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曾祖父梅屋庄吉と盟友孫文、辛亥革命を語る

2011年06月24日 | 日本と中国

日本中国友好協会東京都連合会・同新宿支部(支部長弁護士平山知子)・後援:新宿区在日本中国大使館の記念講演会「 曾祖父梅屋庄吉と盟友孫文、辛亥革命を語る」がさる6月16日に千代田区主婦会館プラザエフで開かれ、160人満席の盛況だった。

講師:小坂文乃さん(日比谷松本楼常務、梅屋庄吉曾孫)松本楼のwebサイトには梅屋庄吉と孫文のことが紹介されています)

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挨拶:中山弘子新宿区長(日本の中心たる新宿の首長が参加されるだけでなく、挨拶までされるのはこの種の集会としては異例のことです!)

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挨拶:在日本中国大使館一等書記官盂素萍(う・そへい)さん。

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新宿区長中山弘子さんの挨拶の概要です。

皆さん、こんばんは。ご紹介いただきました新宿区長の中山弘子でございます。
  本日はこの「曾祖父梅屋庄吉と盟友孫文、辛亥革命を語る」に私ども新宿区も後援させていただいて、こういう風に私もお招きいただきましたことを大変に嬉しく思います。先ほど平山支部長さんからお話しがございましたように、新宿区はこの梅屋庄吉と大変にゆかりが有ります。こうした講演会が盛大に行われることを、とても嬉しく思っております。私は新宿の街の歴史、この街が持っている記憶をみんなで共有して、そしてこの町の文化や歴史を大切にする街づくりを進めております。
  そうした意味では、私どもにとって百人町2丁目のところに梅屋庄吉が撮影所と邸宅を構えていた、そしてそこに孫文との関係で大変に足跡が有ることは本当に区民にとって大きな誇りです。実はこのことについて今日、小坂文乃さんの方から大変詳しいお話しが有るかと思いますが、小坂文乃さんからこういう著書を出されたんですね、『革命をプロデュ―スした日本人・評伝梅屋庄吉』、実は私小阪文乃さんのお父様がロータリークラブの会員で、日比谷の松本楼を経営されているわけで、小坂文乃さんはそちらで活動されていますけれども、お会いした時にですね、「区長さん、梅屋庄吉という話を知っていますか?」と言われて、私はその時知っていたので、ご親族の方にお会いできたのはとても嬉しかったんです。で、また今日小坂文乃さんにお会いできて、実は本も送りいただいたりしましてとても嬉しく思いましたけれども、新宿の町は明治のころから、中国の方々がたくさん見えて多くの交流が有り、行き来が有ったということは素晴らしいことです。
  今日具体的な話は小坂さんの方からたくさんうかがえたらと思いますけれども、実はこの梅屋庄吉のことにつきましては、新宿で活動していた品川良正さんという脚本家でかつ演劇の演出を行っている方が、紀伊国屋ホールで「梅屋庄吉」という演劇を上演したこともございまして、2007年くらいからですか、それまでは知る人ぞ知るということで多くの人は知らなかった、私も知らされた時には「そういうことであったのか、やはり土地が持っている記憶と言うのは、私たちにとって本当にこれからの私たちの活動を勇気づけてくれるものだなという風に思いました。
  また、一つの思いを持ちましたのは、実は私その梅屋庄吉邸の豪邸が有ったその大きな撮影所と邸宅があり、また孫文と宋家の三姉妹の次女である宋慶齢との結婚式もそこで行われたという邸宅の近くを、平成の初めのころ、ですから20年以上前ですが、私そのころ東京都の職員でして、今は東京都健康安全研究センターと言っているのですが、当時は東京都立衛生研究所と言っておりましたけれども、大久保駅からそこの脇を通って通っていた、そこに梅屋庄吉さんと孫文、宋慶齢さんの足跡が有ったんだということをどうしても伝えたいと思って、実は区報に、これはいつも15日号に書いているのですが、書いたこともあります。区民の方からもとても反響が有りましたり、それから近くの方々が実はそうだったんだ、というようなことで、土地の記憶、歴史を共有できる、そしてまた先ほど平山支部長からもお話しがございましたように、新宿の町というのは多くの足跡の交流が有る町で、今は人口が32万人くらいですけれども、そのうちの11%、約3万5000人にも及ぶ外国籍の方々がいらして、それで一番多いのが韓国の方々で1万5000人くらいですけれども、2番目にグングンと伸びているのが中国の方々で、1万2000人くらいになって来ています。そういったまさにアジアの交流の起点として、私は新宿に外国籍の方々が多く住むということを積極的な特徴としてプラスメッセージを発信できる多文化共生のまちづくりを進めたいということで、区民のみなさんとともに進めています。
  そうしたまさに誇りうる、先駆けである梅屋庄吉、そして孫文の活動について、皆さま方がこのような講演会を催していただいたことに御礼を申しあげましてごあいさつとさせていただきます。本当に今日は有難うございました。


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