なんとなく囲碁夜話

私は囲碁が好きだ。初めはなんとなく、ニアミスを繰り返し、深みに嵌ってしまった。

想定棋力。

2010-09-06 00:00:38 | Weblog
 想定棋力などと言う言葉は無いけれど、概念としては有るような気がします。
  単純に、自分の棋力は○くらいと感じる○が想定棋力でしょう。
 これは例えば碁会所で○段も有るしネットで△とか・・・碁会所でも辛いところも有れば大甘も有り、ネットでも国際色が豊かなところは辛いと言う差はあるけれど、頭に○○の□段と言えば通じるでしょう。
 何を名乗るかは本人の自由でしょう、、、但し頭の○○を忘れてはいけない。
  これが無いと大きな誤解を招く事も有るだろうし、大ぼら吹きと思われるかもしれない。

 さて、ランクの表示はともかくとして、棋力が伸びている時期を過ぎると安定期?に入りますが、これは年をとって多少棋力に衰えが出るかもしれない(人によって)時期まで続くと考えます。
 それで安定期ですから、概ね正しいハンデで対局すれば勝ったり負けたりになる筈。
  もし勝ってばかりとか、負けてばかりと言うのであればそれは安定期では無い。
 マア安定期の中でも人によって揺れ幅が違うでしょうが・・・ある一定の幅の中で揺れているとも考えられる。
 そういう事を前提に考えると、連勝していても『やがてこの分のツケが回って来るに違いない』と考えるから、勝つのは嬉しくても何割か割引みたいなところがある。

 比較の対象にするのはおかしいけれど、そこのところがプロとの違いですね。
  プロ棋士の場合、いや他のプロスポーツでも同じですが、全てノーハンデで戦っている。
  従って仮に棋力が他の人を超越しているのなら生涯無敗だって可能性が無いとは言えない・・・マア極端ですが。
 しかしアマの場合、それも点数制度では1戦の結果によってハンデを決めるための点数が変わる。
  この点数と言うのは、単に棋力の指標と言う事では無くてハンデを決めるための物差しで、ハンデとは勝率50%を目指している。
 従って競馬ではないがベストハンデなるものがあったとすれば、理想は勝ったり負けたりになる。
 そういう環境で碁を打ちながら、気持ちは全勝を理想とするのですから大きな矛盾です。

 最近そんな事もあって、たまに好調で3連勝などすると、『マア連勝もこんなもので、そろそろバランス的負けになる筈』と思ったりする。
 だからと言っていい加減に打つわけではないが、負けてもがっかりはしないというクッションではある。
 それと、思いきった作戦とか、思い切った手を打つには良い時期ですネ。
  『どうせ、そろそろ負け頃』と言うといい加減に聞こえますが、まあ失敗してもダメージは小さい。

 今日の午後そういう感じで思い切って行ってしまった!。
  相手は同県の人で向こう先・・・
   きっと、『今日のaizomechouはいつにも増してバカみたいな手ばかり』と思った事でしょう。
 ”やはり”見事に潰されてしまいました。
  こういう負けは引きずらないと思います。
 『負けて元々』だったはず・・・。