明美指圧はりきゅう室の健康歳時記

季節の変化を身心で感じていますか?

小児鍼はいかがでしょうか?

2012-06-19 20:42:00 | 日記・エッセイ・コラム

6月13日の水曜日にNHKのクローズアップ現代という番組で、

「薬漬けになりたくない~向精神薬をのむ子供~」が放送されました。

番組タイトルに関心があり、放送の時間には観られなかったので、

ビデオに撮り先日みました。

この放送が事実なら、大変怖い現実が広がりつつあると感じました。

発達障害と思われるお子さんに、

早ければ1、2歳から向精神薬を処方している医師が少数ですがいるとのこと。

信じられません。

薬による副作用が大きな問題になっているようです。

番組に出ていた解説者の方によると、10年位前から処方が増えているようです。

子供は、元氣に飛び回り、大人には理解できない行動もすると思います。

解説者の方は、

「12歳位までは、薬に頼らなくても多くの子供が改善できる。」

と話されていました。

中には、薬が必要な子供もいると思いますが、

親や先生方に時間がなく、成長を見守る余裕がないのが現実のようです。

番組の中で小児神経科の先生方が研修をされていて、

「子供の氣持ちに寄り添うことが大切。」と話されていたことは、

少し救いになりました。

病名がないだけで、昔から今の発達障害と同じような行動の子供はいたはずです。

鍼では、昔から小児鍼といって、

専用の鍼を使い、軽い軽擦や接触をする治療法があります。

子供は氣の巡りが早いので、軽い刺激で身心が変化します。

お灸にも、

ちりげの灸といって、

疳の虫に効果があるツボは、鍼灸師なら誰でも知っています。

小児ぜんそく、夜泣き、夜尿症などにも使われていますよ。

薬を使用する前に是非、

小児鍼、灸をお試しいただきたいと心から思った番組でした。

当治療室で使用している小児鍼(左端は大きさの比較のためのマッチ棒です)

Photo


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