6月7、8、9日の3日間、
(公社)全日本鍼灸学会 学術大会に参加してきました。
私が参加した目的は、大きく2つ。
ひとつは、
脳卒中リハビリテーションの革新を目指す促通反復療法(川平法)
の川平和美先生の講演を直接お聞きしたかったこと。
2つ目は、
首藤傳明先生の実技セッションとランチョンラミナーに参加して、
直接お話を聞きたい。と思ったからです。
川平先生は、昨年テレビ出演された時に初めて拝見しました。
脳卒中リハビリテーションに促通反復療法を取り入れ、
回復されていく患者さんを見まして、鍼灸師としても参考になることがあると思いました。
全ての方が対象になるわけではないようですが、
患者さんと術者の両方の意識と行動で変わっていくようです。
動画も拝見し、昨年のテレビ放送時より、更に進化していて、
振動を加えるのがポイント、とのことでした。
動画を見ただけで実際にすぐできるわけではありませんが、
後遺症のある方に、紹介できればと思います。
首藤先生は、経絡治療をされていますが、
超旋刺という刺鍼法を、動画で実技公開されました。
浅くても氣を感じて刺鍼することが大事。
それに加え、「上達のコツ」も紹介下さり、
やはり日々勉強しかない。との結論。
東洋医学だけでなく、医療全般、自分自身にも刺鍼し練習。
日々鍼をすることで、氣血の滞りを防ぐので、病にかかりにくいが、
鍼をしていないと、気が滞り、それにより血も滞り、腫瘍となる。
だから、自分に鍼をして病を遠ざけることが大事と。
また、壁にぶつかり、試行錯誤していくことが、成長につながる。
先生も40年かけて自信をつけてきた。と話され、少し希望がもてました。
他にも、色々なテーマの講義も受けましたので、
今後の臨床に役立てていきます。