なんとなく囲碁夜話

私は囲碁が好きだ。初めはなんとなく、ニアミスを繰り返し、深みに嵌ってしまった。

ダメな日・ダメな時

2010-09-24 00:00:08 | Weblog
 囲碁は勝負事ですから、お芝居的に言うと「自分に負けるではないゾ!」と言う事が、一番初めに来ます。
 真剣勝負で凄腕の相手に善戦及ばず切られてしまう場合も、自分のミスで躓いて負けるのも同じ負けで有り、素人の場合はこの自分から繰り出すミスで勝負が決まることが多い・・・殆どだと言えるような気がします。
 勝った時は実力で、負ける時は自分のミス・・・そんなに都合の良い事は言いません。
  お互いミスをした方が負ける。
 但しミスにも大まかに言うと2つあって、一つは自分の致命的な形を提供する場合、もう一つは相手のミスを咎めないミス。
 相手のミスを咎めそこなうと、相手は命拾いどころか法外な利益を得たりする。
  相手の利益がこちらの損害になる場合は、損益は2倍効果。

 対局中に良くある事・・・
  ある局面で打ってみたい手がある場合、その変化が読み切れないあるいは途中相手が反撃を繰り出した場合の結論が難しい・・・そんな時堅実な人で有れば・いや普通の人ならかもしれないけれどそういう危ない手は見送るに違いない。
 私もそうは思うのだが、自分の「そう打ちたい気持ち」に負ける事が多い。
  そういう時、思わぬ結論になる事も多いが、不明な部分を追及されず、大まかな読み通りに進行すれば、結果はオーライ。
 但し、そこでもし相手が反撃をしてきた場合・・・と言う想定の場面に差し掛かり、悪い予想通りに反撃される場合は、概ね作戦自体失敗に終わることが多い。
 つまり、先戦全体の中に「不明な危ない点」を含みながら実施する場合い結末でしょう。
  
 問題の場面で相手の手が止まった場合=概ね作戦失敗。
  ところが相手の手は止まったが、再度こちらの読み通り=期待通りに流れて行く場合がある。
 この場合は局後並べ直して再検証ですネ。
  私の読み切れていない部分があって、当方は見切り発車で進行しているのが、相手はきちんと読んだ末の結論の場合がある。
 この場合は勝負の結果はともかく、この局面での読みでは負けたことになるかも知れません。

 さて囲碁で数々の失敗を重ねていますが、最近始めたバード写真でも失敗の連続。
  今朝の大失敗は・・・朝起きて6時にはいつもの池に行きました。
 天気予報では雨だし、やがて台風の影響があるかもしれない事は分かっていましたが、窓を開けると直ぐに降りだしそうもないし、仮に降ってきたら家までダッシュで5分問う事で、今日も出発。
 但し飲み物ペットボトルを忘れる、バード待ちの時の折りたたみ椅子を、どうせ短時間だろうと持って行かなかったのも失敗。
 何と言っても恥ずかしい・・・自分しか知りませんが・・・手始めにアオサギが来ていたので取り敢えず今日の記録的に撮影、続いてゴイサギの幼鳥が来ていたので撮影。
 「ゴイサギ君(男の子かな?)大きくなったね」「夜行性だと聞いていたけれど、子供は昼間出歩くのかな?」などと、脚本的に台詞をつけて遊んでいまして、次いで池に来ると真ん中の岩にハクセキレイが止まっていて結構可愛かったので撮影。
 さて、「本命のカワセミの到着待ち」と思ったら、カメラに「メモリー不足」の表示。
  そう言えばここ数日メモリーカードも、写真機本体の記録も削除してない・・・いつもならメモリーカードの内容をパソコンに移した後、本体のメモリーを空にして置くのに・・・
 
 そう言えば昨日は午後一で出かけて直ぐに「バッテリー不足」と言う初歩的な躓き。
  今朝はもう少し高度?なミス。
 近くの松の枝の中にカワセミが入って、木の下の流れの中を見張っている状態で・・・
  これって時代劇の剣を構えて向かい合っているみたいな場面です。
 本当に松の木の茂みの中に居るのか?
  もしかして木の裏側から抜けて行っていないだろうか?
 などと疑心暗鬼と戦いながら時間が経過して行くのです。
  カワセミの場合、5分くらいジッと木の下の流れの中に小魚、蟹などが居ないか、そして周囲に危険は無いか観察している事がある。
 今朝はこれが10分近く続いた。
  上手く行くと川の中に飛び込んだ瞬間を見ることが出来るし、もしかしたら獲物を嘴に咥えて近くの岩に止まるかもしれない・・・と言う期待と、既にここには居ないという不安。
 今朝はカワセミが突然枝の茂みから出て下の川に向かって舞降りて来た!・・・が、スピードが遅い、これはシャッターチャンスではあるが、私はここで大失敗。
  カワセミは水面のすぐ上でホバーリング状態だった。
 ソレなのに、私のカメラのシャッタースピードが合わなかったので、せっかく撮れた写真も・・・小さな流れの上に水玉が浮かんでいるイメージ。
 そのぼんやりしたボールはカワセミなのに。

 鳥の写真でも大失敗続きです。
 上手いのは待つ事だけで、これは実生活とは正反対・・・囲碁の場合、相手が考慮中で有れば待つことしか無いわけですから、多少は似てますネ。