだことがありますが
趙治勲先生が「普段疑問に思ったところなど早碁で打っておいてあれこれ試しておく・・・」みたいなことを読んだ記憶があります。
(前後の状況は省きますが)
でもこの場合は先生の言うようなことではないでしょうね
ところでこの碁の結果は211手完、どちらかの3目半勝ち
残り時間[36分24秒]、[40分42秒]→消費時間12分54秒
うーむ、昼休みでも3,4局打てる!
単なる数字の計算で時間をかけない碁が悪いという短絡的なことは言わないまでも、1手平均3.7秒足らず!
これで1局打てるということ自体脅威ではある・・・が
これだけ速いとちゃんばらにもならないだろう
しかしこれが両者の普通の対局時間なのか、このときは闘士が溢れてブレーキが利かない状況だったのかは定かではない。
しかしそれで結果3目半!何だか辻褄は合っているみたいな・・・
[時間をかければ良い碁]とは必ずしも言えないとして
結果3目半という[小差だから良い碁]とも言えないでしょう
中身が問題、但し中身を見る前に目を回してしまいました
土地柄もあるでしょうが、ボールの無いサイドでの動きにも結構煩い
そういえば私の出身地のチームのサポーターの平均年齢が一番高いのだそうです
おばさん連の普通の話題がサッカーの戦術・システムに関してだったり
だから例えば左サイドでボールを奪った時、観客はいっせいに逆サイドのスペースに顔が向く・・・マアオーバーに言うとそういう土地柄
でも私が子供の頃はサッカーはまだマイナーで一番は野球
私もご多分に漏れず野球少年でしたがその次に子供同士の(男の子の)遊びは「ちゃんばら」
これは商店の多い町の子供の遊びではありません
私の育ったところは市の一番はずれで、町内は木工所とか貯木場、貯木池が多いところ
ですからちゃんばらの道具の刀には事欠かないし、「ごっこ」ではなくて本当に「切り合い」のような遊びです。
戦いながら走り回る、そういうフィールドには事欠かない・・・
池ノ上の木の上(昔は身が軽かった)、貯木の木の山
そう言えば、葦を切って手投げ矢もありだった・・・そういう実戦的?遊び
私の町内のちゃんばら仲間は中学に入ると「剣道部」に入った。
(木のきれっぱしの刀から)本物の竹刀を持って自慢そうだったな
ふと、自分の碁をネット棋譜倉庫で再現しながら「ちゃんばら碁」だと思ったのです。
切った張ったの実戦的ちゃんばら
時代劇で言えば長脇差の腰の引けたちゃんばらかなァ
マアそういうことで有名な人が居た土地柄ではあるけれど。
同じ刀を振り回すのでも「剣道」と「ちゃんばら」では受ける印象も、実質もかなりの差がありそうですね。
正眼に構えてじりじり押していく・・・こういうのが憧れなんだけれど・・・”じりじり押すつもり”が相手が下がらなかったら、こちらがうろたえてしまったり全くだらしが無い話
二人の剣客が構えたまま動けず・・・じっとりと汗をかき呼吸が荒くなる・・・
そして相手の呼吸を計り間合いを詰め・・・そういうのは碁でもありそう。
但しプロかアマの高段者
結果だけで、例えば半目勝負の碁でも私の場合は偶然の半目
勿論両者拮抗して善戦しないとそうはならないとは思うから、少なくとも私一人の責任ではないけれど、常に半分は責任があるし、
こういうものは片方がじっくりした碁を目指しても相手がそう考えなければ、マイペースというか”唯我独尊”と言うわけにも行かないだろうから、難しい
ところで、今日のNHKの将棋の方の解説で
「お互いに1歩ずつ持っている将棋は・・・懐に拳銃を持っているような油断できない感じ・・・」
序盤の[角]交換ではなくて「歩]でさえそういう感じなのだそうです
流石プロの世界だなと感じました。
さて話が「ちゃんばら」に戻ります
まあ剣道のジャンルでしょう
司馬遼太郎の小説での話だけれど、坂本竜馬は相当な使い手、桂小五郎もなかなかの腕だったらしいがかなり異質だったとか
桂の剣道は細かな動きが多くて相手にするとわずらわしいような剣だったそうで
だから小説も剣道も素人の私にとっては、これは剣道と言うより「ちゃんばら」に近いかなあ、などど勝手に想像して楽しくなります。
当時の剣道界(そういうものがあったとして)では「ヤヤ品位が問題」とされたらしい・・・が試合では弱くは無かったらしい
そこのところが決定的な差か・・・品位も力も無ければ問題にならない
マア自分のことはこの際棚の隅に片付けて
この間は猛烈な碁を見てしまった(ネット観戦です)
観戦を始めて・・・私は対局室に入る時極力「序盤」の対局に行きます
出来るだけ最初から見たいし、場合によっては現在進行中を一旦放っておいて初手から再現して、現時点に追いつきます。
ところが、この碁は猛烈に速い!
途中でリアルタイムに追いついた時、80手:両者の消費時間は合計5分!
念のために両者の時計欄を見ると、持ち時間45分の碁です。
平均(余り意味が無いのかな)すると1手4秒足らず
確かにノータイムで打つところはある・・・ツケにはハネよとか、ハネにはノビとか・・・
気合負けしてはいけないみたいな場所もあるでしょう
しかしこれは速い
マア昔何かの雑誌で読んだことがありますが
趙治勲先生が「普段疑問に思ったところなど早碁で打っておいてあれこれ試しておく・・・」みたいなことを読んだ記憶があります。
(前後の状況は省きますが)
でもこの場合は先生の言うようなことではないでしょうね
ところでこの碁の結果は211手完、どちらかの3目半勝ち
残り時間[36分24秒]、[40分42秒]→消費時間12分54秒
うーむ、昼休みでも3,4局打てる!
単なる数字の計算で時間をかけない碁が悪いという短絡的なことは言わないまでも、1手平均3.7秒足らず!
これで1局打てるということ自体脅威ではある・・・が
これだけ速いとちゃんばらにもならないだろう
しかしこれが両者の普通の対局時間なのか、このときは闘士が溢れてブレーキが利かない状況だったのかは定かではない。
しかしそれで結果3目半!何だか辻褄は合っているみたいな・・・
[時間をかければ良い碁]とは必ずしも言えないとして
結果3目半という[小差だから良い碁]とも言えないでしょう
中身が問題、但し中身を見る前に目を回してしまいました