5月25日朝日新聞「耕論」は『「排除ベンチ」置かれる街』でした。論者は「無意識のうちに心削られ」、「矛先はいつか自分に向く」、「『きれいに』消される貧しさ」と嘆いています。
「自己責任論が強まりホームレスは、排除の対象となりました。新自由主義的価値観も広がり、公共空間をサービス業モデルで考えるようになった。」、「公共空間はとは誰でが居られる場所です。その空間をつくるために税金が使われているし、そうした空間がいかに多くあるかが都市の品格です。」、「都市そのものを経済成長の手段とすることが当然視され、公園をビジネス化し、公有地を民間に売り渡す。」と論者は警告しています。
住んでいる世田谷区でも、「公園のこどもの声がうるさい」、「園児の声がうるさいから保育園の建設反対」、「除夜の鐘がうるさい」等々公共空間についての意見・異見が相次いでます。
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