昨日は私としてはよくやる「うっかり」の話をしましたが、考えて見るとこの種の話はたくさんある
石川五右衛門の「世に盗人の種は尽きねエー!」みたいに「うっかり」の種も尽きない。
最も「うっかり」と言う表現が正しいかどうかという問題は感じるのです
たいていの場合「うっかりミス」は敗局につながるのですが、「うっかり」があったから負けた=無ければ負けないみたいなところが出るとまずいですね。
自分の性格も技術も思考能力もトータルで棋力なわけですから・・・特に「うっかり」は「欲の皮の突っ張り」と結びつき易かったりしますから、単なる不注意以上のものがあるでしょう。
今日の話は「うっかり」の一種ですが、「ぼんやり」に近い話・・・マア終わってみればどちらにしても情けないことには代りが無い。
昨日の話は「しめた」と思った瞬間自分で掘った穴に落ちたと言うか
一瞬の暗転で、まさにドラマチックな幕切れ=悪夢
尤もこういうチョンボは余りにハッキリしているので気分は切り替えやすいかも知れません。
それに比べると今日の話は後を引きそうな負け方
それに半目差負けと言うこともあります。
何故後を引きそうかと言うと・・・ひどい負け方
中盤から終盤にかけてヤヤ有利だと思っていました。
それはなんとなくと言うことでは無くて、実際に何度も数えての結果です
皆同じようなものだと思いますが、この辺りで何度も数える習性があります
数えなければ打てない気分・例えが正しいかどうか分かりませんが「数えない碁は羅針盤の無い船が航海しているようなもの」と考えている。
途中までは手とかバランスを「考える」ことが主体ですが、終盤になれば実際に数字としての地を数える時間の比率が高くなる。
ジイサマの脳のネジの緩さとか記憶装置の容量不足から何度もやり直すのです。
それは何度もやり直して答えが出ないと言うことと、何度でもやり直さないと安心できないという両方。
何度も財布を覗いて銭勘定しないと安心して町を歩けないみたいに・・・
さて計算の結果ヤヤ有利だと思っていた、思い込んでいました。
数字で2目半、悪くても1目半は残ると計算していました。
勿論私は素人ですから、正確さには多少問題はあるでしょうが・・・それでも「残っている」と信じていたし、計算には変に自信があったり(自惚れて)、何度も数えなおしていることだし。
しかし!終局して私の半目負け。
向こう先で白からコミだしは折込済みな訳だし、このショックは大きい
終局直前、もうダメしかなくなったところで私の方から「終局要請」
両者それに合意して終局、パソコンが自動計算
そして「黒番の半目勝ちです」・・・結果に同意するかどうかの選択です
ガーン!! 直前まで勝利を疑っていなかった
同意できなければ「対局再開」、同意するならば「結果送信」・「対局ありがとうございました」いずれかのボタン
暫くどちらのボタンも押せなかった
いやこの間2,3分でしょうが私としてはフル回転で検算・・・
哀しいことに何度計算してもパソコンの答えと一致しない
「結局は敗戦受け入れのボタン」を押すのですが、相手は往生際の悪いジイサマと思ったことでしょうね・・・でも自分ではこの時点でもまだ納得していたわけではないのです。
この時点では、どちらかと言うと「パソコンが正しいだろう」ということと、「余り相手を待たせるのは気が引ける」と言う気分
マア負けを認めるボタンを押すのにはそれなりの決断は要るでしょう。
タイゼムでは「二度と結果は翻ることはありません」という念押しが入るくらいですから。
ともかく何度数えても間違っていたと言うことが情けない
それもきっと同じところで同じように間違えていたに違いない
私としては自分では碁の中で「アーチスト」的な要素は得意ではないものの、単に数えるという「事務的な仕事」には自信があった分落ち込んだのです。
仕事では、公文書を作成するのに下書きがOKならばプリントアウトして読み合わせを行います。
作成者が読んで、第三者が聞く・・・
これは作成者は自分では気がつかない間違いをする危険性があり、同じところで間違う可能性が大きい!・・・なんだか似ている。
しかも2目は違っている
さてさてどう直したらいいのだろう?
要するに「間違わなければ良い」だけのことなので簡単なんだけれど、それが出来ないのだから”弱い!”のです。
では、途中で自分が不利だったと気がついたとして
あるいは形勢不明だと分かったとして
さて何処まで遡れば良いのだろう・・・これが次の課題でしょう
状況が分かれば何とかなるというものではない・・・それでは相手に余りにも失礼
ともかく見直して見るしかないでしょう
こういうことがあるから、私を含め素人は必要以上に頑張る傾向があるのかも知れません。
相手を少しでも引き離して置きたいと言う気持ちですね
確かに勝負事ですからそれは間違いではない・・・しかし出来ることと出来ないことがあるし
引き離したい理由が、マラソンで言うと「トラック勝負は苦手」と言う感じでしょうか、自信の無さの裏返しのようです。
となると、今回は(も)読み間違いで失敗したけれど、正確に数えられると言うことももしかしたら武器になるかもしれないですね。
相手が終盤に自信が無い分中盤で多少の無理を承知で来るとしたら、そこにチャンスがあるかも知れない。
もし自分が僅差でも有利であると把握できれば・・・
やっぱり正しい計算、正しい検算が大事。
石川五右衛門の「世に盗人の種は尽きねエー!」みたいに「うっかり」の種も尽きない。
最も「うっかり」と言う表現が正しいかどうかという問題は感じるのです
たいていの場合「うっかりミス」は敗局につながるのですが、「うっかり」があったから負けた=無ければ負けないみたいなところが出るとまずいですね。
自分の性格も技術も思考能力もトータルで棋力なわけですから・・・特に「うっかり」は「欲の皮の突っ張り」と結びつき易かったりしますから、単なる不注意以上のものがあるでしょう。
今日の話は「うっかり」の一種ですが、「ぼんやり」に近い話・・・マア終わってみればどちらにしても情けないことには代りが無い。
昨日の話は「しめた」と思った瞬間自分で掘った穴に落ちたと言うか
一瞬の暗転で、まさにドラマチックな幕切れ=悪夢
尤もこういうチョンボは余りにハッキリしているので気分は切り替えやすいかも知れません。
それに比べると今日の話は後を引きそうな負け方
それに半目差負けと言うこともあります。
何故後を引きそうかと言うと・・・ひどい負け方
中盤から終盤にかけてヤヤ有利だと思っていました。
それはなんとなくと言うことでは無くて、実際に何度も数えての結果です
皆同じようなものだと思いますが、この辺りで何度も数える習性があります
数えなければ打てない気分・例えが正しいかどうか分かりませんが「数えない碁は羅針盤の無い船が航海しているようなもの」と考えている。
途中までは手とかバランスを「考える」ことが主体ですが、終盤になれば実際に数字としての地を数える時間の比率が高くなる。
ジイサマの脳のネジの緩さとか記憶装置の容量不足から何度もやり直すのです。
それは何度もやり直して答えが出ないと言うことと、何度でもやり直さないと安心できないという両方。
何度も財布を覗いて銭勘定しないと安心して町を歩けないみたいに・・・
さて計算の結果ヤヤ有利だと思っていた、思い込んでいました。
数字で2目半、悪くても1目半は残ると計算していました。
勿論私は素人ですから、正確さには多少問題はあるでしょうが・・・それでも「残っている」と信じていたし、計算には変に自信があったり(自惚れて)、何度も数えなおしていることだし。
しかし!終局して私の半目負け。
向こう先で白からコミだしは折込済みな訳だし、このショックは大きい
終局直前、もうダメしかなくなったところで私の方から「終局要請」
両者それに合意して終局、パソコンが自動計算
そして「黒番の半目勝ちです」・・・結果に同意するかどうかの選択です
ガーン!! 直前まで勝利を疑っていなかった
同意できなければ「対局再開」、同意するならば「結果送信」・「対局ありがとうございました」いずれかのボタン
暫くどちらのボタンも押せなかった
いやこの間2,3分でしょうが私としてはフル回転で検算・・・
哀しいことに何度計算してもパソコンの答えと一致しない
「結局は敗戦受け入れのボタン」を押すのですが、相手は往生際の悪いジイサマと思ったことでしょうね・・・でも自分ではこの時点でもまだ納得していたわけではないのです。
この時点では、どちらかと言うと「パソコンが正しいだろう」ということと、「余り相手を待たせるのは気が引ける」と言う気分
マア負けを認めるボタンを押すのにはそれなりの決断は要るでしょう。
タイゼムでは「二度と結果は翻ることはありません」という念押しが入るくらいですから。
ともかく何度数えても間違っていたと言うことが情けない
それもきっと同じところで同じように間違えていたに違いない
私としては自分では碁の中で「アーチスト」的な要素は得意ではないものの、単に数えるという「事務的な仕事」には自信があった分落ち込んだのです。
仕事では、公文書を作成するのに下書きがOKならばプリントアウトして読み合わせを行います。
作成者が読んで、第三者が聞く・・・
これは作成者は自分では気がつかない間違いをする危険性があり、同じところで間違う可能性が大きい!・・・なんだか似ている。
しかも2目は違っている
さてさてどう直したらいいのだろう?
要するに「間違わなければ良い」だけのことなので簡単なんだけれど、それが出来ないのだから”弱い!”のです。
では、途中で自分が不利だったと気がついたとして
あるいは形勢不明だと分かったとして
さて何処まで遡れば良いのだろう・・・これが次の課題でしょう
状況が分かれば何とかなるというものではない・・・それでは相手に余りにも失礼
ともかく見直して見るしかないでしょう
こういうことがあるから、私を含め素人は必要以上に頑張る傾向があるのかも知れません。
相手を少しでも引き離して置きたいと言う気持ちですね
確かに勝負事ですからそれは間違いではない・・・しかし出来ることと出来ないことがあるし
引き離したい理由が、マラソンで言うと「トラック勝負は苦手」と言う感じでしょうか、自信の無さの裏返しのようです。
となると、今回は(も)読み間違いで失敗したけれど、正確に数えられると言うことももしかしたら武器になるかもしれないですね。
相手が終盤に自信が無い分中盤で多少の無理を承知で来るとしたら、そこにチャンスがあるかも知れない。
もし自分が僅差でも有利であると把握できれば・・・
やっぱり正しい計算、正しい検算が大事。