群馬県沼田市こしひかりの物語

旧新治村の田んぼでとれたコシヒカリの物語です。
それから、生活・リハビリについて、徒然なるままに書いています。

闘病の記⑥(うつからの脱出)

2008-07-07 15:44:21 | Weblog
 今までのキャリアとポジションをすべて失って文字通り無になってしまった。でもまだ生きている。後ろ向きの思考から脱出できたのは、生まれたばかりの新生児は、赤子というように何も無い状態で生まれてくる。このことと今の自分の状態が似ている。生まれ変わったのだ、発症した日が二度目の誕生日だと思えた、覚れた。負け惜しみでなく心の底から納得できたのだ。今からここから二度目の人生の始まりだ。歩くことや、手を動かす能力をこれから獲得すればいいのだ。幸い新生児と違って話すことはできるし、考えることもできる。楽しいことがいっぱい有りそうだ。今日はまだ誕生して14日目だ。新生児は一年経たなければ歩けないのだ。二回目の成人式(80歳)まで頑張ろう、これからの人生が楽しみになってワクワクしてきた。この日以降マイナス思考になることはなかった。
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