6月13日の水曜日にNHKのクローズアップ現代という番組で、
「薬漬けになりたくない~向精神薬をのむ子供~」が放送されました。
番組タイトルに関心があり、放送の時間には観られなかったので、
ビデオに撮り先日みました。
この放送が事実なら、大変怖い現実が広がりつつあると感じました。
発達障害と思われるお子さんに、
早ければ1、2歳から向精神薬を処方している医師が少数ですがいるとのこと。
信じられません。
薬による副作用が大きな問題になっているようです。
番組に出ていた解説者の方によると、10年位前から処方が増えているようです。
子供は、元氣に飛び回り、大人には理解できない行動もすると思います。
解説者の方は、
「12歳位までは、薬に頼らなくても多くの子供が改善できる。」
と話されていました。
中には、薬が必要な子供もいると思いますが、
親や先生方に時間がなく、成長を見守る余裕がないのが現実のようです。
番組の中で小児神経科の先生方が研修をされていて、
「子供の氣持ちに寄り添うことが大切。」と話されていたことは、
少し救いになりました。
病名がないだけで、昔から今の発達障害と同じような行動の子供はいたはずです。
鍼では、昔から小児鍼といって、
専用の鍼を使い、軽い軽擦や接触をする治療法があります。
子供は氣の巡りが早いので、軽い刺激で身心が変化します。
お灸にも、
ちりげの灸といって、
疳の虫に効果があるツボは、鍼灸師なら誰でも知っています。
小児ぜんそく、夜泣き、夜尿症などにも使われていますよ。
薬を使用する前に是非、
小児鍼、灸をお試しいただきたいと心から思った番組でした。
当治療室で使用している小児鍼(左端は大きさの比較のためのマッチ棒です)